国立小受験に向けたお勉強での「間違い」「できない」に、どう対処していけばよいか。
今日も、いい天気の都内です。
まだ、少し肌寒いような気もしますが、
お外で身体を動かせば、すぐに温かくなってきそうな1日ですね。
思わず、外に遊びに出かけたくなりますが、
今日は、室内で作業をしています。
学習の際の「間違い」や「失敗」にどう対処していくか。
このブログをご覧になっている皆様は、
国立小学校受験に向けた対策として、
「ペーパー」
「制作」
「運動」など、
さまざまなジャンルの「お勉強」に取り組んでいることでしょう。
お教室だけではなく、
ご家庭でも、それらの対策に取り組むことがあるかと思います。
ご家庭で「お勉強」をしていると、
どうしても、「上手くできない」「間違えてしまう」といったことにも、直面することがあるはずです。
そんな時、皆様のご家庭では、
その「間違い」や「失敗」と、どのように向き合っているでしょうか。
その場で、その間違いを克服しようと取り組んでいるかもしれませんし、
間違いをそのままにして、後日、苦手分野だけを、集中して取り組む日を作っているかもしれません。
間違いにも、いろいろなパターン(たとえばケアレスミスなのか、そもそも理解ができていないものなのか、など)がありますから、
その対応を、一概に「こうすべき」というものがあるわけでもないでしょうが、
それでも、「間違い」や「失敗」に対して、大まかな指針を持っておくことは、
お子さまの「間違い」に対しても、より冷静に対処することができるようになるでしょう。
「間違い」や「失敗」への対処法:その場で解決しようとしない
お勉強を進めていく際に「間違い」や「失敗」をした時に、
その場で、明確に理解をして、完璧にマスターするまで取り組む、ということを目指さないことが大切です。
なぜなら、幼児期の学習における「できた」にも様々なレベルがあって、
・「やり方を教えてもらってできた」
・「ヒントを教えてもらってできた」
・「ヒントなしで、自力で取り組むことができた」
・「違う単元の問題に混じって出されても正答できた」
というのは、同じ「できた」でも、まったく難易度・レベルが違うからです。
1日の学習で、本番レベルでの最高難度の出題方法までをクリアできるようになるわけではなく、
繰り返し、繰り返し取り組むことで、どの角度から出題されても自信を持って正答することができるようになります。
ですから、1日の学習において「完成」を求めない、ということはポイントです。
その上で、大切になってくるのが、「最後に、マルで終わる」ように意識することです。
理解が曖昧な課題であっても、
ヒントや、サポートを駆使して、
「まずは、正解できた」というところまで、持っていくことが大切です。
そして、お子さまの感覚としては、「できた!」という感覚で学習を終わらせることがポイントです。
もちろん、その状態を「この単元の問題は正解できる」と捉えてしまうわけにはいきませんから、
一緒に問題に取り組むお母さま、お父さまの側は、
「今日のところは、サポートありで解けるレベルだったな」
ということは把握をしておきます。
その上で、次回以降の学習の際に、どのレベルで問題を提示するか、を考えるようにします。
つまり、たとえばペーパー学習においても、
「教材の設問に書いてある通りを読む」ことが、いかなる場合においても正解というわけではない、
ということが言えるのです。
適宜、補助を入れながら、
その日のお子さまの「できる」のギリギリのラインを探ります。
これは、ペーパー学習に限らず、
たとえば制作で「ひもむすび」に取り組む際も、
「大人が、どこまで手を貸すか。」で難易度を調整できますし、
運動で(国立小受験むけの課題ではないですが)「逆上がり」に取り組む際も、
腰に手を添えた「補助」を入れるか入れないか、
「補助」を入れるとしても、どのくらいの力加減で補助をするか、
などで、「できた」状態を作ることは可能です。
お子さまには、「できた」と自信をつけてもらうことが大切ですし、
毎日のように、繰り返して「できた」を感じられるだけの取り組みを積み上げていくことで、
結果的に、サポートなしでも「できる」状態を作ることができるようになっていきます。
お父さまやお母さまは、「完璧にはできていないな」という認識をしておきながらも、
お子さまには、「できた!」という感覚を感じて、自信をつけていくことを目指して、取り組んでいってください。
その日のうちに、サポートなしでできるように、というのは難しくても、
繰り返し、取り組んでいった結果、
いつの間にか、安定して「できる」状態ができているでしょう。
ご家庭での学習の「できない」は、
サポートしながらでも「できた」に変えていって、
自信を持ちながら、力をつけていってください。
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