小学校受験のペーパー学習の際から意識していきたい「鉛筆の持ち方」
今回は、小学校受験のペーパー学習や制作の際などに鉛筆やクーピーを使う際の、
「鉛筆の持ち方」について、触れていきます。
ペーパー学習の際の、鉛筆(クーピー)の正しい持ち方
鉛筆の正しい持ち方は、下の写真の形です。
親指、人差し指の2本に中指をそえて、鉛筆を持ちます。
正しい持ち方で鉛筆を持つメリット
なぜ、鉛筆の持ち方を身につけた方が良いかというと、
小学校に入学した後の学習において、以下のメリットがあるからです。
①手首をうまく動かして線をかくことができる。
その結果として、きれいな字を書くことが可能となります。
②手に負担が少ない。
無理なく字を書くことが可能となりますので、たくさんの字を書いても、手が疲れづらくなります。
③見た目にも美しい。
これは、学習面とは少し違うのでそこまで重要ではないかもしれませんが、大人になってから、鉛筆の持ち方で損をしません。
大人になってからも、人前で「書く」というシーンは、時々あります。(仕事によっては、毎日のようにあるかもしれません。)
「別に、鉛筆の持ち方なんて気にならない」という人も多いかもしれませんが、正しい鉛筆の持ち方を身につけておくことで、損をすることはありません。
小学校受験のペーパー課題の際に、
「鉛筆(クーピー)の持ち方がチェックされている」かどうかは、定かではないですが、
たとえ、筆記具の持ち方が合否に関係なかったとしても、
小学校受験の学習をする上で、
無理なく○が書けたり、色をぬれたりする方が、
疲れもなく、スムーズにお勉強に取り組むことができるでしょう。
鉛筆の持ち方 NG例
鉛筆の持ち方で、直すとよい例について紹介していきます。
鉛筆の先が長すぎる。
逆に、先を持ちすぎている。
鉛筆を、握り込むようにして持っている。
(鉛筆の先が見えない中で、字を書くことになります。また手首ではなく、指先の力で鉛筆を動かすことになります。)
人差し指、中指の2本が上になっている。
こちらは、薬指も含めた3本で握っています。
正しい鉛筆の持ち方は、親指と人差し指の「腹」と、中指の側面で握る方法です。
このように見ると、鉛筆が六角形の形をしているのも、「なるほど」とうなずけます。
鉛筆の握り方を覚えましょう。
鉛筆の握り方の手順は、以下の通りです。
①親指と人差し指で「ピストル」の形を作る。
「バキューン!」などと言ったりします。
②親指と人差し指で、鉛筆をつまむ。
写真のような要領でしょうか。
③最後に、中指を添えて、薬指、小指は軽く力を抜けば完成です。
手のひらの中には、卵1個ぶんが入るような隙間を、やさしく作るイメージです。
(手元に卵がなかったので、球の積み木を入れてみました。)
年長さんは、ペーパーに取り組む際など、鉛筆の握り方についても意識をしてみてください。
ただし、年齢(月齢)によっては、まだ鉛筆を正しく持つ力が発達していない可能性があります。
正しく鉛筆を持つことは大切ですが、
幼児期においては、正しい持ち方で鉛筆を扱うための指の力が、まだ身についていないことも、大いにあり得ます。
ですから、
上手に鉛筆が持てていない場合も、
無理に持ち方を矯正しようとするのではなく、
「正しい持ち方」を知っておいてもらうに、とどめるのが良いでしょう。
力が入らない持ち方で鉛筆を使うことを、無理におこなうと、
お勉強そのものが「つらいもの」となってしまいかねません。
意識をしていれば、正しい持ち方で鉛筆を持つことも、必ずできるようになっていきます。
勉強の時以外で、「鉛筆を持つ力」を身につける。
お勉強のタイミング以外でも、鉛筆を持つための指の力や、
手首の使い方を練習していくことができます。
それは、いつかというと、
「食事のタイミング」です。
まだ、お箸を使って食事が難しいお子さまでも、
たとえば、スプーンの持ち方も、鉛筆と同じ持ち方で使えるように、練習してみましょう。
鉛筆と同じように持てていない場合は、
スプーンをグーで握るように持っていたり、
あるいは下の写真のように、親指を立ててスプーンを持っているかもしれません。
初めは、このような持ち方でスプーンを使っているでしょうが、
鉛筆の持ち方をトレーニングしていく際には、
あわせて、ぜひスプーンの持ち方も「鉛筆持ち」で練習してみてください。
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