国立小受験の「傾向と対策」の前にやっておきたいこと
昨晩から今朝にかけては、真冬の寒さでしたね。
同じ気温だったとしても、
都内での寒さの方が、雪国に遊びに行った時の寒さよりも
(気持ちの上でも)こたえるような気がします。
でも、
温かいお風呂に入れるだけで、幸せな気持ちになれます。
「お気に入りのリラックス方法」を、いくつか持っておくと、
疲れが溜まった時に効果絶大、であるような気がします。
さて、本日のテーマですが、
国立小受験を目指す、現在、年中さんのお子さまが、
今、志望校の「過去問」にガンガン取り組むことの是非から、
志望校対策に向けての必要なステップについて、触れていきたいと思います。
年中さんでの過去問演習は、必要?
まずは、
「志望校の過去問を、現段階で取り組む」ことについてですが、
これは、基本的には「反対」の立場です。
なぜならば、
過去問を解くために必要な理解が、トータルで備わっていない可能性が高い現状において、
「解き方が分からない」→「あてずっぽう」での解答をする。
という行動にはしる可能性があるためです。
あてずっぽうですから、多くの場合、間違い、となるでしょうがそれならまだ良い方で、
万が一(よりも高い確率で)なんとなく選んだ答えが「正解」となった場合、
「こういう(あてずっぽうな)答え方でもいいんだ」という誤認を招く危険性すらあります。
理解が積み上がっていないレベルの問題に無理やり取り組むのは、百害あって一利なし。
少なくとも、私はオススメしません。
また、
「志望校では、〇〇・△△・□□の単元がよく出題される。」となった場合に、
それらの単元ばかりを集中的に学習をするような場合があります。
反対に、
「志望校には、××・☆☆の単元からは出題されていない。」ということから、
それらの単元には一切触れない、という場合もあるでしょう。
これらの場合は、
それぞれの学習内容についての、スムーズな理解の積み上げができにくいため、
たとえ現段階で、過去問で解ける問題があったとしても、
直前期まで基本問題も安易な失点をする、といった現象にも繋がります。
「試験で問われないものは、必要ない学習である」ということもありません。
たとえば、受験本番のペーパー課題において「右手・左手」を問う問題が出題されない、からといって、
「右手・左手」の学習をスキップするわけにはいきません。
なぜならば、「右手・左手」の理解は、
・方眼上の位置
・位置の移動
・地図上の移動
・鏡映像
・四方観察
・回転図形
などの理解を進める際にも、当然のように必要となってくるからです。
このように、小学校受験において、
「志望校の過去問に出題されていない」単元であっても、
全体の理解を深めるために、まずは、ひととおりの学習を進めることがオススメです。
それが、幅広い理解の獲得につながり、
結果的に、過去問に出題される単元のスムーズな理解につながります。
ですから、
新年長さんは(もちろん、新年中さんも)、
「志望校の過去問」に取り組むよりも、
「どんな問題が出されても対応できるように、」と、
ひとつひとつの単元の理解を、進めていきましょう。
結果的には、応用問題にも取り組む力を磨いていくことができるでしょう。
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