小学校受験|図形分割ができない原因と正しい解き方【対策つき】

小学校受験のペーパーで、確実に差がつくのが「図形分割」です。
・なんとなく選んで当たることはある
・でも安定して正解できない
こうした状態のままでは、本番で確実に点数を取ることはできません。
実際、多くのお子さまが
「なんとなく」で解いてしまい、
正しい考え方を身につけないまま苦手意識を持ってしまいます。
では、「図形分割」はどのように考えれば良いのでしょうか。
※他の単元の解き方や、ペーパー対策の全体像を知りたい方は、こちらの【ペーパー対策完全ガイド】もあわせてご覧ください。
【小学校受験】ペーパー対策完全ガイド|全単元の「解き方」と家庭学習のコツを総まとめ
「図形分割」の問題の解きかた
問)左のお部屋の形を作るには、右のお部屋の、どれとどれを合わせれば良いでしょうか。形を2つ選んで、赤のクーピーで○をつけてください。

図形分割の問題では、
「完成した形をどう分けるか」ではなく、
「それぞれのパーツが何を補えば完成するか」
という視点で考えることが重要です。
つまり、
左の完成図形に線を引くのではなく、
右の選択肢それぞれに対して、
「この形に何を足せば完成するか」
を考えていきます。
なぜならば、左の形に「分割線」を書いていった場合、
(もし、選択肢「いちばん左の形」が含まれるように分割線を描いたとしたら、)

といった問題が起こってしまいます。
これを、右のそれぞれの選択肢に、補助線を引くやり方でおこなえば、

このように、ひとつひとつの選択肢について、順番に検討をしていくことが可能となります。
なぜ、図形分割の問題を間違えるのか
図形分割が苦手な原因は、主に2つです。
・形を頭の中で動かす力(回転)が弱い
・完成形をイメージできていない
この2つができていないと、
「なんとなく選ぶ」状態から抜け出せません。
「図形分割」は算数が得意な子になるための登竜門
実は、今お子さまが取り組んでいる「補助線を引く」「形を頭の中で動かす」という力は、小学校受験のためだけのものではありません。
試しに、小学校高学年で習う「円の面積」の問題を見てみましょう。
問)色がついている部分の面積を求めましょう。

皆さまは、この問題を、どのように考えるでしょうか。
色のついた部分の面積を求めようとする際に、
左上の部分の面積と、右下の部分の面積に分けて考えようとすると、
かなり複雑な思考過程と計算をすることになります。
この図形問題を、「スマートに」解く方法は、
下のように、右下の形を、2等分するように分割線を書いてから、

右下の2つの形を、
頭の中で移動させていきます。



こうすると、
単純に、おうぎ形(四分円)から三角形(直角二等辺三角形)を除いた面積を求めれば良いだけになります。
このように、
図形問題は、工夫をすれば、よりシンプルに、よりスムーズに解答することが可能になるのですが、
この思考回路は、
小学校受験での「図形構成」や「図形分割」の学習を積み重ねていけば、
自然と、身についていくものなのです。
小学校受験のペーパー学習は、
小学生の学習の「先どり」というわけではないものの、
小学生で取り組む学習につながる問題が、たくさん含まれています。
受験のペーパーで養う「図形の感性」は、こうした将来の算数的・数学的思考の土台そのものなのです。
図形分割の問題に強くなるために、「ペーパー学習」以外で有効なお勉強
図形分割の問題も、ペーパー問題にたくさん取り組むことで、徐々に図形の感性が養われていくのは間違いないですが、
ペーパー問題に取り組める数には、限界があるかもしれません。
そんな中で、ペーパー学習以外の方法で、図形分割の学習の理解を深めるために有効な取り組みがあります。
それが、定期教室の体験レッスンの際にお渡ししている「図形パズル」です。
「図形パズル」に取り組むことで、
「まる」「さんかく」「ましかく」などの基本図形の構成を理解できるだけでなく、
こういった「図形分割」の学習の理解を深めるためにも、たいへん有効な学習をすることができます。
たとえば、先ほどのペーパー問題ですが、
2番目、3番目の問題は、
正解となる2つの形のうち片方が、回転しています。

ペーパーを回して解くことができないので、
このような形を、「頭の中で回転させて」当てはめる必要がありますが、
図形パズルに取り組んでいるときには、
まさに、これと同じ作業を、実際に手を使って、形を動かしながら(また、その形が動いていく様子を目で見ながら)、
パズルを完成させていっています。
パズルに取り組む際も、
初めのうちは、「こうかな?」「それともこうかな?」と、適当にピースを動かしているうちに、
「あ、これで当てはまるんだ。」ということを経験していきますが、
徐々に、
「これは、こうやって動かしたら、ぴったり当てはまるぞ!」
と、「完成の形」を明確にイメージしながら、パズルに取り組むことができるようになります。
(つまり、「図形パズル」は、「図形分割」だけではなく、「回転図形」の理解を下支えするためにも有効である、ということもわかります。)
パズルに取り組む際に、
「完成形」をイメージしてからピースを動かせるようになってきたら、
もう、頭の中に、「分割線」や「補助線」がイメージできるようになっているでしょう。

まとめ
図形分割は、センスではなく「考え方と経験」で伸びる分野です。
正しい解き方の理解と、適切なトレーニングを組み合わせることで、
確実に得点源にすることができます。
そして、
受験の直前期に、「パズルで遊ぼう」という気持ちには、なかなか、なりづらいかもしれません。
受験までまだ時間がある、という年中さんや、年長さんの初めの時期にこそ、
ぜひ、遊び感覚で「図形パズル」に取り組んでいって、
「図形分割」や「回転図形」への理解を、深めていってください。
※他の単元の解き方や、ペーパー対策の全体像を知りたい方は、こちらの【ペーパー対策完全ガイド】もあわせてご覧ください。
【小学校受験】ペーパー対策完全ガイド|全単元の「解き方」と家庭学習のコツを総まとめ
ペーパー課題の取り組み方の「型」を身につけていくために
小学校受験のペーパー課題では、「図形分割」や「重ね図形」「回転図形」といった図形問題でも差がつきます。
・なんとなく解いてしまう
・安定して正解できない
・図形問題に苦手意識がある
こうした状態を放置すると、自信のない状態で本番を迎えてしまうことになるかもしれません。
当教室では、お子さま一人ひとりの理解度に合わせて、
「どこでつまずいているのか」「どうすれば解けるようになるのか」を具体的に指導し、
また、ご家庭での取り組み方にも変化を生むことで、
図形問題も得点源に変えていきます。
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