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小学校受験の「価値」は、ご家庭に決定権があります。

筑波小の第二次選考(検査)が終了しました。

 

昨日で、3日にわたって行われた筑波大学附属小学校の第二次選考(検査)が終了しました。

 

寒い中、本番をやりきって来られた皆様、

本当に、お疲れさまでした。

 

第二次選考の合否は、本日12月16日の15:00に発表される予定です。

 

 

 

これで、都内の国立小・都立小の受験の「本番」は全て終了したことになります。

 

「小学校受験」に向けた準備を始めた時期は、

ご家庭によってまちまちでしょうが、

 

小学校受験に取り組んだ、これまでの期間、

「小学校受験」を考えたからこそ、取り組んだということも、たくさんあったのではないでしょうか。

 

 

「受験のため」と取り組んだ、それらの取り組みは、

振り返ってみたら、受験がなくても、有意義な取り組みであったかもしれません。

 

むしろ反対に、小学校受験に向けた準備のサポートに関わらせていただいている身として、

「受験準備」の期間が、

皆様にとって、受験の枠組みを超えて、価値ある期間となっていることを、願ってやみません

 

 

 

何をもって、受験の「価値」を決めるか。

 

今年度も、お教室を通じて国立小受験の準備をご一緒した皆様の中には、

 

希望していた小学校のご縁をいただけた方、

本番にチャレンジしたものの願いが叶わなかった方、

そして、本番そのものを受験することができなかった方

 

が、それぞれいらっしゃいました。

 

 

特に、募集定員に対して志願者の数が多い国立小においては、

やむを得ず試験前後の抽選をしなければならない、

また、実際の「本番」においても、多数の受験者の中から限られた時間の中で合格者を決めなければならない、

といった制約があります。

 

 

そのような受験においては、

お子さまの魅力が、最大限に発揮されて、

それを試験官の先生方に見ていただけることもあれば、

 

「本番」当日の組み合わせやコンディションによっては、

お子さま本来の「良さ」が発揮しきれない、ということもあるでしょう。

 

 

 

同じ受験者で、再び試験を実施したら、

その結果は、また違ったものになるかもしれません。

 

 

小学校受験は、

その後の受験と比較しても「ご縁」の要素が大きいと言われています。

 

言い換えるならば、

小学校受験の「合否」は、

そのまま、お子さまやご家庭の「優劣」を判断するものではない、ということです。

 

 

 

小学校受験に向けた「準備」を重ねることは、

受験の「合格」を得る確率を高めることにつながりますが、

どれだけ準備を積み重ねたとしても、合格が「約束される」ことはありません

 

なぜなら、合否を決めるのは、学校側の役割だからです。

その結果を、受験者の側がコントロールすることはできません。

 

 

そうであるならば、

受験の「価値」の判断は、

合否という「結果」のみによってなされるべきではない。

 

私は、そのように考えています。

 

 

なぜならそれは、

皆様が取り組んできた時間や労力、情熱の価値を、

他者の判断に委ねることになってしまうからです。

 

 

 

もちろん、意中の学校から「合格」をいただけたら、嬉しいに決まっていますし、

「不合格」よりも、「合格」の方が良いに、決まっています。

 

ですが、合否とは別に、

「小学校受験」に向けて、取り組んできた期間についての価値を決めるのは、

それに取り組んだ、皆様ご自身であってほしいです。

 

 

受験の合否に関わらず、

小学校受験期のお勉強の積み重ねが、

小学校へ入学した後の学びにつながっていくことが何より重要です。

(なぜなら、どの小学校に入学したとしても、小学校での学習をうまくスタートできなかったら、その後の進学で苦しむことになってしまうからです。)

 

 

小学校受験期の学習は、小学生の学習とはすこし違います。

 

ですから、大切なのは、

今、小学校の「国語」や「算数」の学習ができるかどうか、ではなく、

小学校受験が終了したこの時点で、

次に取り組む小学生の学習に対して、前向きに取り組める「姿勢」や「態度」が身についているかどうか、です。

 

 

お勉強を前向きに取り組めるための「学習習慣」や「学習観」を身に付けられているか、どうか。

そして、そうなることを意図して、学習を進めて来られたか、どうか。

あるいは、うまくいかなかったことも含めて、それが今後に活かされる「経験」としてご家庭内に蓄積されているか。

 

この辺りが、

振り返って小学校受験期のお勉強の価値を考える上で、大切な視点ではないかと思えてなりません。

 

 

 

受験を経験した年長さんのご家庭の皆様は、

年末に向けて、「結果」も含めて小学校受験を振り返ることになると思います。

 

そして、小学校受験期の学びを消化したら、

次は、いよいよ小学校でのお勉強へと進んでいくことになります。

 

 

小学校受験に向けたお勉強を、お教室でご一緒させていただいた皆様が、

スムーズに、前向きに、小学生としてのお勉強をスタートしていけることを、

心から、願っております。

 

 

これから、小学校受験に向けた準備を進めていかれる年中さん、あるいは年少さんまでのご家庭の皆様も、

「何を目指して、どのように小学校受験を企画していくか」について、

ぜひ、ご家庭で考えていただく機会を持っていただけたらと、思っております。

 

 


 

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