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肯定的な学習観を育む(2)

「肯定的な学習観を育む」というテーマで3回にわたりご説明しています。

2日目は

お勉強を「義務」にしないで、かつお子さまにお勉強に向かわせるには、どうすれば良いのでしょうか、考えてまいりましょう。

 

1日目 肯定的な学習観を育む(1)はこちらから。

昨日、学業優秀な学生が、
親に「勉強しなさい」と言われてこなかったという話に触れました。

このような話に対して、
「つまり、親がほったらかしにしていた子の中から、お勉強に興味を持った一部の子が受験に合格したのか」
「結局、親は子の勉強に対して口出ししたらいけないのか」
と考えるのは、解釈が少し違っています。


彼らは、親から「勉強しなさい」と言われてこなかったものの、
その代わりに、自然に勉強をするように促すための働きかけや環境設定は、さまざまにあったはずです。

成績優秀な子は幼少期、
「勉強しなさい」に変わるあるアプローチを両親から受けている場合が多いです。

それは、
「(一緒に)を勉強しよう」
といった声かけ・アプローチです。


わが子に、お勉強をさせようとするのではなく、
その代わりに、お父さま、あるいはお母さまが自らお勉強に意識を向ける。

そうすることによって、
お子さまは自然とお勉強に対して興味関心を持つようになります。


お子さま(特に乳幼児期のお子さま)にとって、
最大の関心ごとのひとつは「お母さま」そして「お父さま」です。

自分が興味を持っている、お母さまやお父さまが興味を示している物事について、
お子さまも、自然と興味を持ちやすくなります。

大好きなお母さんやお父さんが楽しそうに取り組んでいることがある。
「これってなんだろう?」
と興味を持つところが、
肯定的な学習観の入り口です。

そのように考えると、
お母さまやお父さまが、
お子さまが取り組むお勉強の内容について、
前向きな興味や関心を持つことが、
何よりも大事になってきます。


ご自身も、お勉強に対して前向きな捉え方をしているお父さま・お母さまにとっては、
お子さまの学びに興味を向けることは、特別なことではないはずです。
日々更新される「乳幼児期のわが子の学び」の過程そのものが、新しい知的好奇心の対象になるはずだからです。
(わが子の目覚ましい成長に触れる日々には、驚かされることがたくさんあることでしょう。)

いっぽう、ご自身がお勉強に対して苦手意識があったり、お勉強について、あまり自信を持てなかったりする場合でも、
「お子さまと一緒にもう一度学び直そう」といった感覚で、お子さまの学びに向き合うことによって、
新たに「学びの面白さ」を発見することができるかもしれません。


お子さまと一緒にお勉強に取り組む時間に対して、
お母さまやお父さまも、ぜひ前向きな興味や好奇心を持って取り組んでみてください。

明日のブログでは、お勉強の取り組みが
「うまくいかなかった時」に
どのような対応をするべきなのか
について書いていきます。

 


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