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行動観察の中でも「グループ課題」に特化した専科クラス開講します。

グループ課題対策に特化した行動観察講座は3月から開講です。

 

今年度、定期教室に加えて毎月開講する専科クラスは、

・筑波大学附属小学校 対策講座

・筑波小対策 くまあるき特訓

・お茶の水&竹早&大泉小対策 ノンペーパー講座

・グループ課題対策講座

・清水先生の絵画制作講座

・金生先生の行動観察講座

 

の6本です。

 

この記事では、

「グループ課題対策講座

についてご紹介します。

 

 

グループ課題対策講座

 

日時:

 第1回…3月9日(土) 9:00〜10:30

 第2回…4月13日(土) 9:00〜10:30

 第3回…5月11日(土) 9:00〜10:30

 第4回…6月15日(土) 9:00〜10:30

 第5回…7月13日(土) 9:00〜10:30

 第6回…8月10日(土) 9:00〜10:30

 第7回…9月7日(土) 9:00〜10:30

 第8回…10月12日(土) 9:00〜10:30

対象:年長
価格:各回9,000円(税込)
講師:藤田
教室:小学校受験協会四谷教室
   新宿区四谷三栄町

 

 

お友だちと一緒に課題に取り組む「グループ課題」特化の90分間です。

 

小学校受験における「行動観察課題」のパターンを分類すると、いくつかの課題に分けることができます。

 

それらの課題を大きく2つに分けると

①お友だちとグループ(チーム・ペア)を作って、お友だちと協力して課題に取り組む形式のもの(いわゆる「グループ課題」)

②試験官の先生のお話を聞いて、言われた通りに行動するもの(いわゆる「指示行動」)

の2つに分かれます。

 

お教室への入室から退室までの、姿勢・ご挨拶をはじめとする立ち居振る舞いまでが、「広義の行動観察」であり、実際の試験では、その全てが観察の対象となりうるものです。

 

ところが、その中でも特に、お友だちと一緒に取り組むグループ課題は、行動観察課題の中でも特徴的な課題です。

このグループ課題のみをさして「行動観察」としているお教室もあるくらいで、グループ課題は、「狭義の行動観察」とも言えるでしょう。

 

そして、実際の受験本番でグループ課題は、同じ年長さんのお友だちと一緒に取り組む課題であるため、

ご家庭での対策にはどうしても限界があるのも、このグループ課題の特徴です。

 

そこで、今年度より、

このグループ課題に特化した講座を開講することにいたしました。

 

 

すでに開講が決まっている

特別講師による「金生先生の行動観察講座」では、

グループ課題・指示行動の課題に満遍なく取り組みます。

指示行動の課題の中で、運動課題や巧緻性課題、口頭試問などにも取り組むため、小学校受験に向けた幅広い分野の対策が可能です。

 

今年度から新たにスタートさせる「グループ課題対策講座」は、

狭義の行動観察課題であるグループ課題のみに取り組む90分間です。

 

 

行動観察の「グループ課題」の4パターン

 

お友だちと一緒に取り組む行動観察課題である「グループ課題」ですが、

その中にもいくつかのパターンがあります。

 

①グループ同士で「競う」課題

「コロナ禍」明けとなった昨年度、複数の学校で実施された「紙コップ積み」をはじめとする「高さを競う」課題が代表的ですが、

そのほかにも、「玉入れ」などの「得点を競う」課題

「リレー形式」で行う「早さを競う」課題

などがあります。

「高さ」であれ「得点」であれ「早さ」であれ、明確に「勝ち負け」が決まる課題と言い換えても良いでしょう。

設定される課題のゴールは「勝つこと」ですが、そこに向けたプロセスにおいて、お友だちとどのような関わり合いをしていくかも重要となります。

 

②チームを作る課題

「猛獣狩りにいこうよ」といったゲームに代表される、複数名でグループを作る課題です。

この課題を通して作ったグループで、次のグループ課題を行う場合もあります。

「お友だちに積極的に声をかけられるか」という主体性が求められる課題ですが、

「ただ自分から声をかけたら良い」というわけではなく、「お友だちと仲良くチームを作れるか」という点も重要です。

 

③チームで相談して「決める」課題

一昨年までの筑波小の考査で出ていた「グループじゃんけん」が代表例ですが、

そのほかにも、「チーム名を決める」「ゲームのルールを決める」など、グループでひとつの意思決定をする場面があります。

他の課題の中でも、「チーム内で戦略を決めて取り組む」ことが有効になる場合もあります。

チームで「決める」課題を進める上では「自分から意見を表明・提案する」ことも大切ですが、自己主張に偏りすぎず、お友だちの意見も上手に拾いながら決定をしていくことが大切です。

いわゆる「ファシリテーター(進行役)」が意見をとりまとめていくことが、課題をうまく進めるポイントになってきます。

 

④作品を「作る」課題

「集団絵画」「集団制作」がこのタイプにあたります。

作品を作る上で「何を作るか」を決めるのは、「③決める」課題とも共通しますが、

その上で、作業を円滑に進めるために、「道具の受け渡し」や、それに付随する声のかけあいが重要になってきます。

 

 

上記の4タイプの課題をバランスよく経験していくことが重要であるため、

グループ課題対策講座では、毎回の授業で、上記の4タイプの中から2〜3タイプの課題を選出し、

ひとつひとつの課題にじっくり取り組んでいきます

 

 

初回となる3月9日の講座では、

小学校受験の中でも出題頻度が高い

「紙コップ積み」

「集団絵画」

「グループじゃんけん」

に取り組みます。 

 

 

グループ課題対策講座の特長

 

①お友だちと一緒に「正解」を探求する

行動観察(グループ課題)に強くなることを目指す行動観察講座の中には、

「この課題においては、まずはじめに『〇〇〇〇』と声をかけるように。」

「この課題では、〇〇〇〇しなければいけません。」

といったように、「合格のためのノウハウ」を伝えてくれる講座もあります。

 

「合格のための最短ルート」を考えると、

教えられた「大人ウケする振る舞い」をマスターすることは、効率的・効果的かもしれません。

 

しかし、お子さまの「自ら考え」「自ら行動する」力を高めるための教育を大切にしてこられているお父さま・お母さまにとっては、

たとえ「受験の合格のため」であるとはいえ、

わが子が、誰かにとっての「正解」を教えこまれ、予定調和の中に押し込められていくことに違和感を感じるかもしれません。

 

 

もちろん、「〇〇しなさい」「〇〇してはいけません」という教育は、

幼児期の成長や社会性を身につける上でも、必要な側面があるでしょう。

 

同じ「〇〇しなさい」「〇〇してはいけません」という指導であっても、 

集団生活の中で、あるべきルールやマナーを学ぶためのものと、

「優等生」に見える立ち居振る舞いという型にはめるものとでは、

その意味合いが大きく異なります。

 

 

グループ課題対策講座では、

講師から、合格のための「正解」を教え込むといったことは、あえておこないません

 

ただし、どうすることが「チームでの目的を達成するために望ましいか」ということについては、考えていきます。

 

目指すのは、

「テストの時に、賢い振る舞いができるようにすること」ではなく、

「周りのお友だちと比べて、自分が優れていることをアピールするスキルを身につけること」でもなく、

「お友だちと一緒に、新たな学びや価値を創り出していく力を身につけること」です。

 

当然ながら、その力は、

小学校受験の本番のみならず、ひいては小学生になってからの「協働的な学び」において、大いに活かされるはずです。

 

 

「〇〇の時は、△△しなさい。」

こんな、パターン学習のように行動観察を教える方が、ある意味では簡単かもしれません。

 

しかし、そうではなく、

お友だちと一緒に勝つための「あり方」「考え方」を一緒に考えるように導くことを、

グループ課題対策講座では採用しています。

 

これは、「教える側」の力量を要求するものでもあります。

お勉強を頑張るお子さまたちだけでなく、講師である私自身のチャレンジでもあります。

 

 

②複数回の「実践」によって、学びをすぐに試してみる

小学校受験の課題には、「やり直し」のチャンスはありません。

全ての課題が「一発本番」です。

 

それは当然、行動観察・グループ課題においても同様です。

 

 

しかし、お教室は、「学ぶ場」です。

つまり、お教室が「失敗する場」であることを意味しています。

 

たくさんの「失敗」や「うまくできない」を経験すること、

そして、そんな「間違い」「うまくいかない」にへこたれることなく、2度、3度とトライすること。

その先に、学んだことが「経験値」として蓄積し、本当の力になっていきます。

 

課題に取り組んで「こうすれば良かったのかな」と思ったこと、

他のお友だちの様子から、「なるほど、こうするのもいいな」と思ったこと、

そうした「気づき」や「学び」を、

お家に帰ってから、ではなく、

その場で、すぐに実践することができます。

 

 

行動観察・グループ課題については、

講座内でも、「もう1回やりたい!」

という声も上がることが多い課題でもあります。

 

 

グループ課題対策講座では、

ひとつひとつの課題を、じっくり、充分な時間をかけて、繰り返し取り組んでいきます。

 

 

 

 

グループ課題対策講座は、こんな方の参加がおすすめです。

 

・お友だちと一緒に取り組むグループ課題に特化した講座を受講したい

・ひとつひとつの課題の「取り組み方」についても学びたい

・かといって、一方的に教え込まれた正解をなぞらせたくはない

・お友だちとの協力を通じて、就学後にも通用する協働する力を高めたい

 

ペーパー課題や常識問題、巧緻性などの「知識」や「技能」ではなく、

仲間を作るための力、まさにいわゆる「非認知能力」を高めるためにも打ってつけなのが、「グループ課題」を通じたお勉強です。

 

素敵な小学校生活を送ることを目指す皆様のご参加を、お待ちしています。

 

 

グループ課題対策講座のお申し込み受付スタートは、2月15日(木)より開始予定です。

 

詳しくは、新しいブログ記事にて、

そして、「各種講習のご案内」のページにて、追ってご案内いたします。

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