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筑波小の点図形は「始点と終点」で解ける|重ね図形・回転図形のコツ

筑波小のペーパー課題でも頻出の「点図形(重ね図形・回転図形)」は、

「始点」と「終点」を意識するだけで正答率が大きく変わります。

 

・斜めの線がうまく引けない

・回転すると崩れる

・重ね図形で迷う

こうしたつまずきは、すべて同じ原因です。

 

この記事では、実際の指導現場で使っている具体的な解き方の手順を解説します。

 

 

重ね図形、回転図形の「点図形」形式の問題の解き方のコツについて、ご紹介します。

 

昨日の、「筑波小対策 図形課題集中特訓」を受けてのご質問にもありました、

「点図形」の問題の解き方のコツを、ご紹介します。

 

 

 

点図形の基本手順

 

①始点を確認する

②終点を確認する

③その2点を「一直線で結ぶ」と意識する

④方向は考えず、始点から終点に向けて線を書く

 

 

 

例えば、以下の「点図形」の問題を例にとって考えてみましょう。

 

問)左のお部屋の形と同じになるように、右の点を結んでください。

 

 

このような「同じように書き写す」問題でも、初めは難しいかもしれません。

 

 

例えば、この形の中の1本の線(赤色の線)について考えてみましょう。

 

 

「縦の線」「横の線」と比べると、「斜めの線」は難易度が上がります

 

なぜならば、線を「〇〇」の方向に向かって書いていく、という考え方で、点図形の問題に取り組む場合が多いからです。

 

縦の線なら「下」に、横の線なら「右」に線を書いていけば、問題ありません、

ところが、この右斜め下に伸びる線の場合、少し困ったことが起こります。

 

 

 

 

目的とする点まで、正しく線を書くことができない、という場合も、珍しくはありません。

点図形が苦手なお子さまの多くが、「方向(右・下など)」で線を書こうとするため、

斜めの線を書くときにイメージする「右下」の向きが実際と異なり、ズレが生じます

 

 

 

そこで、「始点」と「終点」を意識する考え方の登場です。

 

 

 

 

 

点図形の問題について、まずは、

「始点」と「終点」を意識して、正しく書き写すことができているか、から、確かめるようにしてください。

 

この段階を一足飛びにして、重ね図形や回転図形に取り組もうとしても、

なかなかうまくいかないことも多いでしょう。

 

 

その上で、「重ね図形」「回転図形」の解き方のコツをみていきます。

 

「重ね図形(折り重ね)」:始点と終点について「近くは近く」「遠くは遠く」

 

横にずらして重ねる重ね図形については、

先ほどの「同じように書き写す」ができれば問題なく解けるので、ここではその説明は割愛します。

 

 

ここでは、真ん中の線で折って重ねる場合の重ね図形(ひっくり返したり裏返したりする「反転」や、鏡に映すなどの「線対称」系の問題を含む)について考えていきます。

 

 

問)真ん中の太い線で折ったときに、左の線がぴったり重なるように、右側のお部屋の点と点を赤のクーピーで結んでください。

 

 

今回も、同様に、先ほどの例と同じ直線について考えていきましょう。

 

 

 

この直線の「始点」と「終点」を考えると、右側の赤で示した点となります。

 

 

折り重ねる重ね図形については、

「近くは近く」「遠くは遠く」を合言葉にして考えるのがポイントです。

 

 

始点と終点が分かれば、

あとは、始点から終点に向かって線を引くだけです。

 

 

 

上記の点図形については、「マス」単位で考えることもできます。

 

 

 

これも「一番下の『遠く』」と認識できれば、

一気に、形を書くことができるはずです。

 

 

同様に、

 

こちらの形も、同じようにひとつの「まとまり」として考えることができますね。

 

 

 

回転図形(回転位置移動):始点・終点を「右(左)に○回まわす」

 

今度は、回転図形についてみていきます。

 

昨日の筑波講習でも出題した、この問題を例に考えていきましょう。

 

問)左の形を右に1回だけ回した時の形を、右のお部屋に赤のクーピーで書いてください。

 

 

まずは、この直線について考えていきましょう。

 

始点と終点は、「真ん中の点」と「右上の点」ですから、

「右に1回」だけ回ったとき、

「真ん中の点」は移動しないため「真ん中」のまま

で、

「右上の点」は「右下」に来ることがわかります。

 

 

 

あとは、これまでと一緒です。

 

 

回転図形でも、「ひとまとまりの形」として考えることは有効です。

 

例えば、この「長四角も」、

 

 

このように、それぞれの対応する頂点の位置を見つけられれば、

 

 

 

 

 

最後の1本の直線も、

 

 

 

こうすることで、スムーズに答えを書くことができるようになります。

 

 

 

あわせて読みたい

『方眼上の「回転位置移動」の導入問題の解き方』

 

 

まずは、基本的な「解き方の手順」を理解しましょう。

 

やり方を理解したら、あとは「練習あるのみ」です。

 

 

実際に解答をするときは、

ひとつひとつを言語化しているわけではなく、同じような思考を高速で行いながら、

ためらいなく線を書いていくことになります。

 

これには、「慣れ」による技術の向上も必要になってきます。

 

ペーパー課題も、ある種の運動競技だと言っても良いでしょう。

 

 

逆に言えば、

理屈を理解することができたら、

あとは、繰り返し練習をすることで、どんどんスピードアップしていけるのが、ペーパー課題の特徴でもあります。

 

 

まずは、基本の考え方を理解して、

そこから、繰り返し手を動かして「スピード」を身につけていきましょう。

 

 

同じペーパーの問題も、

何度も取り組んで、「自己最高記録」の更新を目指してください。

 

ゲーム感覚で、楽しみながらペーパー課題に取り組んでいき、

いつの間にか、ペーパー課題を「得意科目」へと変えていきましょう。

 

このような図形問題は、

「理解→反復→スピード化」まで一貫して取り組むことが重要です。

 

当教室では、筑波小レベルの図形問題に特化したトレーニングもおこなっています。

 

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