ノンペーパー校の受験対策|ペーパー学習は必要?結論と正しい取り組み方

小学校受験で「ノンペーパー校」を志望する場合、
よくある疑問がこれです。
「ペーパー学習はやらなくていいのか?」
結論から言うと、答えは「NO」です。
ペーパー課題が出題されない学校であっても、
ペーパー学習はむしろ重要です。
ノンペーパーの試験を行う学校を受験する場合、ペーパー学習はしなくていいでしょうか?
今回は、ノンペーパー試験の対策におけるペーパー学習について、書いていきます。
都内の国立小学校6校の中で、
例年、考査にペーパー課題が出題されるのは、
・筑波大学附属小学校
・東京学芸大学附属小金井小学校
・東京学芸大学附属世田谷小学校
・東京学芸大学附属大泉小学校
の4校です。
逆に、例年の検定でペーパー課題が出題されない(いわゆる「ノンペーパー」)のが、
・お茶の水女子大学附属小学校
・東京学芸大学附属竹早小学校
の2校です。
お教室でも、ペーパー学習を一緒に行う時間を設けていますし、
レギュラークラスでは「家庭学習用ペーパー」や宿題ペーパーなどをお渡ししています。
ですが、ノンペーパー校の2校のみを志望する場合は、
「ペーパー課題の学習は必要ないのではないか。」
という疑問が湧いてきます。
受験予定校にペーパー課題が出題されなくても、ペーパー学習は重要
ペーパー課題が出題されない学校の受験を目指す場合でも、
ペーパー学習には、取り組んでおくことがオススメです。
その理由は、大きく2つあります。
①就学前準備学習としての意味と
②受験対策そのものとしての意味
です。
①ペーパー学習は、そのまま就学前準備学習になる。
まず、ペーパー学習が、小学校に進学した後の学習にとってプラスに働く、という側面が挙げられます。
ペーパー学習を進めていく上で、
・鉛筆やクーピーを握る力や「運筆力」
・小学校の学習の土台となる「思考力」
・机に向かって学習に取り組む「学習習慣」
が身につきます。
極端な話、
たとえ小学校受験を一切考えていない、としても、
ペーパー課題について取り組むことは有益である、とすら言えます。
②ペーパー学習に取り組むことで、ノンペーパー受験の課題を理解する力がつく。
たとえば、お茶の水小の「個別課題」で出題される課題は、
言語・数・比較の課題、など様々ですが、
これらの多くが、ペーパー学習の延長線上にあります。
いずれも、ペーパーを使った学習の理解ができていれば、よりスムーズに取り組むことができる課題なのです。
様々なバリエーションのペーパー形式の学習に、繰り返し取り組むことで、
個別課題での具体物を使った課題に対応する力を、養うことができます。
(具体物を使って、個別課題を模した学習をご自宅でやることも有益なのですが、さらにペーパーを加えることで、より沢山の形式の問題に取り組むことが可能になります。)
つまり、
(ただのパターン学習で解き方を覚えたのではなく)ペーパ課題を理解している子ほど、ノンペーパーの課題にも対応できるようになる
という構造があるのです。
以上の理由から、小学校受験に向けた「ペーパー学習」は、
たとえ、受験でペーパー課題に取り組むことがないお子さまにとっても、
有益な学習方法である、と言えるのです。
ノンペーパー対策としての「ペーパー学習」で差がつくポイント
ただし、
ノンペーパー受験を考えているとしたら、
単にペーパーをこなしていくだけでは、少しもったいないです。
もし、ノンペーパー形式の受験をメインで考えているのであれば、
ペーパー学習に取り組む時も、
「これは、なぜ、そう思ったのか」や、
「どのようにすれば正解がわかるか」などといったことについて、
お子さまに口頭で説明をしてもらう機会を、もうけるようにしてみましょう。
取り組んだペーパーの内容について、お子さまに説明をしてもらうことで、
より理解を深めることが可能となるだけでなく、
口頭で「説明する力」も身につけることができます。
必然的に、枚数は少なめになってしまうでしょうが、
1枚1枚のペーパー課題にじっくり取り組むことで、
ノンペーパーの課題にも、活かされる力が身についていきます。
本番でペーパー課題がない予定のお子さまも、
ぜひ、ペーパー学習にも取り組んでみてください。
まとめ
ノンペーパー校の対策においても、
ペーパー学習は欠かせません。
ただし、
「量」ではなく「質」にこだわることが、合格への近道です。
ノンペーパー校の受験の対策のために
ノンペーパー校の受験では、
「何をやればいいのか分からない」というご相談を多くいただきます。
・ペーパーは必要なのか
・どの程度やればいいのか
・どのように対策すればよいのか
当協会では、こうした疑問に対して、
お子さま一人ひとりの状況に合わせて具体的にお伝えしています。
また4月からは、年長さん向けに月1回、
ノンペーパー校で実際に出題される制作・口頭試問・行動観察の課題に取り組む中で、
思考力・表現力・指示理解力をバランスよく育む
ノンペーパー講習も開催しています。