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お子さまの集中力のつけ方(2)

「お子さまの集中力のつけ方」というテーマで3回にわたりご説明しています。

2日目の今日も引き続き

お子さまの集中力を身に付けさせる上で、
私たち大人が気をつけていきたい
ことについて書いていきます。

 

1日目 お子さまの集中力のつけ方(1)はこちらから。

それは、お子さまが何かに取り組んでいるときに、
その集中を妨げない
ということです。

お子さまが何か好きなこと、得意なことに熱中をしている時、
その作業や活動を中断させることは無いでしょうか

もちろん、時と場合によっては、お子さまの活動を止めなければいけないということもあるでしょう。
(幼稚園や保育園に行かなければいけない時間になっているのに、お子さまがパズルに没頭しているとすれば、手を止めさせて登園を促さなければなりません。)

ですが、そうではない時、
たとえば、休日に自宅で過ごしている時など、
お子さまが興味を示している対象について、その興味を止めないことが必要です。
(大人の無自覚の声かけが、かえって子どもの集中を途切れさせるということもあります。)


興味を示しているものについて、集中して取り組む・没頭するという経験を積み重ねていけば、
お勉強に対しても、集中力を持続させることがやりやすくなるはずです。

もちろん、「好きなこと」と、お勉強とでは、
集中のしやすさや、その持続度合いについても違いが出てくることでしょう。
それでも、
「僕は(私は)、集中をすることができる能力がある」と思えていることは、
お勉強に集中する意識をお子さま自身が持つ上でも、大切なことです。

何でも良いので、「物事に集中する」という経験を繰り返し、
自分が集中することができる人間だということを知ることで、
どんどんと、お勉強に集中する土台を築いていくことができるはずです。

 

集中力を高める上で、もうひとつ大切なことがあります。
それは、

お勉強をする時の机上を整える」ということです。

お勉強に取り組むときに、
何か他のことに気が散ってしまうのは、
興味の対象が移るものが、手近なところにあるからかもしれません。

そのように考えると、
普段お勉強する机の上の環境も、

集中力を持続させるための、大きな要素の1つになってきます。

机の上や、そのそばに、
気になるおもちゃがあったり、
絵本が置いてあったり、
作りかけの作品が置いてあったりした場合、
お勉強をしていても、それらのものに気が向きやすくなってしまいます。


普段お勉強する机の上は、
少なくとも、お勉強に取り組むときは、
そのお勉強に使うもの以外は置かないようにすることが理想的です。

机の上を自分で整えることも、
お勉強の効果を高める上では大切になってきます。
(製作課題など、机の上を作業がしやすいように整える力も必要です。)

お勉強を始める時には、
手前に使っていたものを片付けることを習慣にしていくことで、
机の上の環境を整えた状態でお勉強に取り組むことができるでしょう。

 


また、集中力を高めるために、
お子さまと一緒に、「集中力を高めるトレーニング」をするのも良いかもしれません。

集中力を高めるトレーニングは、例えばこのようにしておこないます。

・机を前にして椅子に座る
・机の上に物を1つだけ置く(コップでもボールでも鉛筆でも、何でも)
・その物に意識を全て集中させる。
・意識がそこから離れたと感じたら、すぐに意識をそのものに戻すようにする

ぜひ、この記事をお読みいただいている皆様も、スマホやパソコンを閉じて、試しにやってみてください。
ものの10秒でも意識を集中することでだけでも、
なかなか難しいことがやってみるとわかるかと思います。

意識を集中させようとすればするほど
周りの物音が気になったり、
机の模様が気になったり、
今まで何とも思っていなかった足先の感覚が気になったりするものです。

そこをあえて、
目の前の物に意識を向けることを繰り返すことで、
意識を1点に集中する力が高まっていきます

明日のブログでは、さらにもうひとつ、
集中力を高める上で、重要なことに触れていきます。

 

 


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