好きこそ物の上手なれ。お勉強も「楽しく」が基本です。
今日も、幼稚園での授業の日でした。
毎日のように、楽しくお勉強をさせていただける機会をいただき、本当に感謝しています。
私自身のことではありますが、
幼少期から、毎日のようにお勉強に触れられる環境で育ったこともあってか、
「学習に取り組む時間」そのものが、自分にとって、今でも大切な時間であるように感じています。
子ども時代の自分自身にとっては、
公園で遊ぶことと、机に向かって学習することは、
同じ「あそび」という区分にありました。
幼少期、日が暮れるまで、たくさん外で遊んだな、という記憶がありますし、
同じくらい、たくさんお勉強もして遊んだな、という感覚です。
骨が折れるような「書く」練習をやり終えた時の、
程よい手の疲れと、やりきったと言う爽快感。
時間を忘れて塗り絵やパズルに没頭して、
ようやく完成した時の達成感。
たくさんのことを覚えて、
話の中で「それ、知ってる!」と言う話が出た時の嬉しさ。
すべては、お勉強を「お勉強」とも思わずに取り組んでいた先に、得られた感情です。
「好きこそ物の上手なれ」と言う言葉があります。
「好きなものほど、より上達する」といった意味の言葉です。
好きなものは、よりたくさんの時間をそこに費やすことができるでしょう。
たくさんの時間を費やしても苦にならない、というのが、より正確なところだと思います。
そして、ただ時間を費やすだけでなく、
好きなことであれば、より主体的に、より集中して、より濃密な時間の過ごし方ができることでしょう。
そして、
「たくさんの濃密な時間をかけたものは、より上達していきやすい。」というのも、また真実でしょう。
それは、「継続は力なり」という言葉にも、示されていることだと思います。
つまり、
子どもたちの「学ぶ力」の向上を目指すとき、
最も力点をおくべきポイントは、
「その子に、どうやってお勉強を好きになってもらうか」
ということではないかと、考えています。
逆に、
もし、「勉強が楽しい!」という状態さえ確立させることができたら、
残りの部分(細かい方法論やハウツーの部分)は、なるに任せてしまっても構わない、とすら言えるかもしれません。
「お勉強が楽しい」が、全ての学習のスタートラインです。
関わらせていただくお子さまたちとは、
学ぶことの「楽しさ」を、まずは共有させていただけるように、
思う存分に、お勉強を楽しみ尽くしていけたら、と願っています。
