緊急事態宣言が、小学校受験に与える「プラスの効果」について
全国的な緊急事態宣言の延長が、決定しました。
5月途中での緊急事態の解除もあるということのようですが、
都内は特に、5月いっぱいは緊急事態を覚悟しておる必要がありそうです。
とはいえ、「外出そのものがNGというわけではない」といったコメントも出されており、
これまでと比べたら、目的を持った外出も、可能になってくるのかなという印象も受けます。
いずれにせよ、感染症への対策を徹底して、習慣化させるということが重要なことは、これまで以上に大切で、
おそらく、そういった意識は、緊急事態宣言が明けた後も、変わらず継続していくのではないか、と考えられます。
緊急事態宣言が、小学校受験にもたらした「プラス効果」があるとすれば
緊急事態宣言があったために、
お子さまたちの学びの機会が減ってしまった、という事実はあるでしょう。
(園でのお友達との関わり合いから、学べることも多くあるからです。)
ですが、
こと、「受験」を考える上では、
今回の新型コロナウイルス感染症の拡大や、それに伴う緊急事態宣言の期間が、
直前期において「プラスの成果」をもたらしてくれる可能性も、あるように感じます。
全国的に、感染症対策への意識が高まった
この数ヶ月で、全国的(世界的)に感染症対策に対する意識が高まったことは、明らかでしょうし、
国からも指針が出されるくらいですから、今後も、感染症対策の意識は高いまま維持されるはずです。
ひょっとしたら、感染症対策そのものが「文化」レベルにまで落とし込まれるかもしれません。
そのように考えた時に、
受験直前期において、
「受験生」とそのご家族だけが、自衛に最新の注意を払う、ということにはならず、
受験に関わらない人も含めた社会全体で、感染症対策がなされている状態が作られていくのではないか、と、
この点において、今回の緊急事態は、確かな成果を挙げていくことになるのではないかと感じます。
実際に、今春の季節性インフルエンザの患者数は例年より少なく、また早期に収束しており、
コロナ対策での効果が指摘されています。
今年は、1年を通して、感染症対策が全国的に徹底されるでしょうから、
例年のように、幼稚園や保育園が「クラスター化(と、あえて表現しています)」する危険性は、かなり、下がるのではないか、と見ています。
小学校受験において、基本的には、
園内で受験生と非受験生が一緒に生活しているのが普通です。
そのために、ご家族だけでの自衛では、防ぎきれなかった感染症があったことでしょう。
それが、今年に関しては(ひょっとしたら今後ながきにわたって)、
園内だけではなく、
社会全体が、ともすれば例年の受験生以上に感染症対策をした中で、
秋、冬を迎えることになるのではないでしょうか。
(日本が、よほど、「喉元すぎれば熱さを忘れる」人で溢れていない限りは、この予想は的中するはずです。)
例年、受験直前期に、「受験生」とそのご家族が特に頭を悩ませていた「感染症対策」が、
年がら年中、社会のスタンダードになるであろうこと。
この変化に関しては、特に受験を目指す立場としては、好意的に捉えられる変化です。
物事に、負の側面があれば、必ず、プラスの要素もあります。
引き続き、大変な生活が続くかもしれませんが、
そんな中での、「良かったこと」にも意識的に目を向けつつ、
今日という1日を、味わっていきたいと思います。
1日も早く、社会や経済が正常に動き出すことを願いつつ、
「今だからできること」も、探していきましょう。
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