小学校受験の後の学習にもつながる「図形系列」
寒い日が続いています。
そんな中でも、子どもたちの笑顔に触れると、
芯から、温かくなりますね。
お子さまたちとご一緒に、お勉強させていただけることに、あらためて感謝です。
本日は、幼稚園でも取り組んだ「図形系列」の問題について紹介します。
問)順番通りに形が並んでいます。上のマス目の、空いているお部屋に入る形を答えてください。
これだけを、いきなり出されると、なかなか難しい課題です。
大人でも、一瞬、考えてしまうかもしれませんが、
順番に、繰り返される形「○△□×」を、理解することができると、
たちどころに、答えがイメージできるようになります。
図形系列の学習は、この繰り返される形のリズムを口ずさみながら、空欄に入る形を考えるところから始まります。
「まーる、さんかく、しかくバツ、」
そうすると、多くの場合、次の空欄に入る形が理解できるようになります。
ここで大切なのは、「実際に、口に出してみる」ということです。
もちろん、小学校受験のペーパー課題の本番では、声を出しながら解くことはできません。
ですが、学びはじめにおいては、「声に出してみる」ことで、正解のイメージを、明確に持つことができます。
最初は、「○△□×」という、決められた順番をあらかじめ伝えてから、そのリズムを一緒に口ずさんでみても良いですし、
なれてきたら、
「どんな順番になっているかな」
と、お子さまに考えて、答えてもらうようにしてみてください。
この「図形系列」の法則性や順序をイメージできるようになると、
小学校以降での「数列」の学習にも、つながっていきます。
たとえば、
1,2,3,4,1,2,3,4,1,2,……
と続く数列の、
①50番目はどの数字ですか?
②25番目までの数字を全て足すと、いくつになりますか?
といった問題に対して、
|1,2,3,4,|1,2,3,4,|1,2,……
と「1,2,3,4」のかたまりを意識して、解いていきます。
(完全に余談ですが、
①は、50÷4=12あまり2で、13番目のかたまりの2つ目なので、「2」が正解、
②は、25÷4=6あまり1で、6番目までのかたまりの和1+2+3+4=10で10×6=60に25番目の数1を足して「61」が正解です。)
小学校受験期の学習は、
小学校受験の後にも、繋がるような「考え方の土台」を育むこともできるのです。
逆に言えば、お子さまにとっては難しいものもあるでしょうから、
お子さまの理解力に合わせて、ヒントを与えながら、楽しく取り組んでみてください。
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