小学校受験にもつながる、ご自宅での「遊び方」
三連休も、2日が終わろうとしています。
連休のタイミングともなると、
少し遠出をしたり、
テーマパークや博物館に行ったりしたい、というタイミングでもありますが、
昨今の感染症に関する事情を考えると、
お出かけをすることも、可能な限り控えたい、と考える方も、いらっしゃるかもしれません。
ただ、「感染症」ということで考えたら、
毎年のように、その脅威はあるのが事実ですから、
変わらず、「うがい」「手洗い」を習慣化して、
しっかり睡眠をとって、
朝ごはんから、よく噛んで食べる(唾液にも免疫機能があります)ことを心がけていくことが、
いつだって、重要です。
その上での、今年の感染症対策であることは、大前提と言えるでしょう。
とは言っても、
あえて、「人混みの中に出かけましょう」ということをオススメするわけでもないので、
本日は、ご自宅の中でできる、知育や受験対策につながる遊びについて、あらためてご紹介します。
ご自宅でできる、小学校受験対策につながる遊び
もちろん、受験も見据えた「お勉強」として、
・ペーパー課題
・制作練習
・口頭試問練習
などに取り組んでいただく時間も大切ですが、
お休みの日に、1日中、「お勉強」をするわけにもいかないでしょう。
今回は、「お勉強」とは違う角度から、受験にも通じる力を養う知育系の遊びを3つ、ご紹介します。
ご自宅での遊び①トランプゲーム
たびたび、このブログでも紹介してきたトランプゲーム。
「ババ抜き」は、「数の等分」「右(左)の理解」「四方観察」「時計回り」
「七並べ」は、「数の等分」「1〜10の数の順番」「分類課題」「数の増減」「時計回り」
「神経衰弱」は、「同数発見」「位置の記憶」「カードをひっくり返す(手先の巧緻性)」
などの概念や考え方を、体験的に理解していくことができます。
また、どのトランプゲームについても、
「ルールを口頭で聞いて理解し、ルール通りに取り組む」という活動は、
行動観察の際に必要となる力でもあります。
さらには、少し長い時間、ひとつのゲームに取り組む集中力、
ゲームに負けてしまっても、気持ちを切り替える力、
なども、養っていくことができます。
ご自宅での遊び②すごろく
すごろくで遊ぶ上で、
サイコロを観察することによって、「立方体の面の形や数」「7の構成」についての学習を、
また、ゲームを進めることで、「位置の移動」の理解を深めることができます。
複数名で取り組むことで、「何マス前(後ろ)」「○○よりも前(後ろ)」といった比較の学習につながるような話も、していくことができるかもしれません。
淡々とサイコロを振り続けるのではなく、ときに立ち止まって、
「今、誰がいちばんゴールに近い?」
「あと何マスでゴールになるかな。」
などと話しながら、考えながら取り組んでみると、それが学習の機会にもなるでしょう。
ご自宅での遊び③オセロゲーム
オセロ(リバーシ)自体が、8×8の「方眼上」で繰り広げられるゲームです。
「間に挟んだ相手の色を、ひっくり返すことができる。」というルールについては、
「●を書いたところから、縦、横、斜めの方向にある●まで飛び越えたときに、間の○に色をぬる」と言った内容で、
筑波大学附属小学校のペーパー課題にて出題されたこともあります。
初めは、「習うより慣れろ」で、ルール通りに石を置けるか、試してみてください。
そして、ゲーム終了後の、○と●の「数の多少」を比べる際は、
「求差」の学習に直結します。
○と●を一つずつセットしにして数の違いを確認しても良いですし、
盤上の○と●を並び替えて、それぞれのエリアの広さで考えたら、図形問題にも通じるような学習ができるはずです。(これは、むしろ小学生レベルの課題と言えるかもしれません。)
「求差」の考え方を少し横に置いておけば、
ゲーム終了後の自石の数を、単純に数える(計数)こともできるかもしれません。
(小学生なら、石を並べ替えた後に、8の倍数プラス残りの石の数から、計算で自石の数を出すことができるようになります。)
また、オセロゲームも、
「自石で挟んだ相手の石をひっくりかえす」際に、
オセロの石を「つまんで」「ひっくりかえす」という動きが、
手先の巧緻性の向上にも役立ちます。
こういったルールの理解や、ゲーム後の学習を考えると、
オセロゲームは、アプリではなく、実際のオセロ盤を使った方が学びの幅は広がるでしょう。
(親切なオセロアプリは、次に自分が打てる場所も教えてくれたりしますが、知育的な側面からすると、そう言ったサポートがない方が「上級編」です。)
遊びの中に「知育の視点」を持つだけで、遊びの質が変わる。
本日は、受験につながるゲームとして、特に代表的な3つをご紹介しましたが、
(座っているだけで流れてくる映像コンテンツなど)受動的な取り組み以外の、
自分で手を動かしたり、考えたりする遊びは、
総じて、小学校受験にも役に立つ知育的な学びに繋がっていると思っています。
ですから、
ご自宅での遊びは、上でご紹介した3つの遊びをしなければならない、というわけではありません。
むしろ、大事にしたいのは、
遊びの中で、(遊びの楽しい感覚を壊さないで)学びの要素を加えていく、という視点ですし、
お子さまがやっている遊びについて、
「これは、小学校受験のどんな活動につながるのかな」といった視点を持ちながらも、その遊びでお子さまと一緒に楽しむという「意識」が大切である、ということを、
お伝えできたらと思っています。
ぜひ、お子さまのやっている遊びから、
小学校受験にも繋がっていくような学びの要素を、探してみてください。
新年長さんに向けた春の特別講習として、3本立ての講習会を開催いたします。
春の特別講習①「行動観察講座」
2020春期・行動観察講座日 時:2020年3月28日(土) 10:00〜11:30 会 場:日本児童教育専門学校 〒169-0075 新宿区高田馬場1-32-15 対 象:新年長のみなさま 講習費:8,000円(税込) |
春の特別講習②「口頭試問&運動講座」
2020春期・口頭試問&運動講座日 時:2020年4月11日(土) 10:00〜11:30 会 場:日本児童教育専門学校 〒169-0075 新宿区高田馬場1-32-15 対 象:新年長のみなさま 講習費:8,000円(税込) |
春の特別講座③「制作講座」
2020春期・制作講座日 時:2020年4月25日(土) 10:00〜11:30 会 場:日本児童教育専門学校 〒169-0075 新宿区高田馬場1-32-15 対 象:新年長のみなさま 講習費:8,000円(税込) |
春の特別講習 お申し込みは
講習のお申し込みは、3講座とも
2020年2月26日(水)10:00より
ホームページ上で受付を開始いたします。
お申し込み専用ページは、こちらです。
テーマを絞った特別講習で、
皆様と一緒にお勉強ができるのを、楽しみにしています。
年中さん・年少さん向けの定期教室の詳細はこちらから。
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