国立小受験のペーパー対策、ご家庭でどのように取り組めば良いか。
今日は、少し肌寒い感じもある都内でした。
まだまだ、もう少しだけ、暖房器具の力を借りないといけないかもしれませんね。
本日は、ご自宅でのペーパー学習の取り組み方についてです。
定期教室でご一緒させていただいている皆様には、
授業の際に使用したペーパーと同じ、未使用のペーパー教材を、同時にお渡ししています。
こちらのペーパー教材については、ご自宅で取り組んでいただくものとして、お渡ししています。
ご家庭でのペーパー学習を進める際、
たとえば、
綴じられているペーパーから、一度ホチキス針を外していただき、
お渡ししたものを「原本」として、1枚ずつコピーをして取り組んでいただいていたご家庭もありました。
そうすることで、同じ課題についても、何度か繰り返し、取り組むことが可能です。
また、繰り返し取り組む上で、
上手くいかなかった問題をピックアップして、それだけをまとめて保管する、といった管理をされたご家庭もありました。
間違えた問題を、重点的に復習するための教材の管理方法としても、効果的だと思います。
お教室でお渡ししているペーパー教材以外にも、
市販されている問題集に取り組んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
授業でのペーパーでも、市販のペーパー教材でも、
いずれの場合にも共通する疑問として、
問題の「設問」にどれだけ忠実であるべきか、という疑問があります。
たとえば、
先日の新年長クラスで取り組んだ「求差」のペーパー課題で、
「男の子と女の子、どちらが何人少ないですか。少ないほうのお部屋にその数だけ鉛筆で○をかいてください。」
という問題がありました。
設問が、このように書いてあるなら、
その設問通りに、問題を読むべきなのか、という疑問が出てくるかもしれません。
設問通りに、問題を読むべきなのでしょうか。
その問いに対しては、
「必ずしも、設問通りに問題を出す必要は無い。」
というのが、私の答えです。
特に、初めて問題に取り組む際は、
「このペーパーには、何が書いてある?」
という質問から始めます。
まずは、ペーパーに何が書いてあるかを、じっくり見るようにする。
初めて取り組むペーパーの問題であれば、
まずは、ペーパーに何が書かれているかを、じっくりと見ることからスタートします。
ペーパー課題に取り組む際は、
問題の書かれている場所に、しっかりと「着目」することが大切だからです。
そして、
「男の子と女の子がいるね。」
「男の子と女の子、どっちが多いのかなあ。」
「少ないのはどっちかなあ。」
と、会話をしながら進めていっても良いでしょう。
「どうやったら、男の子と女の子で少ない方が分かると思う?」
などと聞いてみて、
お子さまに、どのように考えたら良いかを、説明してもらってから、実際に取り組むようにすると、
自分の考えを説明する力を養うこともでき、
また、じっくり、問題の解き方を考えながら、進めることもできます。
そうやった、問題を解く上での「下準備」をおこなったあとで、
実際に、設問を読んで問題に答えてもらうようにします。
事前にヒントを与えたら、簡単に解けてしまって勉強にならない?
ペーパー問題を、会話をしながら解いていく方法では、
試験本番と形式が違うので、本番に対応できる力がつかないのではないか。
そんなふうに、感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、
新年長となるお子さまであっても、
初見の問題は、じっくり味わいながら、理解を確かめながら取り組むことをオススメします。
もし、本番仕様で問題を出しても、
理解が曖昧であれば、「よくわからない」となってしまいます。
また、淡々と出される問題(しかも解き方もよくわからない問題)に取り組むことで、
「ペーパーって楽しいなあ!」
とは、なりづらいということも、あるでしょう。
試験本番までを見据えた長期的な視点では、
「できた!」
「できる!」
「楽しい!」
と、ペーパーに取り組むリズムを作っていくことの方が大切です。
そのためにも、
初めて取り組む問題や、難しい問題などは、
積極的に、設問の記述から逸れて、
対話をしながら、取り組んでみてください。
定期教室でお渡ししているペーパー課題の設問については、
最初は、その記載を無視していただいても、まったく構いません。
(新年長さんだけでなく、新年中の皆様も、同様です。)
ぜひ、日々のペーパー学習を、
ご家庭でも、味わいながら、楽しく取り組んでみてください。
年中さん・年少さん向けの定期教室の詳細はこちらから。
体験レッスン受付中
対象:年中・年少 料金:3,000円 特典:図形センスを磨く「紙パズル」をプレゼントします! |
