【筑波小対策】くま歩き(くま走り)でタイムを縮める10の家庭練習と合格基準

なぜ筑波は「くま歩き」にこだわるのか?
筑波小の運動課題は、毎年のように「くま歩き」が出題されています。
過去、模倣運動や片足バランス、鉄棒などの課題が出題されたこともある同校ですが、
上記のくま歩きだけは、一貫して出題され続けています。
もはや、「筑波小の運動課題=くま歩き」だと言っても過言ではありません。
筑波小でなくとも「くま歩き」が出題される学校はあります。
しかしながら、他校のくま歩きと、筑波小のくま歩きは「別物」であると考えた方が良いでしょう。
筑波小のくま歩きには、「模倣運動」的な側面はなく、純粋なスピード、体力面が求められていると考えられます。
「くま歩き」というよりも、むしろ「くま走り」と言った方が適切ではないかとも言われるほどです。
このような「スピードを要求するくま歩き(くま走り)」が継続して出題されている意図
それは、筑波小における伝統でもある、「附属小学校3つの山」と呼ばれる、「八ヶ岳登山」「約2kmの遠泳」「運動会での帆かけ(組み立て運動)」に、
6年生の全員が取り組み、完遂することが求められているからでしょう。
小学校入学時に、そこに向かうまでの最低限の体力を備えておいてほしい、というのが、
筑波小が例年のようにくま歩きの課題を出題している意図ではないかと思われます。
筑波小が求めるのは、単なる運動神経の良さだけではありません。
6年生で全員が取り組む2kmの遠泳や八ヶ岳登山に耐えうる「基礎体力」と「粘り強さ」の象徴が、あのくま歩きなのです。
筑波小のくま歩きは「別物」である
以下が、筑波小で出題されている「くま歩き(くま走り)」の詳細です。
・試験官の先生がストップウォッチでタイムを計測している
・腰を高くしたフォームで、スピードを出して駆け抜ける
・教室の中のU字型のコース(トラック半周分のような形)を四つ脚で駆け抜ける
・運動の前後に「片足バランス」や「スキップ」をすることもある
・スタートまでは椅子に座って待機
・列を詰めることもあれば、詰めないこともある
・スタートの線には自分から移動する
・声を出して応援することもあれば、静かに見ることもある
・先生がお手本を見せないで本番となることもある
・床が滑りやすく思い通りに走れないことも多い
上記から、特に筑波小の「くま歩き」を難しくしているポイントを3つ挙げるとすれば、
・スピード重視: 他校のような「模倣運動」ではなく、いわば「競技」であること
・U字コースの難しさ: 滑りやすい床で、コーナリングで膨らんだり転倒したりしない体幹と巧緻性、技術
・計測のシビアさ: ストップウォッチでタイムを計られている緊張感の中でベストパフォーマンスを出す集中力
です。
タイムを縮めるための5つのポイント
筑波小のくま歩きにおいて重要になってくるのが、「スピード」です。
これは、一朝一夕には身につかないものです。
しかしながら、練習を繰り返していけば、年長さんでも、大人よりも早く「くま歩き」ができるようになります。
タイム短縮のためのポイントを5つ紹介します。
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腰の高さ: お尻を高く上げることで、足の回転半径を広げる。(より「立って走る」ときの脚の動きに近づける)
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手の位置と視線: 目の前ではなく、少し先を見ることで加速を促す。(目線が下になるとコースどりが難しくなり転倒の危険も)
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「歩き」ではなく「走り」: 筑波で求められる「くま走り」の感覚。(特に手の回転が遅れるとスピードが出せない)
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カーブの横移動:カーブの際に、腰や脚がコースの外側を通るようにする。(自動車の「ドリフト走行」のイメージ)
- ゴールのラインを走りきる:ゴールの1mほど奥まで走りきる(ゴールラインを手が越えるあたりで失速する場合が多い)
これらのポイントを意識しながら練習するだけで、着実なスピードアップ・タイム短縮が見込めるはずです。
「くま歩き」だけにとどまらない「くま歩き」のトレーニング
ちなみに、くま歩きのトレーニングをすることは、
四肢の力を強くするだけでなく、むしろ体を支える体幹の力を高めることにもつながります。
(ぜひ、お父さま・お母さまも、一度「本気で」くま歩きをやってみてください。お尻や太ももだけでなく、肩や背中にも筋肉痛が出るはずです。筑波小のくま歩きは、全身運動なのです。)
体幹の力を鍛えることは、
「姿勢を整えて椅子に座る力」を身につけることにもつながります。
結果的に、
お教室でのお勉強に、集中して取り組めるようになったり、
「姿勢面」での不安が解消されるという「副次的な効果」も期待できます。
(参考|小学校受験で差がつく「聞く力」の育て方|集中できない子が変わる習慣)
また、運動に力を入れている筑波小が、受験生であるお子さまたちの体力を測るために「これ!」と採用しているのが、「くま歩き」なわけですから、
くま歩きの練習をすると、結果として、その他の運動に関わる体力(例えば走る力や跳ぶ力、投げる力)も、必然的に伸びていくことでしょう。
筑波小「くま歩き(くま走り)」|ご家庭での練習法
ご自宅や公園などで、親子でできるくま歩きのトレーニング方法をご紹介します。
| ①その場で手ぶみ・足踏み |
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②手押し車 |
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③雑巾がけ |
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④直線のくま歩き |
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⑤S字コースのくま歩き |
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⑥横くま歩き |
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⑦後ろくま歩き |
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⑧「用意!」の練習 |
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⑨8の字くま歩き |
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⑩くま歩き鬼ごっこ |
①その場で手ぶみ・足踏み
くま歩きの四つ足のポーズから、その場で手と足を素早く上げ下げします。
片手・片足で身体を支える感覚や、手を素早く動かす感覚をつかみます。
②手押し車
上腕部と体幹のトレーニングです。
お子さまは、地面に両手をついて、後ろに伸ばした脚(足首)をお父さま・お母さまが持ち上げます。
そのまま、手だけで身体を前に進めます。
お尻や腰が左右に振れると、力のロスになります。手で身体をまっすぐ前に送る感覚を掴みましょう。
顔が地面に近い中で素早く移動する恐怖心も克服していくためのトレーニングです。
慣れてきたら、後ろのお父さま・お母さまも少し脚を前に押してあげて(スピードをつけて)あおってあげると、素早く手を動かす練習になります。
③雑巾がけ
下肢のトレーニングです。
お寺の小僧さんがやっているように、廊下や部屋の板の間を乾いた雑巾で雑巾掛けします。

膝をまっすぐ前に出していく感覚をつかんでいきましょう。
④直線のくま歩き
ご自宅の廊下やお部屋の中で、まっすぐくま歩きをします。
3mくらいの距離があればトレーニングできます。
ご自宅なら、あえて靴下を履いて取り組むことで、滑りやすい床の対策になります。
※転倒には十分注意し、まずはゆっくりから始めてください
⑤S字コースのくま歩き
④の直線コースの途中に、障害物を2つほど置いて、障害物の左側・右側を通るように進みます。
障害物の右側を通るのが、カーブの練習になります。
⑥横くま歩き
カーブを素早く進むための練習です。
身体を横にして、右側に進みます。
⑦後ろくま歩き
腕を前に出す感覚を身につけるトレーニングです。
くま歩きの体勢から、前ではなく後ろに進みます。
腕を使って、身体を後ろに押していくことになりますが、その時に手が前に出る感覚が、実際のくま歩きで腕を前へ前へ出す感覚に繋がります。
⑧「用意!」の練習
スタートの線に「気をつけ」で立った後、そのまましゃがんで両手を前に出してしまうと、手がスタートの線を越えてしまいます。
そうならないためには、「左足」「右足」の順で2歩下がって、そのまま手をスタートの線の手前につきます。
自分が一番のスタートダッシュをきれる脚の幅に、2歩で即座につけるようにする練習です。
⑨8の字くま歩き
ここからは、ご自宅では少しスペース的に厳しいかもしれません。
真ん中の「関門」を、8の字を描くことで何回通過できるか、を取り組みます。
(制限時間は最大でも15秒くらいが適当です)

カーブの身のこなしと、直線の爆発的な加速どちらも鍛えることができます。
⑩くま歩き鬼ごっこ
これは、親子で取り組めるトレーニングです。
ただ、くま歩きで鬼ごっこをするだけですが、大人が煽りながら追いかけることで、「素早く動く」感覚をこの上なく身につけることができます。
(余談ですが、かけっこが早くなりたい場合も、鬼ごっこで大人が煽ってあげるのがいい練習になります)
最大の難点は、人がいる公園などでやると「ちょっと恥ずかしい」ところです。
(人がいない早朝などがおすすめでしょうか)
上記のメニューをやるだけで、くま歩きのスピードは劇的にレベルアップします。
1回15〜30分やるだけでも、充分な効果が期待できます。
運動不足の大人が、同じ基準でお子さまの運動に付き合った場合、3日〜下手すると1週間くらい「使い物にならなくなる」かもしれません。
ただ逆に言うと、大人がそのくらいになる基準でやってあげるのが、子どものトレーニングとしてちょうど良い、とも言えます。
※もちろん、お父さま・お母さまの体力レベルも個人差があるので、一概には言えません。普段から運動を継続しているアスリートタイプのお父さま・お母さまは、適宜それなりに手加減をしてあげてください。
本番さながらのくま歩き(くま走り)に取り組みながら実力をつけたい皆様へ
これまでに紹介した、くま歩きのトレーニングをご家庭で積み重ねたら、
いざ、お教室で、現在地の確認です。
「家ではふざけてしまって、本気で走ってくれない」
「現在の速さ(タイム)が合格圏内なのかわからない」
そんな不安をお持ちの保護者の皆様のためにも、
当協会では例年、筑波小の考査環境を忠実に再現した「筑波大学附属小学校 対策講座」を実施しています。
講座内では、本番同様、1発勝負のくま歩きのタイム測定をおこないます。
・本番同様のU字コース(毎回、同じ規格の同じコース)でのタイム測定
(※実際の筑波小の考査でのコースや、他教室のくま歩き課題におけるコースとは互換性があるわけではありません。)
・プロの視点によるフォーム矯正
・待機姿勢から戻り方までの徹底指導
2026年度からは、より、本番のサイズに近づけた新コースにて、タイム測定を実施し、歴代記録を更新していきます。
(お子さまのタイムが、翌年度以降も教室の「コースレコード」となるかもしれません。)
新コースのタイム基準(目安)
| 評価 | タイム目安 | ステータス |
| A | 〜5″99 | 目指せ最高記録! |
| B | 6″00〜7″29 | もう少しでトップ層! |
| C | 7″30〜9″69 | まだまだ速くなれる! |
| D | 9″70〜10″99 | 伸び代しかない! |
| E | 11″00〜 | まずは「くま歩き」に慣れよう |
※実際のお子さまたちの測定データをもとに、上記から微調整する可能性があります
四ツ谷教室 くま歩きベストタイムランキング
| 順位 | 日付 | 記録 |
| 第1位 | 2026.4.26 | 5″22 |
| 第2位 | 2026.4.26 | 5″29 |
| 第3位 | 2026.4.26 | 5″99 |
筑波大学附属小学校 対策講座|合格に必要な「5つの課題」を完全攻略
また、直前期には、男女別の「くま歩き特訓」を実施予定です。
よりたくさん、「くま歩き」だけの練習をしたい、という方に向けて、
「くま歩きに強くなること」に焦点を置いた、くま歩きのための講座を開講します。
くま歩き特訓の講座内容
60分間の講座の中で取り組むのは、
さまざまなコースを変えたくま歩きの練習と、
くま歩きが速くするためのトレーニング、
そして、本番同様のU字型コースでの「タイム測定」です。
「筑波小対策講座」と「くま歩き特訓」における各回のタイムは、個別に記録を残し、
その変化や経過についても把握しながら、タイム向上を目指します。
自己記録の更新を目指すほか、
教室記録の更新を目指すことも、くま歩きのレベルアップの良いモチベーションとなるはずです。
くま歩き特訓は、こんな方の参加がおすすめです。
・「筑波小におけるくま歩き」に特化した練習がしたい。
・ご自宅では、くま歩きがなかなか練習できない(やりたがらない)。
・講座内で、できるだけ、たくさん身体を動かしたい。
・とにかく、体力をつけたい。
筑波小の受験を100%想定した講座です。
筑波小対策講座と合わせて、くま歩きの合格ラインを突破していきたい皆様のご参加を、お待ちしています。
(直前期の講習に関しては、あらためてのご案内をお待ちください。)
筑波大学附属小学校 対策講座|合格に必要な「5つの課題」を完全攻略