ペーパー問題の「理解」を深める1ステップ
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寒さが、本格的に厳しくなってきています。
外に出るだけでも、寒さが身にしみます。
こんな季節でも、
半ズボンでお外に駆け出す子どもたちの姿を見ると、
本当に、たくましいなあ、と感心させられます。
「子供は風の子」とは、よく言ったものです。
でも、きっと、じっとしていたら子どもたちだって、冬は寒い、と感じるはずです。
大人だって、寒くても、思いっきり身体を動かしたら、
それだけで、ポカポカと温かくなってくるはずです。
大人になってから、
全身を思いっきり動かす機会が、めっきり無くなったようにも感じます。
最後に「全力疾走」をしたのは、いつでしょうか。
さらに言えば、お外に出るなり駆け出したのは、いつが最後でしょうか。
(もう、はっきりと覚えてすらいません……。)
時には、
明日のことなんて考えずに、
ヘトヘトになるまで、遊び尽くしたいなあ。
そんなふうに、思ったりもする藤田なのでした。
ペーパーの設問を理解できていない。その時、どうするか。
小学校受験の準備を進めていく際、
必ずと言っていいほど、ご家庭での「ペーパー学習」に取り組むことになるでしょう。
小学校受験に向けたペーパー学習は、
設問を口頭で読むことになるため、
お父さま、ないしはお母さまが、
お子さまがペーパーに取り組むのを、間近で確認しながら取り組むことになるでしょう。
そうすると、
それぞれの問題についての、
お子さまの「できる」「できない」を、
はっきりと、認識できるはずです。
ペーパーに取り組んでいるお子さまの手元を見ていれば、
問題に「自信を持って答えられている」のか、「迷いながらも、答えを見つけ出して答えた」のか、
あるいは、「わからないので、とりあえず答えを選んだ」のか、
はたまた「分かったつもりになっていて、間違えてしまった」のか、「全くわからなかった」のかも、
ある程度、予測がつくはずです。
スムーズに答えを選べている問題は、ぜひ、自信を持って、
時間がかかっても答えを選べている問題は、よしよし、その調子。
繰り返し取り組む中で、スムーズに解く「コツ」が身についていきます。
問題に「間違えた」時、
あるいは、「適当に選んで正解になっている(かもしれない)」時には、
「どこまで理解できているのか」の検証が必要です。
ペーパー学習の理解度を確かめる方法は、通常のペーパー学習の際に、以下の簡単な手順を追加するだけです。
通常、
①設問を、お父さま・お母さまが読む
②「はじめ」の合図でお子さまが鉛筆やクーピーを持って答えを書く
という順番で取り組むペーパー学習ですが、
この、①と②の間に、
・お子さまに「どのような問題だったか」説明してもらう
という手順を入れるようにします。
つまり、
「ペーパー設問が読まれる」→「お子さまが、問題の内容を説明する」→「実際に答えを書く」
という順番です。
お子さまに、問題の内容を説明してもらうことで、
正解できなかった原因が、
「問題を聞き取る力が不足しているのか」
「設問の意味が理解できていないのか」
を、突き止めることができます。
問題を聞き取る力が不足している場合も、
ペーパーに取り組む前に、問題の内容を確認することで、
「どこを聞けていなかったか」がわかるようになります。
お子さま本人としても、「聞く」際に意識するポイントを理解しやすくなるでしょう。
設問の意味を理解できていなかった場合は、
「長い」って、どういう意味?
「○番目に」って、どういうこと?
など、言葉の意味について確認をして、
あらためて、問題の言葉の意味を理解していくことが必要です。
例えば、上記の例の場合、
「長い」という言葉を、語彙として身につけていないと、
聞き取ることも難しくなります。
意味を理解して、自分の言葉で説明できるようになっている言葉(や文章)は、
聞き取って理解することもできているはずです。
複数の指示がなされることについても、
それを、自分で説明できることが、目指す到達ポイントです。
ペーパーの問題についても、
お子さまが「説明」をする機会を加えることで、
その理解を増やしていきましょう。
ペーパーの内容を説明してもらう際に気をつけること。
お子さまに、ペーパー問題の設問の内容について説明してもらう際に、
気をつけることがあります。
それは、
説明を「復唱」にしようとさせない、
ということです。
例えば、「方眼上の位置」の問題で、
「上から2番目で、右から4番目のお部屋に赤のクーピーで○をつけてください。」
という設問に対して、
「上から2番目の右から4番目に赤い○をつける。」
という説明となっていても、
問題に答えるための要素を全て押さえられているので、まったく問題ありません。
むしろ、
「さっきお母さんが言ったのは、上から2番目「で」だったよ」
などと、細かい言い回しまで復唱させるようにしてしまう方が、
要点の理解から意識が遠ざかってしまうので、注意が必要です。
むしろ、設問に対して、
自分の言葉で、「こういう問題で、こうやって解けばいいんだよ。」と説明ができることを目指しましょう。
要点を押さえていくことが大切なのは、「お話の内容理解」でも同じです。
勉強を繰り返していった場合、
お話の内容理解の問題について、「どんな問題だった?」と聞いたときに、
「よく晴れた、日曜日のことです。……」
と、設問を頭から復唱しようと試みるお子さまが出てきたりします。
が、当然、文章の全てを記憶しておくことは難しいわけで、
必ず、途中で限界が出てきます。
そうすると、答えるべき設問について覚えられていない、ということにもなりかねません。
上記の文章においては、「天気は晴れ。」ということが理解できていれば大丈夫です。
お子さまに問題の説明をしてもらう際に、もし、答えるべき要素が抜けていたら、
例えば、先ほどの「方眼上の位置」の問題の説明で、
「上から2番目の右から4番目に○をつける。」と、
答えをかく際の「色」についての説明が抜けていたとします。
そうした際は、
「何色の○をかけばよかったかな?」と、質問をすることで、
抜け落ちていた部分を意識し直すようにします。
お子さまが説明をする際に抜けていた項目は、
なんとなく聞いてはいたかもしれないけれど、
意識はできていなかったポイントです。
説明をせずに解答をした場合でも、たびたび間違えてしまう部分かもしれません。
そうした、「意識の弱かったポイント」についても、
説明と、確認をする中で、
「あっ、そうだった!」と思い出すことで、
設問を聞く際の意識を高めていくことができるようになります。
お子さまの中でも、
ペーパーに取り組んで「色が違ったね。」となるよりも、
取り組む前に確認をされることで、「そっか、色も気をつけないといけなかったな」ということを、自分から気づける方が、
ペーパー問題に「できた」と前向きに捉えることができるようになるでしょう。
(ただし、「はじめ」の合図をした後に、「あれ、色は?」などと確認を加えるのは、控えたほうがいいかもしれません。お子さまとしても、問題に答えようと考えているときに指摘をされることは負担に感じたり、集中力が途切れることにもなるかもしれないからです。)
ご自宅でのペーパー学習は「テスト」ではありませんから、
時には、そういった「事前の確認」をすることで、
1枚のペーパーに、じっくり、取り組んむ機会も作ってみててください。
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