【国立小受験】ペーパーの訂正方法と「合格する○」の書き方|採点者に好まれる解答のコツ

国立小学校受験のペーパー課題には、一般的なテストとは異なる「鉄の掟」があります。
それは、「消しゴムが使えない」ということです。
緊張感漂う本番で、もし書き間違えてしまったら……。
実は、間違えた時の訂正方法には明確なルールがあり、さらに「正解の○」の書き方ひとつで採点者への印象や、その後のリカバリーのしやすさが変わります。
今回は、都内国立小の訂正ルールと、合格を確実に引き寄せるための「解答の型」について解説します。
※他の単元の解き方や、ペーパー対策の全体像を知りたい方は、こちらの【ペーパー対策完全ガイド】もあわせてご覧ください。
学校別:ペーパー課題の訂正ルール一覧
都内の国立小学校のうち、ペーパー課題が課される主な4校では、過去に以下のような訂正ルール(お約束)が出題されています。
| 学校名 | 訂正方法(お約束) |
| 筑波大学附属小学校 | 間違えた箇所に「×」をつける |
| 東京学芸大学附属世田谷小学校 | 間違えた箇所に「×」をつける |
| 東京学芸大学附属小金井小学校 | 間違えた箇所に「×」をつける |
| 東京学芸大学附属大泉小学校 | 間違えた箇所に「=(二重線)」を引く |
※これらは過去の傾向であり、当日の指示が最優先です。必ず試験官の「お約束」をよく聞くように、お子さまと確認しておきましょう。
意外と教わらない「最適な○のつけ方」とは?
ペーパーで間違えたときの「訂正方法」については指示があります。
ですが、
ペーパーに解答する方法については、
指示がない場合もあります。
たとえば、
「正解を選んで○をつけてください。」
という問題の場合、
その「○のつけ方」については、
指示がなされない可能性が高いでしょう。
では、ペーパー課題で、「正解に○をつける」問題は、
どのような解答をするのが望ましいのでしょうか。

ブログ読者の皆様だったら、
お子さまに、どのように○をつけるようにアドバイスをするでしょうか。
「細かい指示がない」ということは「自由度が高い」ということでもあります。
それと同様に考えたら、
解答の際の「○のつけ方」について細かい指定がされないのであれば、
設問の内容をみたしていれば、「正解」となると考えられます。
先ほどの例で言うと、
「お部屋の中に○をつける」という設問からしても、
また、他の解答に与える影響を考えても、
解答欄をはみ出して○をつけている④は不適と考えられますが、
それ以外の①②③は、正解の範疇、と考えて良いでしょう。
ですが、
ペーパー解答の際の工夫として、
上記①②③の中でも、最適な「○のつけ方」があります。
それは、

のように、正解の一部分に、○をつけるやり方です。
中サイズの○が「最強のリカバリー」を生む理由
なぜ、①③のやり方でないほうが良いのか、の理由ですが、
まず、①については、
解答の○が小さすぎるため、丸つけをする際に、解答を見落とされる危険性があるためです。
同様に、丸つけの際に正解を見落とされるという危険性から、

このように、黒い部分の中に○をつける方法も、避けたほうが良いです。

このように、答えに○をつけているのが、(白い部分をみて)はっきり認識できるようにしたほうが良いでしょう。
採点者に対して親切な答案を作成する、というのは、小学校以降のテストでも大切なスタンスです。
次に、③の「正解を○で囲む」方法についてですが、
「○が大きいと解答に時間がかかる」という以外に、もう一つ、理由があります。
それが、「間違えた際に訂正をした後」に起こる問題です。
たとえば、先ほどの問題で、答えに○をつけた後の「見直し」で、
「隣が正解だった」と考えた際には、
最初の解答に「×」をつけるなどして、答えをかきなおします。

ですが、この「見直し」での訂正こそが、実は勘違いでした。
このようなことが起こる可能性も、(確率としては、かなり低いですが)まったく無い、というわけではありません。
その場合、真ん中の「誤」については×で訂正できたとしても、
あらためて正解に○をつけようとした時に、○がつけづらいため、
なんとか○をつけてはみたものの、もう何が正解だか、分かりにくい状態となってしまいました。

もし、②のサイズで○をつけていたら、
万が一の訂正が重なった場合でも、十分に正解を確認することができます。

これは、ちょっとした違いですが、
こうした小さな工夫が、もしかしたら、本番での1問の「正誤」を分けるかもしれません。
お教室では、このような小さな工夫について、
ひとつひとつご紹介をしていっています。
そして、そうした工夫を積み重ねて、ご家庭でも学習を進めることで、
1問1問の正解をもぎ取れる、ペーパーの「型」を身につけていくことを、目指しています。
ちなみに、○(まる)そのものの書き方については、
○(まる)は上から?下から?正しい書き順と書き方を解説
をご覧ください。
解答の「型」を守ることは、学校側への敬意(リスペクト)
これは、「願書の書き方」にも通じるところでもありますが、
書き方について、細かく指定をされている場合は、
「指定の方法」を厳密に守ることが大切です。
たとえば、もし、願書の記入の際に、
「留意事項等なしの場合は必ず「なし」と書いてください。」
という記載があったとしたら、
その場合の記入は「なし」一択になります。
空白のまま提出すること、あるいは、「特にありません。」「特にございません。」など、指示と異なる記載をすることは、
書類不備となる可能性があります。
反対に、願書提出用封筒の「住所」の欄に、郵便番号を書いたほうが良いか、どうか、ということについては、
(郵便番号欄がないので、実際は「記入する必要はない」というのが答えですが、)
記載方法について特に指定がされていないので、仮に郵便番号を記入してしまったとしても、
それ自体が「不備」とはなりません。
年長さんの皆様は、直前期、
あらためて、お子さまの解答の「型」を確認してみてください。
そして、年中さんのお子さまたちは、
今のうちから、
ペーパーに上手に答えていける、解答の「型」を、
ひとつひとつ、身につけていきましょう。
※他の単元の解き方や、ペーパー対策の全体像を知りたい方は、こちらの【ペーパー対策完全ガイド】もあわせてご覧ください。
「小さな工夫の積み重ねが、大きな合格を引き寄せる」
当協会は、そんな一問一問を大切にするご家庭を全力でサポートします。
▼ 定期教室のカリキュラム・詳細はこちら
※定員制のため、定員に達したクラスから順次受付を終了いたします。