【小学校受験】行動観察の対策は「日常会話」から!リーダーシップより大切なこと

小学校受験における「行動観察」の対策について、ご家庭でどのような準備をされていますでしょうか。
行動観察の中では、複数のお友達と一緒に課題に取り組む「集団活動(グループ課題)」が課されることがよくあります。
(例:チームで紙コップを高く積み上げる、集団絵画、役割分担をするゲームなど)
こうした課題を見据えたとき、保護者の方からよくご相談いただくのが
「うちの子はおとなしくて、自分から積極的に意見を言えないのですが、大丈夫でしょうか?」
というお悩みです。
実は、行動観察において「積極的にリーダーシップを発揮すること」は、必ずしも正解というわけではありません。
今回は、ご家庭でぜひ大切にしてほしい「行動観察に向けた日常の習慣づくり」についてご紹介します。
ご自宅で大切にしてほしい行動観察にむけた習慣づくりについて
行動観察の中で、複数のお友達を一緒に課題に取り組む「集団活動(グループ課題)」が課されることがあります。
たとえば、
・チームで紙コップをできるだけ高く積み上げる「紙コップ積み」
・お友達と一緒に、1枚の絵を描く「集団絵画」
・チームで相談して、役割分担を決めてから行う「ゲーム課題」
など、
多くの課題で、「お友達とのコミュニケーション」が求められます。
「グループ課題=リーダーシップ」が正解ではない
グループでの課題の際に、
積極的に意見を言うこと、つまり「リーダーシップを発揮する」ことが必要なのか、という疑問があります。
結論は、「必ずしもリーダーシップを発揮することだけが正解ではない」と言えます。
もちろん、積極的に発言をすることは、素晴らしいことですが、
それが、「過度な自己主張」となったり、「独りよがりな言動」となってしまってはいけません。
行動観察講座などをやっていると、
「積極的に意見を言うこと」だけにこだわった2人(以上)が、
自分の意見を強く主張しあった結果、なかば喧嘩みたいになってしまう、
といった出来事が起こることがあります。
グループ課題では、
課題の目的(たとえば、「高く積む」など)に向けて協力することが大切ですから、
「積極的にリーダーシップをとる」ことが目的なのではない、ということには注意が必要です。
裏を返せば、お子さまの性格が、あまり積極的でない場合は、
無理に、「リーダーシップを取らせよう」とする必要はありません。
そういった場合は、
リーダータイプのお子さまの提案に対して、「同意」をしながら協力をしていくことが、重要になっていきます。
実は一番見られている!「同意」と「お礼」のコミュニケーション
たとえば、
「赤のクレヨンをとって。」と言われた時に、
「はい、どうぞ。」と言って、クレヨンを渡せる子、
そして、クレヨンを受け取るときに「ありがとう。」が言える子、
どちらも、見ている側には、「素敵だな」という光景として映ります。
実は、行動観察のグループ課題で、上記のような場面があったとき、
「赤のクレヨンをとって。」に対して、
無言でクレヨンを渡し、
無言でクレヨンを受け取る、
といった場合が、意外と多いのです。
つまり、
誰かの声かけに対する「同意」や「反応」、
あるいは、「挨拶」や「お礼」の声が出せているかどうか、ということは、
大切なのに忘れられがちな「コミュニケーション」なのです。
ひょっとしたら、
これら「反応」や「お礼」の言葉は、
グループ課題でリーダーシップを取ること以上に、
大切なことだと言えるかもしれません。
お子さまの行動観察は「ご家庭の日常」を映す鏡
ご自宅で、「同意」や「反応」、「お礼」のコミュニケーションをとっていますか?
こうした「反応」の声かけは、
お教室での「行動観察講座」や「テスト(模試)」の時だけ気をつけていれば大丈夫、というものではありません。
むしろ、日常における習慣が、如実に現れるのが、行動観察という課題なのです。
ですから、日常生活の中でも、「同意」の声や、「ありがとう」の一言を、かけあえるようにしていくことが大切です。
お子さまが、だけではありません。
むしろ、お父さま、お母さまが、
お子さまに対して、そういったお声かけができているかどうか、がポイントです。
あるいは、ご夫婦の間でも、
そうした、些細な声かけを忘れてしまっていないか、
あらためて、意識をしてみると良いかもしれません。
お子さまは、お父さま、お母さまの日常の様子を、よく見ています。
行動観察のグループ課題では、
グループの他の子に対して、猛烈に厳しくなるお子さまも、いたりします。
(なぜか、しっかり者の女の子に多い印象です。)
ひょっとしたら、グループの中で「厳しいお母さん役(あるいは、お父さん役)」をやろうとしているのかも、しれません。
日常で、なんでも厳しくやりすぎると、
他のお友達に対しても、「しっかりしてもらわなきゃ。」という意識がはたらくのかもしれません。
厳しさの塩梅が難しいところではあるかもしれませんが、
いずれにせよ、キツめの言葉で叱ることが、「デフォルト」になってしまっていないかは、振り返ってみると良いかもしれません。
試験官は「ふとした仕草」からご家庭を見ている
小学校受験の試験時間は、入室から退室まで、さらにいうなら、校門をくぐってから学校を後にするまで、
その全てが「行動観察」になりえます。
それでも、試験の時間は、わずか1時間〜2・3時間程度の短い時間です。
試験官の先生がたは、
その短時間の中で、お子さまの様子を見て、
さらには、その向こうのご家庭の様子をはかっていくことになります。
ですから、
「ふとした仕草」や「何気ない一言」、
あるいは「無言のうちのたたずまい」が、
「おっ」と、その場に居合わせた大人の目を引くことになるような、
そんな「日常」を、ご自宅からも作っていけることができたら、
それは、とても素晴らしいことだと思います。
そういった日常は、「小学校受験」という目的のためだけではなく、
その後の人生にも繋がりうる、大きな「財産」のひとつとなるかも、しれません。
「ご家庭の日常」を、「本番で発揮できる自信」へ
行動観察における「お友達への優しい声かけ」や「協調性」の土台は、お教室の付け焼き刃ではなく、ご家庭の温かい日常会話の中でこそ育まれます。
一方で、ご家庭でどれだけ「ありがとう」「どうぞ」が言えるお子さまでも、「初対面のお友達」と「いつもと違う環境(試験会場)」に置かれた途端、緊張から普段の姿が出せなくなってしまうことは多々あります。
だからこそ、ご家庭で育んだコミュニケーションの土台を、「どんなお友達と一緒になっても、堂々と発揮できる実践力」へと引き上げるトレーニングが必要です。
当教室では、行動観察やノンペーパー分野の対策として、目的に合わせた実践の場をご用意しています。
① 国立小受験 専門 定期教室(年長・年中)
毎週の継続的な授業の中で、ペーパーだけでなく「お友達と協力する姿勢」や「指示を正しく聞く力」など、受験に必要なすべての基礎を総合的に積み上げます。
② 行動観察講座
本番さながらの「グループ課題」に特化した講座です。初対面のお友達との関わり方、意見がぶつかった時の解決方法など、ご家庭だけでは対策が難しい「実践的なコミュニケーション力」を徹底して磨きます。
【単発受講OK】小学校受験の「行動観察講座」グループ課題と指示行動をマスター
③ ノンペーパー講習
行動観察に加えて、制作、口頭試問など、ペーパー以外の「実技・行動面」を総合的に対策する講習です。
順番を待つ姿勢やお約束を守る力など、行動観察の土台となる「人間力」を育てます。
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※定員制のため、定員に達したクラスから順次受付を終了いたします。
「家庭でできることはやっているけれど、お友達の中に入った時の様子が心配」
「本番で萎縮せず、普段のキラキラした良さを発揮してほしい」
そのようにお感じの保護者様は、ぜひお子さまにぴったりの講座や教室へお越しください。
本番で堂々と振る舞える「揺るぎない自信」を、プロの視点のもと一緒に育んでいきましょう。