1. HOME
  2. ブログ
  3. 小学校受験のペーパー課題「鏡映像」「四方観察」は、感覚ではなく理屈で解ける。(ペーパー問題例つき)

小学校受験のペーパー課題「鏡映像」「四方観察」は、感覚ではなく理屈で解ける。(ペーパー問題例つき)

本日も、定期教室へのご参加ありがとうございます。

一昨日、昨日に引き続き、

夏の暑さが戻ってきている都内です。

暑い中、お教室までお越しいただき、ありがとうございます。

今日の学習のメインテーマは、「鏡映像」と「四方観察」でした。

いずれの単元についても、「右」「左」の向きをイメージしながら解くことが大切です。

過去ブログ

『「四方観察」「鏡映像」「地図上の移動」、いずれも「左右の理解」を確実にしておくことが、学習のポイントです。』や、

『国立小受験のペーパー課題で、「おそらく出題はされない」のにもかかわらず、非常に重要な単元。』でも、

同様のことに触れています。

ただし、上記の記事では、「鏡映像」や「四方観察」の問題の「解き方」までは触れていませんでした。

今回は、この「鏡映像」「四方観察」の解き方について触れていきます。

○「鏡映像」の問題の解き方

まずは、例題を見ていきましょう。

この問題の解き方は、以下の2ステップで考えていきます。

①鏡に、ウサギさんの顔が映るかどうかを考える。

ウサギさんが、「鏡の方向を向いている」ということが分かれば、

鏡には、(鏡の面の方に向いている)ウサギさんの顔が映っていることがわかります。

②特徴的な場所が、鏡の左右どちらに映るかを考える。

鏡に、ウサギさんを近づけていくと、

ウサギさんの耳が、鏡の向こうのウサギさんの耳とぴったりくっつきます。

鏡の前のウサギさんの右側の耳が、横に折れていますから、

この折れている耳は、鏡の右側に映ることがわかります。

以上の2つのステップで、正解は右上だということがわかりました。

鏡映像では、

右側にあるものは右側に、

左側にあるものは左側に映ります。

左右について意識することで、

答えを出していくことが可能です。

○「四方観察」の問題の解き方

続いて、「四方観察」です。

問題を見ていきましょう。

この問題、「感覚だけで」解こうとすると、なかなか難しいです。

どうすれば良いかというと、対象となっているヤカンの、「特徴的な場所」に着目します。

そして、そのヤカンの注ぎ口が、ネコさんの「右手」の先にあるのか、「左手」の先にあるのかを考えます。

注ぎ口が、ネコさんの左手の先にあることがわかったら、

もう、答えはひとつしかありません。

さまざまな向きの人(や動物)の、

「右手」「左手」がどちらかを明確にイメージできることが、

「四方観察」の問題を劇的に解きやすくします。

これを、

「向かい合っている人から見た見え方は、自分が見える見方の『反対』」

といった理解で進めようとすると、

横から見た時の見え方を考えることができません。

右・左の理解があれば、「鏡映像」と「四方観察」が、セットになっても怖くありません。

例えば、こんな問題があります。

実際、なかなかの難問です。

「なんとなく」で結果的に正解を選べる子でも、

明確に説明できるかというと、そうではない場合も多いでしょう。

これも、「実際に鏡を見たときの人」を想像すると、わかりやすいです。

先ほどの「四方観察」のページのウサギさんを、持ってきてみました。

すると、ウサギさんの「右手」の先に、リンゴがあることがわかります。

あとは、「鏡映像」と同じように、

「鏡にまっすぐ近づけたときに、リンゴが鏡の左右どちら側にぶつかるか」を考えると、

正解がわかります。

まずは、「自分の右手・左手」の理解から。そして、さまざまな向きの左右を理解するところまでを目指しましょう。

くしくも、明日、

午後の「年中クラス」の時間の中でも「右手」「左手」の学習に取り組みます

つまり、「右手」「左手」の理解は、

1年がかりで取り組む、長期的なお勉強になる、ということでもあります。

まずは、基礎となる「右」「左」の理解を確実にして、

その土台の上に、さまざまな学習の理解を積み重ねていきましょう。


提携教室

2歳から始める幼児教育

CROIRE(クロワール)幼児教室

ホームページは、→→→こちらをご覧ください(外部ページにリンクします)

CROIRE(クロワール)幼児教室のブログは、→→→こちらです(外部ページにリンクします)

関連記事