小学校受験「鏡映像・四方観察」の解き方|感覚ではなく理屈で解ける

小学校受験のペーパー問題の中でも、
・鏡映像
・四方観察
は、苦手に感じるお子さまが多い単元です。
しかし、これらの問題は
感覚ではなく、理屈で解くことができます。
ポイントは、
「右」「左」の向きを正確にイメージすること
です。
この記事では、
・鏡映像の解き方
・四方観察の解き方
・左右の理解を使った考え方
について、実際の問題例を使いながら解説します。
「鏡映像」と「四方観察」に共通する解き方のアプローチ
いずれの単元についても、「右」「左」の向きをイメージしながら解くことが大切です。
過去ブログ
『「四方観察」「鏡映像」「地図上の移動」、いずれも「左右の理解」を確実にしておくことが、学習のポイントです。』や、
『国立小受験のペーパー課題で、「おそらく出題はされない」のにもかかわらず、非常に重要な単元。』でも、
同様のことに触れています。
ただし、上記の記事では、「鏡映像」や「四方観察」の問題の「解き方」までは触れていませんでした。
今回は、この「鏡映像」「四方観察」の解き方について触れていきます。
「鏡映像」の問題とは?
まずは、例題を見ていきましょう。

「鏡映像」の問題の解き方
この問題の解き方は、以下の2ステップで考えていきます。
①鏡に、ウサギさんの顔が映るかどうかを考える。

ウサギさんが、「鏡の方向を向いている」ということが分かれば、
鏡には、(鏡の面の方に向いている)ウサギさんの顔が映っていることがわかります。
②特徴的な場所が、鏡の左右どちらに映るかを考える。

鏡に、ウサギさんを近づけていくと、
ウサギさんの耳が、鏡の向こうのウサギさんの耳とぴったりくっつきます。
鏡の前のウサギさんの右側の耳が、横に折れていますから、
この折れている耳は、鏡の右側に映ることがわかります。
以上の2つのステップで、正解は右上だということがわかりました。
鏡映像では、
右側にあるものは右側に、
左側にあるものは左側に映ります。
左右について意識することで、
答えを出していくことが可能です。
「四方観察」の問題とは?
続いて、「四方観察」です。
問題を見ていきましょう。

この問題、「感覚だけで」解こうとすると、なかなか難しいです。
どうすれば良いのでしょうか?
「四方観察」の問題の解き方
対象となっているヤカンの、「特徴的な場所」に着目します。

そして、そのヤカンの注ぎ口が、ネコさんの「右手」の先にあるのか、「左手」の先にあるのかを考えます。

注ぎ口が、ネコさんの左手の先にあることがわかったら、
もう、答えはひとつしかありません。

さまざまな向きの人(や動物)の、
「右手」「左手」がどちらかを明確にイメージできることが、
「四方観察」の問題を劇的に解きやすくします。
これを、
「向かい合っている人から見た見え方は、自分が見える見方の『反対』」
といった理解で進めようとすると、
横から見た時の見え方を考えることができません。
右・左の理解があれば、「鏡映像」と「四方観察」が、セットになっても怖くありません。
例えば、こんな問題があります。

実際、なかなかの難問です。
「なんとなく」で結果的に正解を選べる子でも、
明確に説明できるかというと、そうではない場合も多いでしょう。
これも、「実際に鏡を見たときの人」を想像すると、わかりやすいです。
先ほどの「四方観察」のページのウサギさんを、持ってきてみました。
すると、ウサギさんの「右手」の先に、リンゴがあることがわかります。
あとは、「鏡映像」と同じように、
「鏡にまっすぐ近づけたときに、リンゴが鏡の左右どちら側にぶつかるか」を考えると、
正解がわかります。
まとめ:鏡映像と四方観察のポイント
小学校受験のペーパー課題である
・鏡映像
・四方観察
は、どちらも
「右」「左」の理解がカギになります。
感覚だけで解こうとするのではなく、
・右手
・左手
・左右の位置
を意識しながら考えることで、
問題を理屈で解くことができるようになります。
まずは、「自分の右手・左手」の理解から。そして、さまざまな向きの左右を理解するところまでを目指しましょう。
定期教室の中で、「右手」「左手」の学習に取り組むのは、「年中クラス」の第6回(6月下旬実施)です。
つまり、「右手」「左手」の理解は、1年がかりで取り組む、長期的なお勉強になる、ということでもあります。
まずは、基礎となる「右」「左」の理解を確実にして、
その土台の上に、さまざまな学習の理解を積み重ねていきましょう。
小学校受験のペーパー対策をお考えの方へ
小学校受験では、
・鏡映像
・四方観察
の他にも
・図形
・数量
・言語
・位置
など、さまざまな領域にわたるペーパー課題が出題されます。
当協会の教室では、
それぞれの問題を、テクニックだけではなく、問題の意味や「理屈」を理解し、解答できることを目指すための指導をおこなっています。