小学校受験「左右の理解」を完璧にする教え方|日常生活で身につく3つの習慣と重要性

「右と左、教えているつもりなのに、いざペーパーになると混乱してしまう……」
小学校受験の準備を進める中で、そんな壁にぶつかるご家庭は少なくありません。
実は「左右の理解」は、
小学校受験のペーパーにおいて、設問で直接問われることは少なくても、
あらゆる課題の合否を分ける「隠れた最重要単元」なのです。
鏡映像、四方観察、地図上の移動。
これらの難問を「理屈」で解くためには、
まず自分の右手・左手を無意識に判別できるレベルまで定着させる必要があります。
しかし、この「左右の感覚」は、机の上の学習だけで身につけるのは非常に時間がかかります。
大切なのは、日々の暮らしの中でいかに自然に触れるかです。
この記事では、小学校受験協会代表理事の藤田が、
左右の理解が他単元にどう繋がるのかという「重要性」と、
今日から親子で実践できる「3つの具体的な取り組み」について詳しく解説します。
ペーパー学習の大切な基礎:「左右」の学習
小学校受験のペーパー課題では、
直接ではなくとも「左右」の理解を前提とした単元が、数多く存在します。
自分の「右手」と「左手」を理解することは、
ペーパーの「右」と「左」を理解することにもつながります。
「方眼上の位置」の問題などは、
「右」や「左」の理解を確認する上でも、大切な問題です。
受験本番のペーパー課題でも、
設問そのもので、左右を聞く問題が出なかったとしても、
・「左上を見てください」「右に○回まわす」といった指示や、
・「○は右、●は左にひとつ動きます」といったお約束が提示される場合があります。
また、
・鏡映像
・四方観察
といった単元は、
右手・左手の理解ができていると、より明確に正解にたどり着くことができるようになります。
左右の理解ができていないと、
上記の学習を、それぞれ別々に「マスター」していく必要がありますが、
左右の理解ができていれば、
左右の理解を元に、各単元の理解を積み重ねていくことが可能です。
結果的に、ちょっとひねりが加えられた応用問題であっても、順当に理解をしていくことが可能です。
他にも、
ペーパー問題に取り組んでいると、
「左右」の理解が前提となっているような問題が、数多く存在することに気がつくでしょう。
(ペーパー問題に限らず、製作や指示行動の中でも、左右の理解が問われることがあります。)
このように、とても大切な「左右の理解」ですが、
繰り返し確認をする中で、理解を定着させていないと、
自分の右手と左手も曖昧になってしまう、ということが、年長さんでも起こりえます。
大事であるにもかかわらず、
完璧な理解をするまでに、意外と時間がかかる(かもしれない)のが、
この「左右」の理解なのです。
「左右」の理解は、
年中さん、年少さんのうちから(あるいは、もっと前から)、薄くでも取り組んでおいて、「早すぎる」ということはありません。
「左右の理解」を定着させるために、親子でできる取り組み
「左右が大事」ということは、よく理解している。
むしろ、効果的な学習方法を知りたい。
そんな読者の方に向けて、
「左右の理解」を定着させていける「日常生活の中での工夫」についてご紹介します。
①日常の生活の中から、「右手」「左手」を使った動作を言語化する。
たとえば利き手が右の場合に「鉛筆を持ってください。」と指示を出せば良いだけのところを、
あえて「右手で鉛筆を持ってください」と言うだけです。
お着替えや靴を履くのにサポートがいる低年齢児の場合は、
毎日のように「右の腕をとおして、次は左腕。」と言いながらシャツを着せる、
「右足〜左足!」と言いながら靴を履かせる。
たったのこれだけの違いです。
言うか、言わないかの違いで、
右左を言葉にすることで、余分に時間をとられることも、(ほぼ)ないでしょう。
②生活の指示(お願い)の中に「左右」をまぜる。
たとえば、
「本棚の右から3番目に昆虫図鑑があるから、とってきて。」
「お茶碗を左、お椀を右になるように配ってね。」
などというようにです。
他にも、生活の中には「左右」を使ってお願いできることが、たくさんあるはずです。
ぜひ、探してみてください。
③自転車での移動は「左右」を理解する絶好のチャンス
普段の自転車移動(あるいは、お車での移動)の際に、
「右に曲がります」「左に曲がります」を言い加えるだけでも、左右の良い復習になります。
時間に余裕があるときは、
「お子さまの指示通りに曲がるルール」で、お家まで帰ってみましょう。
交差点に来るたびに、「右」「左」「まっすぐ」をお子さまに言ってもらいます。
「左右」を間違えたら、けっこう遠回りになって、大変かもしれませんが、
これが、「体験的に覚える」中では、いちばんインパクトが強いです。
また、道を歩いているときなど、
前後左右から走ってきた車が道を曲がった時に、
「今の車は、右に曲がったの?左に曲がったの?」
と確認してみることも、左右の学習につながります。
さまざまな向きの「左右」を確認することのほか、
「地図上の移動」の理解の土台も、しっかり作ることができます。
これも、やはり、自分自身の「右折」「左折」が理解できていることが大前提です。
そうやって考えると、自転車に乗っている時から「右」「左」を意識していくのは、なかなか効果的な方法だと言えそうです。
まとめ:「お勉強」と「日常生活」を融合させることが、上達の近道
このように、「左右」ひとつをとっても、
日常生活の中で触れる機会は、たくさんあります。
もちろん、日常生活における、こうした「復習」の機会は、
他のどの単元においても見つけられるはずです。
「この学習単元は、日常生活のどの場面で復習できそうかな」と考える習慣がつくと、
「これは、前にペーパーでやったあのお勉強ができるチャンスだ」と気づきやすくなります。
ぜひ、ご自宅の中で、
あるいは親子での生活の中で、
「学びの効果的な復習になる」機会を、確かめてみてください。
「基礎の定着」から「応用力」へ。小学校受験協会の定期教室
左右の理解は、多くの学習単元のスタート地点です。
当協会の定期教室では、この「左右の感覚」についても、
単なる暗記ではなく、体験を通して「理屈」として落とし込む指導をおこなっています。
たとえば、年中クラスの第6回授業(6月下旬)では、1年後を見据えた「右手・左手」の徹底的な理解からスタートします。
早くから基礎を固めることで、年長クラスでの「鏡映像」や「四方観察」といった難問にも、自信を持って取り組めるようになるのです。
「今、うちの子に必要な準備は何だろう?」
と迷われている方は、
ぜひ一度、四ツ谷の教室へお越しください。
お子さまの「現在地」を共に確認し、最適な学習プランをご提案いたします。
※定員制のため、定員に達したクラスから順次受付を終了いたします。