東京学芸大学附属竹早小学校の第1次選抜を終え、11/30・12/1の予定と準備のスケジュールが決まってきました。

2024年度入学調査の抽選結果については、こちらのブログ記事をご覧ください。
(2024年度入学調査)東京学芸大学附属竹早小学校の抽選結果を受け、準備の照準を絞り込みましょう。
東京学芸大学附属竹早小学校の第1次選抜(抽選)の倍率は、男児6.7倍、女児6.3倍でした。
本日、東京学芸大学附属竹早小学校の第1次選抜(抽選)が行われました。
9:00より男児の、10:30より女児の抽選が行われ、
午後現在、竹早小のホームページでも、合格者の受付番号を確認することができます。
東京学芸大学附属竹早小学校 2023年度入学 第1次抽選 合格番号
(受付番号の下2桁)
【男児】02 09 16 24 32 40 55 61 69 74 76 79 88 89 90(抽選通過率15/100)
【女児】04 21 23 26 28 33 36 37 38 42 50 52 59 63 71 89(通過率16/100)
男児15%(倍率6.7倍)、女児16%(同6.3倍)の通過率は、昨年度と同じ抽選通過率です。
今年度も、感染症対策などの関係から、第2次選抜(調査)の受験者数を以前よりも減らして実施することとなっているのでしょう。
竹早小への入学を希望していたのに、調査当日にも進めない、という方が、非常に多くいらっしゃいます。
抽選でご縁をいただけなかったら、「せめて調査への参加だけでも……」という気持ちになるかもしれません。
そんな今、あらためて、竹早小からのメッセージを確認しましょう。
竹早小の学校案内の「入学者選抜」に関する記載には、以下のような文章があります。
本校は、定員の枠があるために、入学希望者全員を受け入れることができず、やむを得ず選抜をしますが、特別な準備を必要とするものではありません。ですから、ご家庭において、この選抜を突破させるために過度な準備教育がなされることを、本校ではたいへん憂慮しています。調査を受けるための準備や訓練が不適切に行われると、お子さんの心身の健やかな発育の障害になる場合があるからです。
また、本校への入学に過度な期待感をもたせ、不合格の時に強い挫折感を味わわせることがないようお願いいたします。お子さんに優れた素質があっても、当日の体調や、普段とは異質の雰囲気の中で、本来の力を発揮できないという例も少なくありません。抽選もあります。例年、定員の都合で、合格者よりも不合格者の方が圧倒的に多いとい う実態をご理解ください。
試験前抽選の結果を受けて、
ご縁をいただけた方も、残念ながらご縁をいただけなかった方も、
竹早小からのこのメッセージを、あらためて噛み締めることが大切です。
小学校受験が、
そして特に、国立小受験というものが、「ご縁」の世界であることを、
1年のうちで、これ以上に実感することがないのが、「試験前抽選」の日です。
小学校受験の合否は、
お子さまやご家庭の教育に対する「優劣」を判断するものではありません。
このことは、
今年度、実際に受験をされる年長さんのご家庭の皆様のみならず、
これから、小学校受験を見据えてお勉強を進めていく皆様にも、
あらかじめ把握をしておいていただきたい「大前提」であると感じています。
これで、東京学芸大学附属の小学校の調査がある11/30、12/1に行く学校のスケジュールが確定してきます。
本日の竹早小の抽選でご縁をいただけた皆様のうち、
11/30、12/1の2日で2校の受験(併願)を考えている皆様は、
必要に応じて、すぐに出願の手続きを進めていただくことが必要です。
特に、
大泉小・小金井小との同日受験を予定されている女子が竹早小にも出願する場合、
できれば本日中の早いタイミングで、竹早小の第2次出願の手続きをおこなうようにしてください。
(大泉小の出願は10月末から11月初めなので、落ち着いて書類を準備して出願手続きを進めましょう。)
出願手続きのスピード感は必要ですが、
募集要項の記載を注意深くご覧いただき、
入力事項の漏れがないように、出願をしてまいりましょう。
今年も、竹早小の「親子課題」の対策講座を行います。
竹早小で、「コロナ前」と「ウィズコロナ」における調査の内容は、微妙に異なっています。
(具体的には、以前あった「自由遊び」が、指示行動や模倣運動など接触を控えるものに変わっています。)
ですが、
「親子課題」については、以前から変わらず実施されてきています。
「親子課題」は、都内の国立小6校の中でも唯一、竹早小でのみ実施されている課題です。
「はじめに子どもありき」を教育の基本方針としている竹早小において、
お子さまとお父さま・お母さまの関係性を確かめるのが、この「親子課題」であると考えられます。
竹早小の「親子課題」は、親子で取り組む「あそび」を題材とした課題です。
そのようにして考えたら、
いつもご家庭でやっている通り、ただ遊べば良いだけの課題だとも言えます。
竹早小が公式に出しているメッセージ通り、特別な準備や、過度な準備教育を必要とするものではないのです。
何が「過度な準備教育」となるのか?
なお、私がここでいう「過度な準備教育」というのは、
「『〇〇』と言われたら、『△△』と返しなさい。」
「□□の時には、〜〜〜のようにすると良く見えますよ。」
といった、「受験に勝つためのノウハウ」のようなものをお子さまにたたき込み、
「受験本番」にしか使わないであろうようなテクニックでの武装をほどこすような教育のことを指しています。
まさに、お子さまの学びや発育に対して、「不適切な準備や訓練」にあたるようなものと言えるでしょう。
竹早小の受験準備に限らず、小学校受験に向けた準備学習の一般について、
私は、こうした対処療法的な教育のあり方については、一貫して懐疑的な立場を表明しています。
「お教室漬け」となって、スパルタ式学習をするくらいなら、
ご自宅で親子で遊んでいた方が、お子さまの「あと伸びする力」も育つのではないか、とすら思います。
「遊び方」から「学び方」を探求する
そんな「ご自宅での遊び」や「ご自宅での学び」について、
お子さまの学ぶ力を伸ばしていくという目的を考えたときに効果的な「遊び方」や「学び方」がわからない、ということも、
少なくはないかもしれません。
(そもそも「これでいいのか?」という疑問や悩みが尽きないのが、子育ての現場だとも思います。)
私が指導をしている「国立小受験 専門 定期教室」は、
小学校受験に向けたお勉強を通して、ご家庭の中でも、小学生になってからも使える「学び方」を身につけていただきたい、という思いから指導を実施しています。
竹早小対策として実施する「親子講座」は、
竹早小の調査で出題されてきている「親子課題」を題材に、
皆様に、お子さまの学ぶ力を伸ばすための「遊び方」を提示していく講座です。
「まなび」は「あそび」から。
幼少期こそ、遊びの中から、たくさんの学びを積み重ねていくことが大切な時期であり、
また、そうしていくことが可能な時期でもある、と考えています。
竹早小の受験準備として、
過度の準備教育は、必要ありません。
その代わりに、
これを機に、今後にもつながる「遊び方」を学んでしまおう、というのが、
竹早小対策 親子講座の「裏テーマ」です。
もちろん、「ただ遊ぶ」のではなく、
竹早小の過去の調査内容や進め方を参考に、
「慣れない学校という場でも、いつも通りの遊びができるようになる」ことを目指して講座を企画しております。
東京学芸大学附属竹早小学校 対策 親子講座
10月22日(土) ①11:00〜11:40 ②11:50〜12:30 「竹早小対策 親子講座【Ⅰ】」
11月23日(水祝) ①13:30〜14:10 ②14:20〜15:00 「竹早小対策 親子講座【Ⅱ】」
参加費:各講座6,000円(税込)
「まなび」は「あそび」から。
遊びだから、楽しめる。
遊びだから、真剣になる。
お勉強の「原点」にかえることを目指す講座で、
竹早小の調査本番の、予行演習を行いましょう。
竹早小の1次選抜でご縁があった皆様からのお申し込みを、お待ちしています。
