今から整えておけば安心!「基本的な生活習慣」
都内では、インフルエンザが流行しだしているようです。
感染症が流行りだすと、気が気ではないものですが、
手洗い・うがいや、十分な食事、規則正しい睡眠など、
できる限りの感染症対策を心がけていきましょう。
さて、現在、年少さん、年中さんのお子さまを持つご家庭にとっては、
受験は、まだまだ先のことです。
受験そのものを、具体的に考えていない場合や、志望校が決まっていない、という場合も、多くあることでしょう。
そんな中で、「今からできることは何ですか?」というご質問を、いただくことがあります。
もちろん、今から「過去問に取り組む」というのは、適切なステップではないでしょう。
ただし、「過去問には書かれていなくても、受験のために大切な準備」というものが存在します。
ともすれば、それは、小学校受験をする・しない、に関わらず、重要なことかもしれません。
年中さん、年少さんのご家庭が意識していきたいこと、それは、
「基本的な生活習慣を整える」ということです。
例えば、実際の口頭試問で、このような質問をされることがあります。
「おうちに帰って、最初にすることは何ですか?」
もちろん、「この答えが正解!」というものがあるわけではありません。
ですが、例えば、
「手を洗って、うがいをします。」と答えるのと、
「テレビを見ます。」と答えるのとでは、
受ける印象が、だいぶ違うようにも思います。
試験が差し迫ってきて、
「口頭試問で、どのように答えたら良いだろう?」と考えて、
「こう言う風に聞かれたら、こうやって答えようね。」と、口頭試問練習をしても、
普段からの生活習慣を「とりつくろう」のは、なかなか大変なことです。
また、試験直前に、新たな生活習慣を身につけようとしても、
身につけることが、なかなか大変なことも多々あると思います。
(例えば、食後の「歯磨き」などもそういった生活習慣のひとつでしょう。)
今のうちから、基本的な生活習慣を、身につけておくことは、
ゆくゆくの受験にとっても、
小学校に進学した後の学習にとっても、
ひいては、その後の人生においても、
重要な財産になることでしょう。
今から身につけていくと良い「習慣」とは、何があるでしょうか。
例えば、食事ひとつとっても、
・食事の際、適切な「配膳」で食事をすること。
・正しい箸の持ち方で食事をすることを心がける。
・食事の際の「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶
・食後の歯磨き
など、大切な習慣です。
また、食事中は、テレビなどをつけながらの「ながら食べ」ではなく、家族で会話をしながら食事をする、というのも、重要なことのように感じます。
食事の他にも、
・朝の「おはようございます」、夜の「おやすみなさい」の挨拶
・「洗濯物をたたむ」などのお手伝いを経験しておくこと
・おもちゃで遊んだ後は、約束の場所に片付けること
・(とくに男の子の場合)おもちゃで遊ぶ時なども、「ものを大切にあつかう」ということ
などは、行動観察の観点からも重要になってくるであろうポイントです。
「受験だから」ということでなくとも、
これらの基本的な生活習慣を身につけておくことは、人生における重要な財産になるでしょう。
本格的な受験対策をスタートする前からでも、
ぜひ、生活習慣に気をつけながら、日々を過ごしてみてください。