国立小受験の出願に必要な「写真」は、いつ、どのように準備したらよいの?
来月から、順次、国立小受験の出願がスタートします。
2月ごろに入試がある中学・高校・大学受験と違い、
国立小受験の「本番」は、
例年、11月から12月の間です。
それに先立った「出願」の手続きについては、
9月、10月からスタートしていきます。
そして、小学校受験の「出願」などの手続きに際して、
お子さまの「写真」が必要になります。
国立小受験における「写真」、どのような写真が必要か。
例えば、私立小の中には、
お子さまだけでなく、家族写真が必要、とされる学校があり、
「国立小でも、家族写真が必要なのか」と気になります。
結論から書くと、
都内の国立小6校については、
受験に際しての家族写真は必要ありません。
(なお、埼玉大学教育学部附属小学校については、願書の写真以外に、本人と保護者の写真を写真票として準備します。)
国立小の写真については、
「本人確認」のため、というのが第一目的です。
ですから、
「必ずしもスタジオで写真を撮る必要がある」というわけでもありません。
とはいえ、
「せっかくなら、しっかりと写真を撮ってもらいたい。」
というふうに考えた場合は、
スタジオに予約をして、願書用の写真撮影の準備を進めていくと良いでしょう。
写真のサイズについては、昨年度までは、
・筑波小…5.5×7.5
・お茶の水小…6×8
・竹早小・小金井小…3×4
・世田谷小・大泉小…4×5
(横×縦、単位cm)
で、この数年、変更がありません。
※ただし、正確な情報は今年度の募集要項や願書の原本にて、必ず確認するようにしてください。
複数の学校に出願を予定している場合などで、
写真のサイズが異なる場合もあるかもしれません。
そういった場合も、
写真スタジオさんですと、焼き増しの際に調整をしてもらえるので安心です。
ただし、実際の撮影は、もう少しだけ待ったほうが良い場合があります。
なお、都内の国立小6校において、
写真の提出が必要になるタイミングと、写真の有効期限をまとめます。
すると、「いつ以降に写真を撮影するとよいか」が見えてきます。
・筑波小…第二次選考出願時(昨年度の期間は10/14〜10/16)・写真は3か月以内のもの
→8月の3週目以降(今年度の出願〜検定が1か月遅くなり一昨年までと同時期になる場合も考慮した場合)
・お茶の水小…二次検定当日(昨年度は12/8〜10)・写真は3か月以内のもの
→9/10以降
・竹早小…第二次選考出願時(昨年度は10/28,29)・写真は1か月以内のもの
→10月以降
・小金井小…出願時(昨年度は9/23〜10/2)・写真は3か月以内のもの
→7/3以降(今から撮影しても大丈夫です。)
・世田谷小…出願時(昨年度は9/23〜10/2)・写真は1か月以内のもの
→9/3以降
・大泉小…第2次選考出願時(昨年度は10/31,11/3,4、今年度は11月上旬ごろと案内)・写真は1か月以内のもの
→10/5以降
※これらも、あくまでも「昨年度の日程」を参考に出している時期ですので、詳細については、必ず募集要項等にて確認をしていただきたいです。あくまでも、「大まかな目安」としてご活用ください。
国立小受験の願書の写真を撮影するときに注意することは
願書や受験票の写真は、
・上半身のみ
・無帽
・正面向き
・背景なし
・名前(名札)や園章(バッジ)などが見えないもの
といった規定が書かれていたりしますが、
基本的に、特に指定がない場合でも、上記に沿って撮影すれば問題ないでしょう。
また、国立小の写真については、
願書・および受験票での「本人確認」の目的で使用されるものとなっています。
写真が合否の決め手になる、というものではないでしょうが、
少なくとも、
・「決められた規定をまもって貼付をすること」(前述の写真サイズについてもそうですが、例えば大泉小・小金井小には「写真の裏に記名」という指定もあります。)
そして、本人確認の目的を果たすためにも、
できれば
・本番当日の服装や髪型を意識した装いで撮影すること
が望ましいです。
例えば、
本番当日に「眼鏡の着用」をするのであれば、
願書の写真も「眼鏡着用」とした方が良いでしょう。
そうすると、
お子さまの学習の様子をご覧になっていて、
・ペーパーの視点が定まっていない
というような場合は、
視力矯正の要否を確認するためにも、視力検査をした上で、写真撮影に臨んだ方が良いかもしれません。
願書の写真ひとつをとっても、
撮影までの「準備」を考えると、
ひとつひとつ、進めていくことがありそうです。
ですが、
実際の撮影をするタイミングまでは、もう少し時間に余裕があります。
まずは、
試験本番の装いを確認しつつ、
お近くの写真スタジオに「願書用の証明写真を撮ってもらえるか」を問い合わせてみるところから、準備を始めてみましょう。