ここで差がつく学習法②〜効果的な復習〜
三連休も、あっという間に終わりを迎えました。
充実した連休を、お過ごしでしたでしょうか。
本日は、効果的な学習方法に関する2回目、「復習」についてまとめます。
学びの定着は、「深さ」×「繰り返し」
学習した内容を、記憶として定着させるためには、
脳に「大切な情報」と認識させるための、「様々なパターンの繰り返し」がポイントだということは、以前ご紹介しました。
日常において、学習内容を繰り返すことを考えたら、
お教室において、あるいは日々の家庭学習において、お子さまが「何を学習したか」を、
お母さまとお父さまが、把握することができていると、非常に効果的だということになるでしょう。
復習をするのに「効果的なタイミング」とは
学んだことを、定着するために行うのが「復習」だとしたら、
どのタイミングで復習をすることが、より効果的なのでしょうか。
復習に適したタイミングを、いくつか挙げてみると、
①思いついた時
日常生活の中で、復習に活用できるタイミングに「気づく」時があります。
その時は、迷わず、復習に活用してみましょう。
様々なパターンで、学習ができる最大のチャンスです。
②寝る前
人は、寝ている間に記憶の定着を行うと、言われています。
寝る前の時間に、学習したことは、よりクリアな状態で、定着していくことになります。
ただし、
寝る「本当の直前」に学習をすると、寝付けないことになってしまうかもしれません。
実際に就寝する15〜30分ほど前くらいの、学習が適切でしょう。
(寝る直前の学習については、あらためてご紹介します。)
③起きた後(=朝一番)
寝る前に学習した内容を、起きた後にあらためて学習することで、
さらに、確実な学習になります。
私は、この学習法を「サンドイッチ学習法」と勝手に呼んでいます。
④お風呂に入っている時
湯船に浸かりながら、お勉強の内容について話をします。
お風呂の時間は、親子で時間をじっくり時間を共有できる、貴重な時間でもあります。
自分自身、父と一緒に入浴している時、たくさんのことを勉強した幼少期が、思いだされます。
以上、4つの復習のタイミングをご紹介しましたが、
これらを上回る、「最も効果的な復習タイミング」があります。
最も効果的な復習タイミング
それは、「授業の直後」です。
記憶がより鮮明なうちに、
(昨日ご紹介した)「アウトプット」の機会を作るのです。
そのためには、
「今日の教室では、どんなことをやったの?」
と、質問してみることです。
「こんなことを勉強したよ。」という説明が、
少々、的はずれだったとしても、
その内容を、たくさん聞いていただければと思います。
もし、お子さまが混乱しているようであれば、
適度な「助け舟」を出して、知識の体系化をサポートしていただけると、なお良いと思います。
知識を体系化するとともに、よりクリアな知識を定着に導くためにも、
授業直後の「確認」は最適です。
そのためにも、授業の内容を、興味を持って聞いていただくこと、
そして、普段から、お子さまが「今日こんなことがあったよ」というお話をしやすい習慣や、環境を、作っていくことが重要です。
授業の内容だけではない。
普段の、幼稚園や保育園での出来事についても、たくさん聞いて、たくさんお話ができるような、
そんな親子関係があることが、
実は、学習の効果も高まります。
「こんなことがあったよ」と、たくさんお話をしたくなるような、
そんな授業を作っていけたらと、思っています。