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【令和6年度入学】お茶の水女子大学附属小学校の第一次検定(抽せん)の結果が出ました。

2023年11月18日(土)に、お茶の水女子大学附属小学校の志願者に向けた第一次検定(抽せん)が実施されました。

 

今年度は、希望する保護者の方が立ち会っての公開抽せんが行われました。

 

男児:9時 女児:10時30分 からの抽せんで、

午前中のうちに結果を知ることができた出願者の方も多かったことでしょう。

 

抽せん結果については、11月18日(土)12時30分ごろより、すでにWeb上に掲載されています。

結果の掲載は、12月4日(月)の12時までです。

 

 

今年度は、男児17%、女児12%の通過率でした。

 

昨年度の、男児12%、女児9%の通過率からすると、やや確率としては上がりましたが、

それでも、国立小受験で最も「狭き門」であったことは変わりません。

 

 

なお、女児について、

出願者数は1634名(Aグループ621名、Bグループ550名、Cグループ463名)であり、

昨年度の1798名、一昨年度の1953名から連続で減少しています。

 

お茶の水小の女子の出願者数は、コロナ禍がスタートした2020年(2021年度入学)の検定から増加しておりましたが、「コロナ禍」の終息とともに、出願者も元に戻っているような様子が見て取れます。

 

 

参考)過去のお茶の水小の女児出願者数

2012年度入学…1610名

2013年度入学…1655名

2014年度入学…1617名

2015年度入学…1602名

2016年度入学…1628名

2017年度入学…1557名

2018年度入学…1556名

2019年度入学…1534名

2020年度入学…1595名

2021年度入学…1794名

2022年度入学…1953名

2023年度入学…1798名

2024年度入学…1634名←New

 

また、抽せん通過した人数を見ると、

女子は昨年度の161名から、今年度の198名へと人数が増えています

 

 

この人数増が、募集要項上で確認できる「検定予定時間の10分延長」の理由であるとも考えられそうです。

 

 

抽せん通過者の約400名から、実際に合格できるのは男女各25名程度の50名

まだまだ、ここからでも倍率8倍の「狭き門」であることは変わりません。

 

 

お茶の水女子大学附属小学校の第二次検定に向けて、抽せん後にご家庭でできる対策

 

お茶の水女子大学附属小学校の第二次検定は、

12月5日(火)のAグループから12月7日(木)のCグループまで、3日に分かれて実施されます。

 

検定本番までの残り日数は、2週間ちょっと、ということになります。

 

 

これまでも、受験に向けた準備を進めてこられた方も多いでしょうが、

あらためて、お茶の水小の検定の特徴と、本番に向けたご家庭での準備についてまとめました。

 

 

①ペーパー課題は出されない代わりに「個別課題」が出題される

 

お茶の水小では、ペーパーの課題は出題されていません。(いわゆる「ノンペーパー校」です。)

 

その代わりに、受験者が1人ずつ、試験官の先生と向き合って問題に答える「個別課題」が出題されています。

 

 

個別課題では、試験官の先生に、自分ひとりを見てもらえる貴重な機会です。

(先生2名に対して、お子さま1名ずつが課題に取り組みます)

 

素敵な立ち姿や、ご挨拶お返事などを心がけると良いでしょう。

毎朝、ご家庭でも「おはようございます」「いただきます」「ごちそうさまでした」「いってきます」「おかえりなさい」「おやすみなさい」などのご挨拶に心を込めてまいりましょう。

また、普段から「はい」のお返事ができるようにしておくと良いでしょう。

 

個別課題の練習は、

過去問の内容を自宅で模倣して取り組んでみる他に、

これまで取り組んできたペーパー問題の中で、具体物を使って再現できる問題については、ご自宅の具体物を使って手を動かして取り組むと良いでしょう。

(例えば、数の問題、折り紙やパズルなどの図形問題、言語課題やお話づくりの問題などです。)

 

 

個別課題で必要なのは、「正解」よりも「素早い着手」と「明瞭な説明」

 

個別課題のお勉強をしていると、

お子さまの出した答えが正しいかどうか、が気になるかもしれません。

 

ですが、大切なのは、

お子さまが出した答えについて、

「違うでしょ?ここはこうするんだよ。」と正解を教えることよりも、

自分の考えを言葉にできたことを、まずは受け止め、認めることです。

 

 

過去、個別課題において、

大人の視点では「正しいとは言えないのではないか」と思えるような回答をした場合でも、

ご縁をいただけている、という事例があります。

 

ただし、大人の考える「正解」を出す代わりに、

「自分の考えを、自信をもって伝えきる」ということは、できていたのだろうな、と推察しています。

 

 

大切なのは、

「自分で考え、その考えを言葉にして他者に伝える」ことができるかどうか、です。

 

ですから、

お子さまとのお勉強のたびに、「正解」はなんであるかを伝え、お子さまの答えを矯正していくことが、

お子さまが、初見の課題について「正解はなんだろう」と考えて萎縮してしまうことにつながるとすれば、

そのお勉強は効果的であるとは言えません。

 

 

もちろん、自分の考えを言葉にするための「答え方」を紹介して、お子さまの言葉の引き出しを増やしていくことには意味があるでしょう。

ただし、最終的には、「自分で考えて言葉にする」ようにしていくことがゴールです。

 

そして、たとえ上手ではなかったとしても、言葉にしたことが受け止められることによって、

次に、また自信をもって発言ができるようにしていくことを意図してお勉強を進めることが、大切だと思います。

 

 

②自由絵画・自由制作と「発表」がセットで行われている。

 

指示製作の課題に加えて、

自由に絵を描いたり、作品を作ったりすることもあるのが、お茶の水小の検定の特徴です。

 

 

そして、自分が作った作品や絵画について、

お教室の中で発表をすることになるかもしれません。

 

 

時間の都合上、

全員が発表をできない可能性もあります。

 

ぜひ、「最初に発表をするぞ!」くらいの心意気で、

他のお友だちの様子を見てではなく、自分から積極的に発表をできるようにすることが大切です。

 

 

やはり、「自信」がテーマになってきます。

 

どのように発表したら良いかわからなかったり、自信が持てなかったりすると、

「他のお友だちがやっている様子を見てから考えよう」となるかもしれません。

 

むしろ、「自分がお手本になるぞ」くらいの気概が必要です。

 

 

そのためにも、

ご自宅で「お絵かき練習」「発表練習」をすることで、

上手に制作や発表をする「慣れ」を身につけていきましょう。

 

お子さまだけだと、上手な発表のイメージが掴めないこともあるでしょう。

お父さまや、お母さまが「お手本」役になることで、

「上手な発表のやり方」のイメージが広がっていきます。

 

ただし、「お父さん、お母さんは上手に発表できるけど、自分はダメだ。」となってしまうと、

「自信」にはつながらないです。

 

お子さまが懸命にチャレンジした発表については、

どんなところでも良いので、必ず「ひとつは褒める」という意識で聴いていただくのがオススメです。

 

 

直前期、大切なのは「自信」を身につけることです。

 

場合によっては、お父さま、あるいはお母さまに、お子さまが教えるような形式で練習をしてみても良いでしょう。

 

「教える」ということが、より効果的に力をつけていくための秘訣だからです。

 

 

③130分という長時間の本番。待機の過ごし方も重要。

 

お茶の水小の検定本番の「130分」という時間は、

都内の国立小の受験の中では、最も長時間にわたる本番である、と考えても良いでしょう。

 

また、個別課題は、一人ひとりが順番に課題に取り組むので、

必然的に、課題に取り組まない「待ち」の時間が多くあることになります。

 

待機の時、静かに待つことも、大切なポイントのひとつです。

 

長時間の「体操座り」が維持できるか、お家でもゲーム感覚で取り組んでみても良いでしょう。

もちろん、あまりにも長時間の「待機」の練習は、お子さまにとってもストレスになるはずです。このような練習は5分程度でもできれば充分だと思います。

 

 

待機の際に、「自由に本が読める」という待ち方をする場合もあります。

 

当然のことではありますが、

静かに本を読む

・本のページを丁寧に扱う

・もとあったところに上下を正しくしまうことができる

・時間が来たら、途中でも読むのをやめて気持ちを切り替える

 

といったことが必要になってきます。

 

 

ご自宅の中でも、「本を読む」機会を作って、

その時の過ごし方についても、確認しておきましょう。

 

 

 

以上3点が、お茶の水小の第二次検定に向けた準備のポイントのトップ3です。

 

保護者の皆様にとっては、

それに加えて「作文」「面接」についても、考えておくこととなるでしょう。

 

募集要項や学校案内、学校ホームページ内の資料は目を通して、

必要だと感じたものはプリントアウトして持ち運べるようにすると作文の際にも活用できて便利です。

 

 

2023年のお茶の水小の検定に向けた対策講座は、12/3の講座です。

 

直前講習の詳細は、「直前講習のページ」にてご確認ください。

 

12月3日(日) 8:30〜10:30 「お茶の水女子大学附属小学校 対策講座」

参加費:12,000円(税込) 

お茶の水小 対策講座」への申込はこちらから

 

 

講座をご受講いただいた皆様の中から、毎年のようにお茶の水小にご縁をいただく方が出ています

 

お茶の水小の検定本番を直前に控えた皆様のご参加をお待ちしております。

 


お申し込み受付中の講座

 

2023年度 直前講習

直前講習の詳細は、「直前講習のページ」にてご確認ください。

 

○筑波大学附属小学校 対策講座

日程:12月2日(土)①(男子)8:30〜10:00/②(女子)10:30〜12:00

   12月9日(土)①(男子)8:30〜10:00/②(女子)10:30〜12:00

○筑波大学附属小学校 直前講習

日程:12月10日(日)①(Aグループ)8:30〜9:30/②(Bグループ)10:00〜11:00/③(Cグループ)11:30〜12:30

筑波小 対策/直前講座」への申込はこちらから

 

 

○お茶の水女子大学附属小学校 対策講座

日程:12月3日(日)8:30〜10:30

お茶の水小 対策」への申込はこちらから

 

 

○東京学芸大学附属竹早小学校 対策 親子講座

日程:11月23日(木祝)①13:00〜13:40/②14:00〜14:40/③15:00〜15:40

「竹早小 親子講座」への申込はこちらから

 

 

○東京学芸大学附属大泉小学校 直前講座

日程:①(男子)11月25日(土)8:30〜9:30・26日(日)8:30〜9:30

   ②(女子)11月25日(土)11:30〜12:30・26日(日)11:30〜12:30

「大泉小 対策/直前」への申込はこちらから

 

 

○東京学芸大学附属小金井小学校 直前講座

日程:11月25日(土)10:00〜11:00・26日(日)10:00〜11:00

「小金井小 対策/直前」への申込はこちらから

 

 

○東京学芸大学附属世田谷小学校 対策講座

日程:11月23日(木祝)9:00〜10:00

「世田谷小 対策」への申込はこちらから

 

 

○東京都立立川国際中等教育学校附属小学校 対策講座

日程:11月23日(木祝)10:30〜12:0

「立川国際中等教育小 対策」への申込はこちらから

 

 

 

〇個別指導講座

完全なマンツーマンによる個別指導として講座を実施いたします。

ペーパー補習、巧緻性、絵画制作、お話の聞き取り、口頭試問等からご希望のテーマを選択※親子分離で実施いたします。終了10分前に、保護者の方に講習内容を踏まえた家庭学習のアドバイスを差し上げます。

ご希望に応じて、見学も承ります。(当日の会場・講師の都合によりお断りする場合もございますので、ご了承下さい)

日程:火・水・木 10:00〜18:00  日曜13:30〜18:00

対象:年長・年中
価格:1.5時間(90分)…13,000円
   2時間(120分)…17,000円
   3時間(180分)…24,000円

講師:清水先生
教室:小学校受験協会四谷教室
   新宿区四谷三栄町

■お申込みは、

個別指導講座のお申し込みページから、必要事項をご入力の上、お申し込みください。

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