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国立小受験に向けたお勉強の「苦手分野」を克服するために

今日は、2020年2月20日。

和暦でも、令和2年2月20日。

 

ということで、

いずれにせよ、2と0だけの日付ですね。

 

 

そんなことは良いとして、さっそく本題に入ります

 

本日のテーマは、「苦手分野、どうやって克服する?」というテーマで書いていきます。

 

苦手分野を、どうやって克服するか。

 

小学校受験にむけた準備を進めていくと、

「苦手だなあ」と感じるような分野が出てくることがあります。

 

なにを「苦手」と感じるかは人それぞれで、

 

「ひもむすびが苦手だなあ」と感じることもあれば、

 

「お話をするのが苦手。」と感じる人もいるでしょう。

 

 

あるいは、ペーパー課題ひとつをとっても、

「位置の対応はできるけど、計数は苦手」とか、

「分類計数はできるけど、積み木の計数に取り組むのは嫌だなあ」など、

それぞれ、得意・不得意があるかもしれません。

 

お子さまによっては、

苦手な分野のお勉強に「取り組みたくない」と伝えてくることもあるでしょう。

 

 

そんな現状を前にして、

「とはいえ、繰り返し取り組まないことには、苦手分野の上達もないよなあ。」

 

と、感じているお父さま、お母さまもいらっしゃることでしょう。

 

そして、

「どうやったら、苦手分野についても、積極的に取り組むようになるだろうか。」

と、頭を悩ませている方も、いらっしゃるかもしれません。

 

 

お子さまが、自ら取り組みたい、という気持ちになるまで待てばいいでしょうか。

 

基本的には、それは正しくて、

「やりたくないものを、無理やりやらせようとする」ことは、

百害あって一理なしでしょう。

 

 

ですが、ただひたすらに、座して待つばかりでもいられない。

 

そんなお父さま、お母さまに、

お子さまが苦手分野を克服していくために、積極的に働きかける方法のヒントをお伝えいたします。

 

 

苦手分野を克服するために、その1:セルフイメージを高める。

 

まず、大前提として、お子さまが、

「自分はできる!」という、

ある種の万能感に近い感覚を持っていることを目指します。

 

(「万能感」と書くと、少し語弊があるかもしれません。「世の中は、何でも思い通りになる」といったワガママな視点ではなく、「自分は、どのようなことでも出来るようになる能力がある」という考え方だと、思っていただければありがたいです。)

 

「自分は、何でもできる(ようになる)。」という信念さえインストールされれば、

どのような課題も、難なくこなせるようになるのは時間の問題です。

 

 

思えば私自身、

幼少期に、母から言われた、

「あなたはホント何でもできるよね。」という感心のこもった言葉が、

自分の考え方の軸に深く刺さって、ここまできているような気がします。

 

そんな私は実際のところ、できていないところも多々ありますし、能力的に劣っているところも、いくらでもあるでしょう。

それでも、

本気で「できるようになろう」と思ったら、何だってできるようになるはずだ、という、「ステキな勘違い」に支えられて、

乗り越えてきたことも沢山あったように思います。

 

 

苦手分野を克服するために、その2:圧倒的多数の「できる」を積み上げる

 

では、「自分はできる」という信念を持つに至るための手順はどうすれば良いでしょうか。

 

それは、実際に「できる」を山ほど経験すること、

そして、「できた」という事実を、お子さまに認識してもらうことが大切です。

 

それには、お子さまにとっては、当たり前にできていることも含まれます。

 

得意な運筆課題が「できた!」

折り紙を丁寧におることが「できた!」

お話を聞いて正確に復唱することが「できた!」

絵本を自分でスラスラと音読することが「できた!」

 

日常の中の「できた」を、

ひとつひとつ、お子さまと再確認していくことです。

 

普段は「当たり前」と感じているようなことにも、「できた」は隠れています。

 

靴を、脱げないようにしっかりと履くことが「できた!」

お箸を使って、ご飯を食べることが「できた!」

脱いだお洋服を自分でたたむことが「できた!」

 

どれをとっても、

生まれた瞬間には、できていなかったことです。

これまでの人生の中で、「できるようになった」ものの数々です。

 

 

それらを、あらためて、

「こんなこともできるようになって、すごいね。」

と、再確認していきます。

 

「今は、できないようなことでも、必ず、できるようになる。」

 

そんな考え方を、疑いようのない「信念」にしていくのです。

 

 

苦手分野を克服するために、その3:「できる」感覚を、苦手分野にも当てはめる

 

「自分は何でもできる」という信念が身についてくれば、

あとは、もう簡単です。

 

「(今は苦手な)あの課題についても、簡単にできるようになるよ。」

 

という、「(近)未来完了形」の「予言」を付け加えてあげるだけです。

 

これまでできるようになってきた、たくさんの「できた!」の感覚を、

苦手分野に関する未来に対しても、イメージさせてあげるのです。

 

 

むしろ、

「自分はできる」という信念が本当の意味で身についていたら、

そのような一言がなくとも、

「できる」ということを解っていますから、

勝手に、チャレンジをしていくものかもしれません。

 

ただ、最初の段階では、

お父さまや、お母さまの声かけやサポートが、

大きな役割を果たすでしょう。

 

 

 

お父さま・お母さまの言葉には、「魔法の力」がある。

 

お子さまにとって、

お父さま、お母さまというのは、

絶対的に信頼できる存在のはずです。

 

なぜなら、

お子さまが生まれてきてから、これまでに至るまで、

圧倒的な長さを、一緒に過ごしてきたことで、

絶大な信頼関係を築いてきているからです。

 

お子さまとの信頼関係の強さを考えたら、

お母さま・お父さまの右に出ることができる人はいないでしょう。

 

 

それだけに、

お母さま、お父さまが、お子さまにかける言葉には、

魔法のような力がはたらきます。

 

「きっと、必ず、できるようになる。」

 

お子さまが、この信念さえ身につけることができたら、

幼児期の学びは、ひょっとしたら、その時点で修了、と言ってもいいかもしれません。

 

 

 

「苦手分野がある」ことを喜びましょう。

 

「今はできないことも、いずれ必ずできるようになる。」

 

そのようにして考えたら、

今、「苦手な分野がある」ということは、

 

それを「克服する」という経験を積むことができる、貴重な機会があるということになります。

 

苦手分野を、諸手を上げて大歓迎しましょう。

「できない」ことこそ、

「できた!」をうむために、必要不可欠なものなのです。

 

 

近い将来、

お子さまの「苦手分野」は、

何でもなくできるようになる、「当たり前」に変わります。

 

そして、その間には、「できた!」の瞬間があります。

 

それを知ってしまっている側として、

「その瞬間」を、「いつかな?」と楽しみにしながら

日々の、学びの時間を味っていきましょう。

 

 

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