積み木問題の解き方|数え方のコツと練習問題(小学校受験対応)

・積み木の計数(積み木問題)は「縦に数える」ことで解ける
・見えない部分に気づけるかがポイント
・この記事では積み木の計数の解き方・コツを解説
小学校受験のペーパー問題では、
「積み木の計数」と呼ばれる問題(いわゆる「積み木問題」)が出題されることがあります。
これは、
見取り図で描かれた積み木の形を見て、全部でいくつの積み木が使われているかを答える問題です。
この問題では、
・見えていない積み木に気づけるか
・立体をイメージできるか
といった力が問われます。
この記事では、
小学校受験のペーパー課題「積み木の計数」の数え方と練習方法を解説します。
積み木問題とは?(初心者向け)

問)これは、(立方体の)積み木をいくつ使ってできる形でしょうか。
サイコロの形(立方体)の積み木で作る形が、「いくつの積み木でできているか」を考える問題は、
「積み木の計数」
という単元とされています。
この積み木の数は、どのように数えたら良いでしょうか。
積み木問題の解き方(結論)
・縦で数える
・屋上に印をつけて考える
「積み木の計数」の大前提として①
積み木を数える上で、ポイントとなるのは、
「平面(であるペーパー)に描かれた積み木の図(見取り図)から、立体の積み木をイメージできること」です。

この立方体の見取り図は、
よくよく見方を変えて「平面図形」として見たら、
「正方形の上側と右側に平行四辺形が2個くっついている形」でしかありません。
もし、お子さまが、この形を「平面的」に捉えているとしたら、
「積み木がいくつ?」という質問に対して、ピンとこないかもしれません。
その場合、まずは、「立体が平面に表せること」を理解することが重要です。
そのためには、
実際の「立方体積み木」を手元に用意して、
その形を、「見える通りに」鉛筆で描いてみる、いわゆる「模写」をやってみてください。
そうして、立体の「見え方」に意識を向けることで、
積み木の図を、立体的にイメージすることができるようになります。
立体の「模写」は少し難易度が高いため、
「模写」が難しい、という方は、立方体の見取り図と同じ角度になるように積み木を置いてみて、図と実物を見比べて確認をしてみてください。
「積み木の計数」の大前提として②
また、
もし、「数を数える(計数)」こと自体がうまくできないとしたら、
積み木を数えることも、同様にスムーズにできないでしょう。
ペーパーに描かれているものの数をスムーズに数えること、
そして、その数を記憶に止めることが苦手だというお子さまは、
まずは「計数」の問題に取り組んで、力をつけてみてください。
(数を数える「計数」の取り組み方については、あわせて過去記事のこちらもご参照ください。)
積み木の数え方のよくある間違い(NGパターン)
さて、ここからが本題の「積み木の計数」です。
「積み木の計数」の問題を初めて見たお子さまの中には、
次の図のように、見えている積み木の形を数えようとする場合が多くあります。

しかし、このようにして見えるものだけを数えると、

中に隠れている1個の積み木を、数えそびれてしまいます。
そうならないためにも、
積み木を、「縦」のまとまりで考えて、数えていくようにします。

(積み木を、1個と2個と1個、にわけて考える。)
「積み木の計数」のペーパー問題に取り組む前に、
実際の積み木を使って、「いくつあるか」を数えてみる学習を行うと、イメージがつきやすいです。
たとえば、

このような形の積み木の数を考えるときは、
形全体を「ビル」に見立てて、
それぞれの積み木が「何階建て」かを考えるようにします。
使う積み木は、以下の3種類。

これらの、立方が2個、3個とつながっている積み木を使えば、
先ほどの形も、

このように、4つのかたまりに分けることができます。
一度、積み木を横にずらせば、

見えている積み木の数を順番に数えていけば良くなります。
「見えていないところに、積み木があったんだな」ということに気づいてもらうのがポイントです。
このように、実際の積み木で作った形を見て、
「いくつの積み木でできているか」を、
「縦の積み木のかたまり」で考える癖がついたら、
いよいよ、ペーパーでの学習です。
ペーパーの「積み木の計数」も、縦の積み木の個数を考える。

同様に、先ほどの形を例に、説明をしていきましょう。
この形で、積み木のビルの「屋上」にあたる部分に着目をすると、
屋上は4つあります。

それぞれの屋上について、
順番に、「何階建か」を確認していきます。

こちらの屋上の部分は、「1階建て」です。
何階建てかが判ったら、その数dけ、屋上に「棒(旗)」を立てていきます。
今回の場合は、屋上に、1本だけ、まっすぐな線をかきます。

線のことは「棒」と呼んでも「旗」と呼んでも、なんでも構いません。
次に、その左側の部分を見てみると、

ここは「2階建て」です。
なので、この屋上には、棒を2本、かいていきます。

同様に、右奥の屋上には、棒を2本、

左奥の屋上は、「3階建て」であることを確認して、棒を3本かきます。

最後に、立てた棒の数を数えたら、
「積み木は全部で8個ある」ことがわかります。

「積み木の計数」のペーパー課題の習熟度別の取り組み方
最初は、それぞれの屋上について、
「ここは、何階建て?」ということを確認しながら、
その数だけ、棒をかいていきます。
そして、すべての棒をかき終わった後に、
棒の数を数えていくやり方で、おこなってみましょう。
慣れてきたら、
「何階建てか」を意識しながら、
棒をかいていく最中に、順番に、棒の数を数えていくことも、あわせて行います。
(先ほどの例で言えば、
右手前の屋上に棒をかきながら「1」、
左手前の屋上に棒を2本かきながら「2、3」、
右奥の屋上に棒を2本かきながら「4、5」、
そして左奥の屋上に棒を3本かきながら「6、7、8」と、数えます。)
そうすると、
棒をかいてから、あらためて棒の数を数えるよりも、
スピーディーに、スムーズに積み木の数を数えていくことが可能です。
また、このように数えながら棒を描いていくことができるようになれば、
そのうち、棒を書き込んでいかなくても、
積み木を縦に数える意識をしながら、積み木の数を正確に数えていくことができるようになります。
わからなくなったら、できれば実物で確認を
いちど、積み木を使って学習をしても、
しばらくしたら、ペーパー学習の際に「棒を書く」方法がわからなくなってしまうことも、あるかもしれません。
そんなときは、
随時、実際の積み木で、同じ形を作ってみながら、「何階建てかな」という確認を、あらためてしてみてください。
積み木を、いろいろな角度から眺めて、見え方が変わることを理解することは、
「四方観察」の学習にもつながっていきます。
学習は、「繰り返し」が大切です。
一度やっても、わからなくなることがあるからこそ、
「復習」をすることに価値があるのです。
繰り返し、繰り返し取り組んでいく中で、
以前よりも、着実に、理解が深まり、
より、問題を解く力が定着していきます。
少しずつの変化を確かめつつ、
楽しみながら、学習を進めていってください。
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