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小学校受験のペーパー課題の価値(3)

小学校受験のペーパー課題の大まかな分野ごとに、
何が、幼少期の学習として価値があるのかについて3回にわたり、説明をしています。

 

最終日は
「基本となる運筆能力を育む課題」と
「季節や理科的な常識、マナーに対する興味関心・理解」
について書いていきます。

 

1日目 小学校受験のペーパー課題の価値(1)はこちらから。

2日目 小学校受験のペーパー課題の価値(2)はこちらから。

 

④基本となる運筆能力を育む課題

図形問題における「位置の対応」「位置の移動」や「点図形」の課題はもちろんのこと、
「正解に丸をつける」といった作業も含め、
鉛筆やクーピーペン、サインペンなどを持って解答をするペーパー学習では、
「思い通りに線や形を(すばやく)書く」力が求められています。

繰り返しペーパーの問題に取り組む上で、
この「運筆能力」も身に付いていきます。

もちろん、この運筆能力においては、
文字や数のワークやドリルをやっていくことでも身に付く課題ではあります。
運筆能力は、必ずしも小学校受験形式でのペーパー学習において身に付けなければいけない課題というわけではありません。

ただし、小学校受験の形式の問題に取り組むことによって、
副次的に運筆能力が身に付けられるというのも、また事実です。

・形を丁寧に書き写すこと
・徐々に、素早く書いていくこと
・しっかりとした筆圧で書くことができるようになった後は、逆にほどよく力を抜いて書いていくこと

こうしたことを意識しながら、ペーパー学習における「運筆」能力と向き合っていくことも、
小学校受験の課題を見据えた上で取り組めばこそかもしれません。


⑤季節や理科的な常識、マナーに対する興味関心・理解

小学校受験の問題「ならでは」とも言えるのが、
季節に関する常識問題です。

ある植物が、どの季節に花を咲かせるか?
こういった事は、小学校のお勉強で細かく学ぶものではないかもしれません。
しかしながら、「季節」について意識を向け、いろいろなことを知ることは、「四季」がある日本で生活をする上で、日々の生活の彩りを増す「素養」の1つだとも言えるでしょう。

季節について学ぶお勉強をきっかけに、道端のいろいろな自然に目を向けることもできるようになってくるかもしれません。
小学校受験の季節のお勉強をしていくからこそ、
親子で、「季節」を感じられる経験を増やしていくことも、できるのではないでしょうか。

「知っている」という事は、人生の豊かさに影響してきます。

もちろん小学校受験において学ぶことだけが人生の豊かさにつながるわけではありません。
しかしながら、そうした「知識」に対する貪欲さを身に付けるのは、
これもまた(「学び」に触れ始める)幼少期の学びにおける大きな目的の1つでもあります。


小学校受験のペーパーのお勉強小学校受験に向けたお勉強は、
ただ賢くなるためのものだけではなく、

素敵な小学生のお兄さん、お姉さん、ひいては、素敵な大人になるための土台作りだとも言えるのです。

 


以上、小学校受験に向けたペーパー課題に取り組むことの「価値」を5つのポイントから見てみましたが、

こうして考えてみると、
小学校受験のためのペーパー学習は、
就学前のお子さまにとって「やらない理由が見つからない」とすら言えるお勉強です。


初等教育のプロフェッショナルである小学校の先生が、
「入学の時に、こういうことは分かるように、できるようになっておいてほしい」と考えているものの集大成が、毎年の受験課題であり、
そうした受験課題をもとに編集されているのが、小学校受験に向けたペーパー教材です。

小学校受験の課題を理解できるようになっているということは、
小学校1年生の時点で、学校での学びをスムーズにスタートできる土台が作られている、ということでもあります。

小学校受験に向けてお勉強を進めている皆様、
「合格のため」だけでなく、
合格の「その先」をも見すえて、毎日のペーパー学習を進めてまいりましょう。


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