国立小学校受験の「本番」まであと1ヶ月前後。直前期のお勉強を進める上で大切な「基礎」となる5つのポイントについて。
国立小受験の「本番」が近づいてきています。
もうすぐ、10月が終わり、11月になろうとしています。
11月は、24日、25日に、東京学芸大学附属の4校(竹早小・大泉小・小金井小・世田谷小)の調査本番があります。
そして、翌12月には、
7〜9日で、お茶の水女子大学附属小学校
16〜18日で、筑波大学附属小学校
の第二次選考、本番が控えています。
学芸大附属の各小学校については、本番まで1ヶ月を切ってきています。
お茶の水小、筑波小に関しても、
それぞれ、本番まで約40日(お茶の水小)、50日(筑波小)となっています。
これからの時期は、
これまでの生活で経験してきたことや、
ご自宅やお教室で学んできたことで身についている力を、
本番で、100%出し切るための「仕上げの期間」です。
心身ともに、コンディションを整えていく時期、と言えるでしょう。
そんな直前期において、
特に大切なことを、順に5つ挙げます。
ご家庭での過ごし方を振り返って、確認をしてみてください。
小学校受験の直前期であっても、むしろ、直前期だからこそ大切!な5つのポイント
①まず何よりも、就寝・起床時刻のコントロールをしましょう。
夜更かし、朝寝坊や、
極端な時間の早起きは厳禁です。
体内の「1日のリズム」を整えることが、
本番の時間帯に、ベストパフォーマンスを出せることにつながります。
睡眠不足は、健康のみならず、学習効果としても「大敵」です。
その日の「やりたいお勉強」よりも、就寝時刻を優先するようにすると良いでしょう。
②適切な量の食事を摂るようにしましょう。
「腹が減っては戦はできぬ。」という言葉がありますが、
これは、「お勉強」においても共通です。
適切な栄養を身体に取り入れることで、
学びを積み上げる力も高まります。
エネルギーとなる糖質、脂質、(お米など)
身体を作るタンパク質、(お肉やお魚、大豆製品など)
体の調子を整えるビタミン、ミネラル、(お野菜・果物など)
お腹の調子を良くする食物繊維、(お野菜、とくに芋類や根菜など)
バランスよく食べましょう。
現代の食の傾向として、
これは大人にも当てはまるかもしれませんが、
「糖質過多」「脂質過多」を気にした方が良いように思います。
具体的には、
・清涼飲料水(炭酸飲料やスポーツドリンクなど)
・ファストフード
・スナック菓子
・菓子パン
などを常飲、常食している場合などには注意です。
糖質過多の食事(間食を含む)をとると、
体内の血糖値が急上昇し、その後急降下するそうですが、
それによって、「眠気」「集中力の低下」「気持ちのコントロールができない」ということにつながりやすくなるようです。
(いずれも、日常のお勉強の進捗を妨げることになるでしょう。)
また、脂質に関しても、
血管内の健康状態に影響するようですので、
結果的に、脂質の質が脳内の栄養状態の良し悪しを左右します。
「糖質」「脂質」ともに、
まったく摂らない、というのは極端に走りすぎで、「過ぎたるはなお」の典型であるともいえますが、
特に意識をしていない場合は、「摂りすぎ」である可能性が高いですので、
適度に食べる、バランスの良い食事を心がけたいものです。
どうしても、「睡眠」「食事」を抜きには語れないので、
結局、直前期であっても、この2つがツートップになりました。
当然ながら、これは受験直前期に限らず、各ステージのお子さまの発育から、ひいては成人の健康管理の上でも大切だと考えています。
③意図的な「ストレス発散」を企画する
さまざまな「お約束」を守ることになる受験本番、
いくら「自然体で」と言っても、やはりそこはTPOに応じて「お兄さん」「お姉さん」であることが求められます。
そして、その本番に向けた準備期間においても、
お子さまは、誰もが例外なく「頑張って」いるはずです。
知らず知らずのうちに、ストレスが溜まっている、ということはあるはずです。
そして、溜まったものは、どこかで溢れてしまう可能性があります。
それが、受験本番のふとしたタイミングとなってしまうかもしれません。
あるいは、受験直前の「自由時間」に、普通では考えられないような無茶をしてしまうことによる事故につながることもありえます。
そうならないためにも、
お父さま、お母さまの目の届くタイミングで、
あえて、「思いっきり遊ぶ」という時間を作るようにすると良いでしょう。
そんなつもりがなくても、
ついつい、お勉強に熱が入りすぎて、「遊び」をおろそかにしてしまっているかもしれません。
意識しないと作れないかもしれませんが、
ぜひ、「お勉強」をまったく意識しない遊びの時間を作ってみてください。
もちろん、安全第一で、遊ぶことは、これからの時期の「鉄則」です。
④これまでのお勉強を振り返りながら「成長」を親子で確かめる。
本番が近づくと、
どうしても、「合格ライン」を想定してお勉強を進めることになるでしょう。
それ自体は、必要なことと思いますし、
「理想形」をイメージしなければ、何を目指していけば良いかがわからなくなってしまいます。
ですが、
「理想のゴール」をイメージする一方で、
「過去の自分との比較」も、合わせておこないながら学習を進めていきましょう。
「以前から比べて、こんなにできるようになったね。」ということを確かめながらお勉強を進めることが、
お子さまの「できる!」という自信につながります。
ものすごく極端な話ですが、
仮に「合格ライン」というものが存在するとしたら、
本番のその日に、初めてそのラインを超えた場合でも、「合格」となるわけです。
本番の1ヶ月前のタイミングで、その「合格ライン」を超えていることが絶対条件であるわけではありません。
そう考えると、
仮に、今の時点で「できない」ことがあったとしても、
そこにあまり意識をフォーカスしすぎない方が良いです。
「できない」という苦手意識に繋がり、直前期のスランプの原因となります。
「できない」は、集中的に特訓をして、「できる」に変えてあげれば良いだけです。
今の「できる」に目を向けることで、
「できない」を「できる」に変えていけるという自信を持つことができます。
これまでの生活やお勉強を積み重ねてきた中で、
当然のように「できる」ようになってきたことの方が、
むしろ、たくさんあるはずです。
できる限り、そこに目を向けていきましょう。
⑤1日の最後は「良く頑張ったね!」「大好きだよ!」の「マル」で終える。
その日のお勉強が、
たくさんできても、少しだけにとどまっても、
上手にできても、思い通りに正解できなくても、
それらは、お子さまの価値を上げもしなければ、下げもしません。
わが子が元気で、親子で笑って過ごせること。
それが、何よりも大切な「土台」であるはずです。
今日も、お子さまは、たくさんの挑戦をしたはずです。
そんなお子さまの、存在そのものを全肯定して、1日を終えるようにしましょう。
それが、明日の挑戦や、成長につながる最大の力になります。
以上、受験本番を直前に控えた今だからこそ、
あらためて、立ち返っていただきたい「基本」についてご紹介しました。
次回のブログでは、
直前期の学習を進める上で、「お教室(直前講座)」を活用する上での留意点についてまとめます。
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