食について、気をつけてきたことをご紹介します。
少しずつ、過ごしやすい季節になってきました。
日が暮れるのも遅くなってきて、
気持ちも、心なしか前向きになるように感じます。
暖かくなってくる春ですが、
同時に、花粉も元気になる季節でもあるということで、
なかなか大変だという方も、いらっしゃることでしょう。
大人だけでなく、
花粉症に悩まされているお子さまも、決して少なくはありません。
花粉症をはじめとしたアレルギー症状は、
免疫システムの過剰反応によって引き起こされると言われていますが、
免疫システムのバランスを整えるには、腸内環境を良くすることが役に立つそうです。
腸内環境を良くするには、
カレーなどに多く含まれるスパイスや、乳酸菌食品が良いとされています。
これらの食品が、どこまで効果的なのかは、さだかではありませんが、
食と健康が結びついている、というのは、おそらく間違いないだろうな、と思います。
と、いうわけで、
本日は、「学習に良い影響を与える食事」について、書いていきます。
「頭が良くなる食べ物はありますか?」
学習指導をしていると、保護者の方から、時々、そんなご質問をいただきます。
ですが、
さすがに医師でも大脳生理学の教授でもない身としては、
「この食べ物の、こんな成分が頭にいいですよ。」
と断言することもできないので、
これは、少し困ってしまうご質問のひとつでもあります。
残念ながら、今の私の力不足のために、
「頭に良い食べ物」について明確な答えを出すことはできません。
そこで、代わりにではありますが、
「食について、私自身が(学生時代から)気をつけてきたこと」について、お答えさせていただくようにしています。
(※以降は、あくまでも私自身の好みや価値観によるものです。「正解」「不正解」を決めつけるものではないことは)
「食」について気をつけてきたこと
①「食べるもの」の前に、「食べないもの」に気を配る
いくら、身体に良い食べ物を食べたところで、
それ以上に、身体に負担をかける食べ物を摂っていたら、
求めている結果を得ることは難しいです。
「食べるもの」に気を配る前に、
「食べないもの」について、意識をしてきました。
以下は、あくまでも私自身の例であり、
個人的な好みの部分も多く含みますが、
学生時代から
・コンビニ弁当
・冷凍食品
・ファストフード
など食品添加物(発ガン性など長期的にみて健康に悪影響があると言われている)を多く含む食品や、
・スナック菓子(脂分・塩分過多のほか、亜鉛不足になり気持ちが落ち込みやすくなる)
・清涼飲料水(糖質過多による血糖値上昇と下降で気持ちのアップダウンが激しくなる)
などは、
できる限り、口にしないように気をつけていました。
また、成人してからも、
お酒(アルコールは、適量なら健康に効果的なこともあるが、脳の発育を阻害するので未成年は絶対に摂取しない)や
コーヒーなど(カフェインの覚醒作用で睡眠の妨げになったり、わずかではあるが依存性がある)
を飲むことは、できる限り、さけてきています。
また、喫煙に関しては、一切おこないません。
喫煙に関しては、ニコチン、タールのほか、一酸化炭素(ヘモグロビンとの結合力が酸素の300倍ほどあると言われている)によって脳への酸素運搬量が減ることも考えて、
副流煙にも気をつけています。
上記のものは、主に健康上の理由からも、可能な限り摂らないようにしてきているものですが、
そもそも、あまり好きなものでもないため、
摂らないことがストレスにつながることもありません。
これは、ある意味、
幼少期に、両親が整えてくれた環境のおかげでもあるのかな、と思います。
(一説によると、人間の味覚は幼児期に完成してしまうと言われており、
小さい頃に食べていたもの=「好きなもの」と、思うようになるそうです。
「おふくろの味」と言うのも、幼少期に食べていたお母さんの手料理の味が、好みの味となっているということだ考えられそうです。)
②食品とあわせて、気をつけたいもの
ちなみに、上記に挙げた食品については、
「絶対に食べない」と厳格に決めているものではありません。
なので、例えば、コンビニのおにぎりを食べることもありますし、
スナック菓子を食べることもあれば、
時間的な都合から、冷凍食品を活用することもあります。
健康関連の情報をもとに、「〇〇は絶対にとってはダメ!」と厳格に考えることが、かえってストレスになることもあるので、
過剰な制限は、注意が必要です。
(もっとも、長期的視点で考えると、可能な限り、摂らないようにした方が良いのでしょうが。)
しかし、食品類とは違って、
これだけは、絶対に摂らないようにしているというのがあります。
それが、
市販のお薬
です。
薬に関しては、
急性の症状があるなど、やむを得ない状況でのみ使うものだと、考えています。
なので、
よほどの高熱などでもない限りは、風邪薬や解熱薬を飲むことはありません。
なぜなら、薬というものは、
「症状をおさえるためのもの」ではあるけれど、
「病気を治すもの」ではないからです。
それにもかかわらず、
薬が身体に及ぼすダメージ(いわゆる副作用)は、無視できません。
市販の風邪薬でも、人によってはアルコールを摂取したのと同じ状況(集中力の低下・眠気・抑うつ状態など)になる場合があったりするそうです。
(程度の差はあるでしょうが、要するに、そういう作用を及ぼすような成分が入っているということです。)
また、精神薬に関しては脳に与える影響がとくに大きく、
なかには麻薬と変わらないようなものも、あると聞きますから驚きです。
「風邪薬を飲んで、そんな症状になったことはないから大丈夫」と、おっしゃる方もいると思います。
当然、市販薬というのは、医師の処方なく入手できるものですから、
有効成分の量なども、抑えめにされています。
(また、ちょっと飲んだだけで体に異変がおこるようなものであれば、そもそも臨床試験を通らず販売されることはありません。)
だからこそ、気軽に常飲するようになりやすく、
長期的な視点で見たときに、それが身体に与える影響というのは、無視できないのではないか、と考えています。
体調不良となるときは、何かの原因があるはずです。
その原因に目を向けず、「薬で、症状を抑える」という対処療法的なパターンが当たり前になってしまうと、
健康面以外の様々な問題に対しても、その場しのぎの対応を繰り返すことになるのかもしれません。
ですから、健康を考えたら、
気軽に入手できる市販薬を気軽に飲むことは、意図的に避けるようにした方がいいと思っています。
また、脳に直接作用する精神薬に関しては、非常に危険であるので「ダメ!ゼッタイ!」だという認識でいます。
かつて、風邪は「温かくして寝れば大丈夫」などと言われてきましたが、
実際に、寝不足による体力低下が体調不良を引き起こしていることが少なくないように思えます。
食べ物の話から、少し話題がそれてしまいましたが、
今回は、食と健康についての話でした。
効果的なものを追求する前に、
悪影響を及ぼすものを減らしていく。
これは、今回の食のことに限らず、
お勉強を進める上でも、有効な視点ではないかと、思っています。
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