国立小受験でも問われる「手先の巧緻性」を高める方法
今日は、小学校受験の中で制作課題や模倣運動としても出題されることがある「手先の巧緻性」を鍛える方法についてご紹介します。
国立小学校受験の中で出題される「手先の巧緻性」課題
「手先の巧緻性」つまり、指先の器用さや操作性を確認するような課題が、国立小学校受験で出題されることがあります。
手先の巧緻性:制作篇
制作課題は、それぞれの工程が、「手先の巧緻性」を必要とします。
・クーピーを使って、丁寧に色を「ぬる」
・ひもを、穴の中に通す「ひもとおし」
・ひもを、様々な形で「むすぶ」
(「かたむすび」「ちょうむすび」「たまむすび」「なわとびむすび」など)
・折り紙の端と端をあわせて「折る」
・線に沿って、紙を「ちぎる」
・油ねんどを、「こねる」「ちぎる」
いずれの作業も、
指先を、細かく動かしたり、
指先に力を入れたりする作業です。
手先の巧緻性:模倣運動篇
たとえば、東京学芸大学附属世田谷小学校の発育調査では、
「模倣運動」として、
・手首を「ねじる」「ひねる」動作
・指を曲げ伸ばす「指屈伸」
のような動作が出題されたことがあります。
世田谷小学校の他にも、
模倣運動で、「両手を上げる」といった動作がある際に、
指先まで「ピン!」と伸ばすことをする際も、
手先の巧緻性と、同じような力が求められています。
手先の巧緻性:ペーパー課題篇
これも、東京学芸大学附属世田谷小学校ですが、
ペーパー課題の中で、「運筆」や「模写」が出題されてきています。
これらも、サインペンを持って、思い通りに手首を動かす、ということを考えたら、
いずれも「手先の巧緻性」課題だと言えます。
このように考えると、
東京学芸大学附属世田谷小学校では、特に、手先の巧緻性に着目をしているのかもしれません。
手先の巧緻性を高めるために
手先の巧緻性が求められる課題を上手におこなえるようになるためには、
その課題について「繰り返しの、取り組み」をすることがまずは重要です。
ですが、だからと言って、
それぞれの課題すべてを、毎日のように取り組むのは、大変かもしれません。
それぞれの課題に実際に取り組む以外にも、
手先の巧緻性を高めることができる取り組みがあります。
それは、遊びの中で「にぎる」機会を作ることです。
指先の力は、「握力」ともリンクしています
ですから、
公園や、園庭で遊ぶ際に、
・鉄棒
・ジャングルジム
・うんてい
など、「握る」動作を伴うような遊びも、積極的にやってみると良いでしょう。
これらの遊具で遊ぶことは、
運動課題やその他の姿勢の維持に必要な「体幹」を鍛えることもできるので、
一石二鳥、ないしは三鳥です。
もし、毎日がご自宅でのお勉強ばかりになってしまっていたら、
ぜひ、公園に遊びに出かけて、
楽しく、身体を動かしてみてください。
遊びながら、こっそり受験対策にもしてしまいましょう。