国立小学校とは?公立との違い・メリット・受験の実態を解説

国立小学校とは?
国立小学校とは、国立大学の附属として設置されている小学校のことを指します。
一般的な公立小学校とは異なり、「研究」と「教員養成」という役割を持っている点が大きな特徴です。
国立小学校と公立小学校の違い
国立小学校と公立小学校の違いは、大きく以下の3点にまとめられます
・カリキュラムの自由度
・教育実習期間の長さ
・それぞれの先生の裁量が大きい
国立小受験を考える上で知っておきたい、国立小学校が持つ使命について、ご紹介します。
国立小学校には、公立の小学校とは違う、大きな使命を持っています。
国立小学校の持つ使命や、性格を理解することで、進学後の小学校生活に対するイメージが、より深まると思います。
国立小学校の持つ使命を2つ、ご紹介します。
国立小の使命①:研究実施校である
国立小の使命のひとつ目は、全国の公立小学校に先がけて、より良い教育のあり方を研究する研究実施校である、ということです。
全国の公教育に向けた研究を発表していくということは、国立小の先生方は、まさに「先生の先生」だとも言えます。
学習の進め方についても、担任の先生に裁量があるので、学習指導要領や教科書に準拠していないカリキュラムで、より自由度の高い授業が企画されます。
数年、数十年先をいく先進的な授業を、受けることができます。
国立小では、普段のお教室そのものが、研究発表の場でもあります。
校内には、全国の先生方をはじめとする教育関係者の方が、授業の見学に訪れます。
公立小学校と比べて、授業中の来校者が多いのも、国立小学校の特徴です。
また、担任の先生がご出張になる機会があるため、自習になることも、公立小よりも多くなります。
先生だけでなく、生徒ひとりひとりが、学びの内容を企画できる機会が多く与えられているのも、国立小の特徴である、とも言えるでしょう。
国立小の使命②:教員養成校である
国立小の使命のふたつ目は、教育実習生にむけて、教育実習の場を提供する、ということです。
国立小では、年間で2ヶ月ほど、教育実習生の方々が各クラスに入り、教育実習が行われます。
それぞれのクラスに、数名の教育実習生が入って、実際に授業を行なっているそうです。
年間で2ヶ月ほどの教育実習期間があるということは、6年間を通じると丸1年分は、教育実習の期間ということになります。
これからの教育を支えていくという意欲にあふれた、若き「先生のたまご」である教育実習生の方々が学校に来ると、学校全体が活気づくようです。
国立小に通うお子さまたちは、よりたくさんの先生たちに触れ、様々な角度から、学びを深めていくことができるのです。
国立小の特徴を、どう捉えるか
国立小の使命を、大きく2つご紹介しました。
ここで大切なのは、国立小を受験するにあたって、これらの国立小の特徴を、どのように捉えるか、ということです。
国立小学校には、公立小とは違った使命があり、その性格も、公立小とは異なる部分があります。
国立小学校の注意点(デメリットとも取れる点)
教科書準拠ではない学びや、教育実習生による学びの場は魅力的ですが、同時にそれは、教科書上での学習に未習範囲が出る可能性があることを意味します。
各クラスの先生の裁量が大きいという点も、学習進度にバラつきが出ることにもつながります。
授業で扱わなかった範囲の学習については、ご家庭でのサポートが必要となる部分も、多くあります。
また、国立小の学びが先進的であるからと言っても、それは、中学受験の対策をするといった趣旨のものではありません。
一般的には、国立小からは系列の中学への連絡進学の精度が設けられていますが、系列校への進学ではない中学受験を考えた場合、中学受験に配慮した学習スケジュールではない、ということも、理解をしておく必要があるでしょう。
国立小学校が、その使命を果たすためには、
これらの使命について、保護者の方が理解をして、サポートをすることが必要となっています。
未来の日本の教育を作っているのは、国立小学校の先生方だけでなく、そこに通う生徒や、保護者の方も含めた共同作業によるものである、とも言えるかもしれません。
国立小学校受験を考える上で、
国立小学校の性格や、使命について理解を深めていくことは、大切なことです。
実際に、国立小に通っているお子さまに話を聞くと、学校が「楽しい!」という声を、たくさん聞かれます。
楽しく学べる学習環境は、学びを積み重ねていく上で非常に魅力だと感じています。
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