今年度、受験を経験した皆さまへ
本日、筑波大学附属小学校のCグループの2次検査をもって、都内国立小受験、すべての試験が終了いたしました。
試験本番を、一生懸命にやりきったみなさん、
そして、当日までの準備とサポートをいただきました保護者の皆さま、本当に、お疲れ様でした。
小学校受験にむけた取り組みをしていくなかでは、
すべてが順調に、ということばかりではなかったかもしれません。
お勉強に前向きに取り組めなかったことや、
焦ってしまったあまりに、厳しい言葉をかけてしまったこと。
問題集をどうやって取り組んだら良いか分からずに困ってしまったり、
受験に対する取り組み方で、ご夫婦で議論になってしまったり……。
決して平坦な道のりではなかったかも知れません。
ですが、就学前に、「受験」というご家族でのプロジェクトに取り組んだことを通して、
親子や、夫婦で向き合う機会が増え、
ともに受験へ向かっていったことで、
いっそう、親子の絆が深まったのではないでしょうか。
定員と合否がある以上、結果が出てしまう受験の世界ではあります。
時には、非情な現実を受け止めなければならないことも、あるかもしれません。
ですが、小学校受験の結果が、その先の人生を決定づけるわけではありません。
むしろ大切なのは、小学校に進学してから取り組んでいくことになるお勉強を、
「楽しく」「主体的に」取り組んでいける、
そんな、学習への「基礎体力」を身につけることができたか、どうかです。
「受験のための勉強を通して、お勉強が楽しいことを知れた!」
「できなかったことが、できるようになる経験を、お母さん、お父さんと一緒に積むことができた!」
「新しいことを知ることで、世界が広がっていくのを感じた!」
そんな、かけがえのない経験を、小学校で学ぶ前から知ることができたことは、
入学後の、大きなアドバンテージとなります。
小学校受験は、学びの入り口です。
ぜひ、これからの、終わらない学びの道を、楽しく、進んでいってください。
必ず、新しい視界が、広がっていきます。
私自身、講座を通して、みなさんと一緒にお勉強をすることができ、
心から楽しめる時間を共有させていただくことができました。
本当に、ありがとうございます。
2017年も、もうあとわずかです。
来年に向けて、そして、新年度、次のステージに向けて、
一歩一歩、踏みしめてまいりましょう。
感謝を込めて
藤田和彦