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【国立小受験 専門 定期教室の会員の皆さまへ】定期教室の授業説明について。

本日も、国立小受験 専門 定期教室がありました。

ご参加の皆さま、本日も、ありがとうございます。

定期教室の「授業説明」について。

これまで、授業終了後に、

お教室にておこなっていました「授業説明」ですが、

昨今の社会情勢などを鑑みまして、

「授業後の教室内での授業説明は、当面の間は廃止」とさせていただくことにいたしました。

その代わりに、

授業説明の内容については、ブログ上で説明をいたします

本当なら、

「〇〇さん、ここにきて、ペーパー問題の集中度が、一気に上がってきてます。大変身ですよ。」

とか、

「〇〇くんは、課題は正解できなかったけど、問題や結果を楽しむ様子はバツグンでしたよ。」

など、

気づいたことは、お教室でその場でお伝えしていきたいところではあるのですが。

そうしたコメントについては、可能な限りで、お引き渡しの時にお伝えしていけたらと思います。

また、個人的なご質問については、

お引き渡しの際、あるいは授業後にご質問いただくことは、今後も可能です。

授業後でもいいですし、

あらためてメールで、というのでも構いません。

引き続き、お気軽に、ご質問いただけたらと思います。

と、いうわけで、

以下、本日の授業説明についてです。

①年長 月4クラス 第20回の授業説明

昨日に引き続き、お教室にご参加いただいた方も多かった月4クラスの皆さま。

本日も、お教室へのご参加ありがとうございます。

本日は、「図形問題総合」というテーマで、複数単元の図形問題を、テスト形式で解いていく「まとめの学習」を行いました。

●ペーパー学習

ペーパー学習は、ひとつひとつのページが、やや難しめの問題でした。

以下、それぞれの問題の「解答のポイント」「留意点」についてお伝えします。

①同図形発見

同じ形を見つける、のではなく、

違っている形を見つける「消去法」を使って解く問題です。

スムーズに解くことができているお子さまも多かった印象です。

同図形発見は、「部分に着目する」という意味で、

直前期から試験当日まで、ウォーミングアップとして取り組んでみてください

②図形構成

辺の「数」と「長さ」について意識しながら解く問題でした。

3問目が「左から1番目と3番目」と、正解が2つあります。(解答の表記不備があったので明日、バックナンバーのデータを修正予定です。)

「正解は1つだけではない」という可能性なども含めて、時間があまったら「見直し」をすることができると良いでしょう。

「見直し」は「やってるフリ」をしたら良いというのではなく、

時間いっぱいを使って、最後の最後まで確認をする癖をつけていきます。

これは、小学校以降のテストにおいても、非常に大事な解答の姿勢です。

解答用紙を埋め終わった後に、「休憩」モードに入る人と、

時間いっぱいまで、「解きなおし」や「別解による検証」を行う人では、

その時の点数は同じでも、テスト後の学習効果や、その後の「伸び」が違います

今のうちから、「テストの姿勢」を意識できると良いです。

③図形分割

「足りない形を描きたす」ことで2つの組み合わせを見つける問題。

今回は、「形が傾いたり、回転している」ことで、難易度が高まっていました。

こうした「形が傾いている図形分割」の出題は、充分に考えられます。

お勉強以外の自由時間の中で、「図形パズル」に取り組むことで、こうした図形課題の感覚がさらに養われていきます。

図形パズルは、「お勉強」でないタイミングで取り組むのがオススメです。

④重ね図形

「横にピッタリずらして重ねる」タイプの基本問題でしたが、

「隣の形の上にかき足した後、答えのスペースにかく」という手順で取り組むと、

時間が足りずに終了となってしまうような問題でした。

初期の「重ね図形」の学習は、上記の「一度かき足して、答えをイメージしてから書き写す」やり方でもよかったですが、

そろそろ、「左側の形を答えの欄にかいて、その後に右側の形を答えの欄にかく」というやり方で進められるようにしてみましょう。

また、目についたものからかき写すのではなく、

「左上から順に、縦にかき写す」など、

順番を意識しながらかき写すようにしましょう。

かき写しの際の「抜け漏れ」がなくなります。

⑤回転図形

お家を回す形式の問題の復習でした。

これは、特に筑波小向けの課題ですので、筑波小志望でなければ、復習の際はさらっと流していただいても良い問題です。

筑波小志望の皆さまにとっては、今日の制限時間であれば、全問正解を目指して取り組みたいところです。

「全問正解」とまではいかなかったとしても、

位置関係をイメージする力が、この1ヶ月でかなりついてきているのを感じました。

特に、「筑波小対策 図形課題集中特訓」にご参加いただいた皆さまは、取り組みの成果が、目に見えるレベルで出てきているように感じます。

正しく答えを書けることに加えて、

「○を綺麗に塗る」ことも、合わせて意識をしていきましょう。

勢いよく塗ってしまった結果、お部屋全体を塗っている場合も、お子さまによっては見受けられました。

⑥線対称

「折って重ねる重ね図形」でもあるこの問題。

こちらも、比較的「筑波小」向けの課題です。

線で結ぶ際は「始点と終点」を意識して、まっすぐ線で結ぶようにします。

「近くは近く、遠くは遠く」を意識しておこないましょう。

⑦四方観察

カメラの向こうから、人がカメラをのぞいていると考えた場合に、

「左手の先にパンダがいる」

「パンダのお顔はカメラの方を向いている」

ところから、答えを選ぶことができるでしょう。

⑧基本図形の等分

「3等分」と、「三角の4等分」が、やはり難しかったようです。

苦手なお子さまの場合は、ある程度、パターンで覚えても良い問題ですが、

さまざまな「別解」も、時間や機会があるときに(小学校受験「以後」でも)考えられると良いでしょう

●折り紙を使った「切り開き」

折り紙を、指定の折り目ができるように折る課題は、お茶の水小の個別課題を意識した出題でした。

折り目から、基本となる折り方をイメージして、正しく丁寧に折る力は、かなり身についてきています。

続く、「切り開き」については、

「開いた形に、どのような折り目がついているか」を考えると、どこを切り取れば良いかがわかりやすくなりました。

今回の、出題の紙は縮小プリントでお渡ししていますので、

ぜひ、あらためてご自宅でも取り組んでみてください。

こちらも、お茶の水小の個別課題、あるいは筑波小の図形課題を意識しての学習ですが、

「二つ折りにした折り紙をちぎる」課題は、両校の製作課題も想定しています。

2枚重ねにした折り紙をちぎるのは、紙が厚くなり、思い通りにちぎるのが難しかったと思います。

「むすび」よりも「ちぎり」の練習に力を入れていけると良さそうです。

●グループ課題「輪つなぎ」

折り紙を使った「輪つなぎ」にも挑戦してみました。

ポイントは、「折り紙を4等分する」「糊づけをする」「色を考えて輪をつなぎ合わせる」「シールを貼る」といった役割分担をしながら取り組むところでしたが、

個々が、それぞれの作業に集中している様子が多かったです。

結果的に、一人一人が、輪っかを1つずつ作った時点でお時間となってしまいました。

「どんな声かけをしたら、チームのお友達と力を合わせて取り組めたかな。」

ということも、考えてみたいところです。

また、折り紙を4等分する際の「裂く」工程に慣れていない様子も見受けられました。

紙を折ったときに、強めに「アイロン」をして折り目を作るようにしましょう。

以上が、年長・月4クラス第20回の授業説明です。

来週から、また週1回ペースでのお教室の時間となります。

来週の日曜日も、お教室でお会いできるのを楽しみにしています。

②年長 月2クラス 第10回の授業説明

今回の学習は「鏡映像」と「四方観察」、そして自由絵画に取り組みました。

ペーパー課題としての「鏡映像」と「四方観察」の解き方の詳細については、

前回のブログ『小学校受験のペーパー課題「鏡映像」「四方観察」は、感覚ではなく理屈で解ける。(ペーパー問題例つき)』もぜひご覧ください。

●鏡映像についての補足

鏡映像の問題(ペーパー②〜④)については、

間違えた問題については、ぜひ、ご自宅の鏡と具体物を使って、同じような状態を作って確かめてみてください

その時に、ペーパーの解き方と同じように、

特徴となる場所が、自分の右側・左側のどちらにあるか」

「それが、鏡の向こうでも同じ側にあること」

を、順に確認してみてください。

また、

「ウサギの背中が見えているときに、鏡に映るウサギの顔が見える」ことや、

「鏡に物を近づけると、鏡の向こうのものも近づいて見える」ことも確認してみましょう。

●四方観察についての補足

四方観察の問題は、

最初に「自分から見た見え方」からスタートします。

次に、「自分と反対側から見ている時の見え方」に進めます。

その後に、「横から見ている時の見え方」についても考えていきます。

ちなみに、「自分以外の人の立場や視点」について意識ができるようになってくるのは、

だいたい5歳くらいからだそうです。

そういう意味では、「四方観察」の学習は、

今まさに発達していっている、お子さまの「他者の視点」を意識する力を高めていくことにもつながるのではないか、と考えています。

●自由絵画について

本日の授業の最後には、「自由絵画」にも取り組みました。

この「自由絵画」については、

かつて竹早小で出題されたことがあったほか、

昨年度は、筑波小、大泉小などでも取り組む機会があったそうです。

ただ、昨年度の「自由絵画」については、

密を避けるための、待機時間の過ごし方として取り入れられたようでもあり、

取り組み度合いがまばらであったため、その作品の出来を判定しているかは不明です。

とはいえ、「自由に絵を描いてください。」という課題が出されたときに、

「何を描いていいかわからない。」と手が止まってしまうお子さまもいます。

そうすると、待ち時間の過ごし方として、困ってしまうことがあるかもしれません。

国立小受験の課題は、その大半が「指示行動」であり、

お約束を聞いてその通りに取り組む課題がほとんどです。

そんな中で、「自由」に取り組む課題があります。

これは、ある意味では指示行動の対極にあるような性質の活動です。

「正解」を考えすぎると、うまくいかなくなります。

ご家庭の中でも、

今回のような、形が指定されている紙だけでなく、

白紙に自由に絵を描くような時間も、遊び感覚の時間の中で作ってみてください。

その時に気をつけたいのは、

作った作品について、その出来の良し悪しを品評することではなく、

お子さまの自由な発想で、作品を作った、ということを褒めるようにする、ということです。

「自由」に取り組んだことに対してまで、

毎回のように、価値判断や評価が下されることが、

「正解」を考えすぎて、どう行動したら良いかわからない、となることにもつながります。

もちろん、最低限のお約束やマナーを守るのは大前提ですが、

「自由な活動」については、お子さまの自主性や感性を大切にしていただきたいな、と思うところです。

また、作品について、「どんな作品を作ったか」発表する時間も設けました。

昨年度のお茶の水小の検定の中では、

「自由制作で作ったおもちゃについて、発表者を募る」機会があったそうです。

やはり、積極的に発表をしていくことが望ましいです。

そのためにも、「自分が作ったもの」について自信を持てるような、

「自由制作活動における成功体験の積み重ね」が必要です。

お子さまが、楽しく絵を描いたり、作品を作ったりできるような、

そんな時間を、ご家庭でも設けてみてください。

以上が、年長・月2クラス第10回の授業説明です。

次週も連続してお教室の開催となります。

また、次回のお教室でもご一緒できるのを、楽しみにしています。

③年中クラス 第2回の授業説明

本日は、年中クラスの第2回の授業もありました。

本日ご参加のお子さまたちは、

これまでも、ご家庭の内外で楽しく学ぶ機会を積み重ねてきたであろうことを感じました。

何よりすごいのは、

お教室でのお勉強の土台である、「聞く」「見る」ができているということ。

そしてその結果として、

説明のルールを理解して、真剣に取り組むことができていたことです。

数を数える力

一時的に記憶に留める力は、

年長さんの春先のレベルに達しています。

また、

自身の「右手」「左手」も、

かなり明確に理解できているお子さまも多かったのではないでしょうか。

(授業の中だと、周りのお子様の様子もあるので、左右のクイズの正答率は上がります。「右手・左手クイズ」は、ぜひ、ご家庭でもクイズ感覚で楽しみながら取り組んでみてほしいです。)

もちろん、

「向かい合った人の右手・左手」となると、

一気に難易度が上がります。

これは、年中さんの現段階でできることが珍しい問題です。

なぜ、あえてこの時期から他者の「右手・左手」をやるのかというと、

繰り返し、左右に触れる機会があることで、

1年後に、ものにできているような問題だからです。

他者の右手・左手は、それくらいマスターに時間がかかるという肌感覚があります。

そして、「右手・左手」の理解が、

年長での「鏡映像」「四方観察」「地図上の移動」の理解に直結します。

また、ペーパー課題の中で、初めて「計数」や「右手・左手」に取り組んだお子さまも多かったのではないでしょうか。

具体物を使った計数や、実際の人の右手・左手の理解ができていても、

ペーパーでの答え方や、イラストの「右手」「左手」となると、少し戸惑ってしまう、

そんなシーンも、あったかもしれません。

これは、ある種の「慣れ」が必要な領域でもありますが、

今から、がんがんペーパー中心の学習にシフトする必要はありません。

「こういう問題もあるんだね」くらいの感覚で、

徐々に、慣れ親しんでみてください。

ちなみに、本日のペーパー課題での「計数」に答えられない場合は、

「数える」能力の不足ではなく、

記憶した数だけ○をかいていく過程で、「数え違い」が起こっていたようです。

「○をかく」作業がスムーズにできるようになっていけば、

自然と、正しく解答できるようになるはずです。

お教室では、基本的には、

具体物を使った対話学習を中心に、学びを進めていきます。

ご自宅でも、

ぜひ、たくさんお話をしながら、

ひとつひとつのお勉強を、楽しく味わいながら取り組んでみてください。

ちなみに、

年中クラスの皆さまに向けても、

会員さま向けの「バックナンバー」を準備しております。

これは、第1回からの授業用ペーパーなど、

過去のペーパー教材のデータをご確認いただける、会員さま向けのページです。

こちらで、本日使用したペーパーや、

お配りした家庭学習用ペーパーの「原本」のデータを、いつでもプリントアウトできるようになっていますから、

今日のペーパー教材についても、時間が経った時に、また挑戦してみてください。

以上が、年中クラス第2回の授業説明です。

年中クラスは、11月まで月1回の授業となりますが、

ご家庭での学習の進め方など、ご不明な点などがございましたら、

お気軽にご質問ください。

また来月、皆様と一緒にお勉強できるのを、楽しみにしています。


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