今年の小学校受験の形式が、どのようになるとしても、「ご家庭での時間」が受験の準備になりうることは変わりません
連休が、目の前です。
都内は、またまた「外出自粛」の要請が出ていたり、
かたや、「外出しましょう」なキャンペーンをやるのかやらないのか、とせわしないですが、
世の中の流れや動きに注意は払いつつも、
必要なことは
「手洗い・うがい・換気」などといった感染症対策、
それと併せて、暑さによる熱中症対策など、
「変わらず」にやるべきとしたことを、やる、
ということなのではないかと思います。
新型肺炎に関する世間の動向、行政やマスコミの対応は、
「今後どうなる」という確証が得づらい、ということもあります。
また、小学校受験においても、
行政の方針に準ずる中で試験の運用は決定していくことを考えたら、
現段階で、「どうなる」を断じられない部分はあります。
もちろん、平年であっても、
試験の課題は「こうなる」ということが開示されるわけではありませんから、試験の内容の予測ができるわけではありません。
その点では、なにも「今年が特別」というわけでもないかもしれません。
ただし、例年と比べても、
大幅な内容、構成の変化を余儀なくされる可能性は、否定できません。
そう言った意味では、例年と比べても、試験の内容がより「読めない」状況にあるのは事実かもしれません。
考査の内容が、大幅に変更されるかもしれない。
たとえ、そうだったとしても、
必要なのは、
どのような試験形式となろうとも、「変わらず求められる大切なこと」を追求することです。
小学校受験の準備期間において、大切なこととは、なんでしょうか。
小学校入学までに身につけたい力を、大まかにまとめると、
・「お勉強」に対する好奇心や、前向きな姿勢を身につけること
・教室での「授業」でのお約束や、集団生活でのマナーを守ること
・生活に必要な動作を自分でできる「身辺自立」
・お友達と一緒に活動をする「協調性」
などです。
こうした、基本的な姿勢・態度が身についた上で、
・数や形、言葉に関する興味・関心・理解
・手先の巧緻性
・体幹の力をつけた運動能力や基礎体力
などの能力を身につけていくことも、求められているでしょう。
そして、これらの能力は、
「たとえ、受験がなかったとしても」
小学生になる前に身につけておくことに価値がある力です。
決して、
「受験で課されないなら、鍛える必要はない」ものでもなければ、
逆に「受験に合格するため」という目的だけのために、過度に取り組むべきものでもないでしょう。
小学校受験期の学習を、
受験の合格のため「だけ」に取り組むとしたら、
それは、「近視眼的」な学習スタイルになる可能性があります。
受験対策のための学習を「料理」に例えるのであれば、
「傾向と対策」というのは、あくまでも風味づけのために振りかける「調味料」のようなものです。
「調味料」自体が、料理の「主役」になって、食材を「喰って」しまうわけではありません。
(「胡椒料理」や「醤油料理」という分類や、「胡椒を食べるための料理」などというものは聞いたことがありません。)
「今年の試験は、どうなるのだろう?」
という疑問は、
多くの方が抱いていることでしょうし、
今年の試験傾向に向けた情報収集、予測や推測なども、進められてはいます。
(現状は、「非接触型」の課題を増やす方向性で進めざるを得ないはずです。)
ですが、
今後の展開や動向においては、
それが、どう変化していくかは、まだ、わかりません。
それでも、変わらないことがあります。
試験がどうなるとしても、
変わらないことがあるとするならば、
今、年長さんのお子さまが、
来年の4月には、もれなく小学1年生に進学する、ということです。
その時(小学校入学時)に、どのような状態になっているか。
その前段階として、
小学校受験が行われる11月、12月の年末の段階で、
どこまで、小学生になるための準備が進められているか。
そして、そのために、
今、どのような「学び」を積み重ねていくか。
これを、考えていくことは変わらない、ということになります。
小学校受験期に取り組む「お勉強」は、
着実に取り組めば、就学後の学習において、必ず、役に立ちます。
「過度の受験対策を憂慮」しているような、国立小学校の先生方が、
小学生以降の学びに必要ない力を身につけることを要求するような、
「無意味な」課題を作るわけがありません。
全国の小学校の先生の「先生」にもなりうるのが、国立小学校の先生がたです。
そんな「プロ」の先生たちによる考査の企画であることは、
信頼して良いのではないでしょうか。
ですから、大切なことは、
小学生になってからも、前向きに学びを積み重ねていけるための準備をすることです。
それは、
「学ぶこと」「知ること」「できなかったことができるようになること」の楽しさを経験することで、
自分の気持ちや考えを、言葉にして表現することで、
言われたことを、理解して実践できることで、
「場にふさわしい行動」を考えられることです。
これらの視点、意識を持ちながら、生活をすることは、
そのひとつひとつが、「受験対策」になりえますし、
それはすなわち、小学校に進学した後も、着実に学びの階段を登っていくための「就学準備」にもなりえるのです。
7月下旬の連休は、「今年ならでは」です。
この連休期間、
外に出かけようとも、
ご自宅で過ごそうとも、
まとまった時間を、ゆったり過ごすことのなかで、
「結果的に」受験対策にもなっている時間があることに、気づくことができるかもしれません。
そして、そんな事実に気づく視点には、
お父さま、お母さまの「理想の小学生像」が反映されていることでしょう。
理想の小学生を目指す視点で、お子さまと関わり、
お子さまの「成長」を見守ることが、
ご家庭にとっての、最適な「就学準備」でもあるのです。
このブログをご覧になっているような皆様からしたら、
ご家族での時間を、楽しみながら、味わいながら過ごすこと、それ自体が、
立派な「受験対策」にもなりえるはずです。
連休は、長いようで、あっという間かもしれませんが、
ぜひ、親子で、ご家族で、
有意義な連休を、お過ごしください。
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夏の特別講習
第1クール「お盆休み前の集中特訓」編
①「製作講習」:8月8日(土) 10:00〜11:30
会場:高田馬場
受講料:9,000円(税込)
講師:藤田
②「行動観察講座」:8月9日(日) 10:00〜11:30
会場:四谷三栄町
受講料:10,000円(税込)
講師:金生先生
※定員に達したため、キャンセル待ちでの受付となります。
③「ペーパー弱点補強講座」:8月9日(日) 13:30〜15:00
会場:四谷三栄町
受講料:9,000円(税込)
講師:藤田
④「口頭試問講座」:8月10日(月祝) 10:00 〜11:30
会場:高田馬場
受講料:9,000円(税込)
講師:藤田
⑤「運動講座」:8月10日(月祝) 13:30〜15:00
会場:高田馬場
受講料:9,000円(税込)
講師:藤田
お申し込み受付
第1クールのお申し込みは、今すぐです。
こちらのお申し込みページから受付をしております。
第2クール「夏の総仕上げ」編
①「オールインワン講座」
日時:8月29日(土) ①10:00〜12:00 ②13:30〜15:30
(①午前、②午後ともに、同じ内容の講座です。)
会場:高田馬場
受講料:12,000円(税込)
講師:藤田
②「ノンペーパー型講座」
日時:8月30日(日) ①9:00〜11:00 ②13:00〜15:00
(①午前、②午後ともに、同じ内容の講座です。)
会場:四谷三栄町
受講料:12,000円(税込)
講師:藤田
お申し込み受付
7/13(月)10:00より、お申し込みページから受付をスタートいたします。
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年長・年中さん向けの定期教室の詳細はこちらから。
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対象:年長・年中
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