1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ
  4. 小学校受験で差がつく「聞く力」の育て方|集中できない子が変わる習慣

小学校受験で差がつく「聞く力」の育て方|集中できない子が変わる習慣

※ペーパー各単元の解き方や、ペーパー対策の全体像を知りたい方は、こちらの【ペーパー対策完全ガイド】もあわせてご覧ください。

【小学校受験】ペーパー対策完全ガイド|全単元の「解き方」と家庭学習のコツを総まとめ

 

「聞く」機会が圧倒的に多い小学校受験

 

小学校受験では、「聞く力」が結果を大きく左右します。

 

小学校受験において出される課題は、

ペーパー行動観察制作運動と多岐にわたりますが、

 

どの課題でも、問題文が書かれているのではなく、

「先生の指示を聞いて理解する」ことが前提になっています。

 

1年の中で、「急に成長する」お子さまたち

 

年間を通して、同じお子さまたちと関わっていると、

途中で、「グッと伸びる」という瞬間を、たくさん目にします。

 

初めは、活発な周りのお子さまと比べて、どちらかというと控えめで目立たなくて、

課題や問題にも戸惑いがちだったお子さまが、

ある時に、明確に問題の意味を理解して、明快な答えを出せるようになることがあります。

 

お子さまの「成長」を通り越した「進化」を目の当たりにすると、

その可能性の大きさに、一緒に授業をするこちらまで、ワクワクした気持ちになります。

 

 

こうした、驚異的な成長を遂げるお子さまは、ひとりやふたりではないのですが、

お子さまが、爆発的に伸びる前には、ある共通点があるように感じます。

 

 

「聞く力」の差が、理解力の差になっていく

 

急激な成長を遂げるお子さまたちの、その多くが、

成長する一歩手前で、圧倒的に「聞く」ことができるようになっています

 

ペーパー問題で、問題の意味に戸惑っているようなお子さまでも、

問題の解説のときに、じっと講師の方を見て、

「話していることを理解しよう」としている姿に、先に気づくことがあります。

 

お子さまの「聞く姿勢」の変化に気がついて、遅れること数ヶ月。

いつの間にか、ペーパーも制作も、口頭試問でも、明らかな力がついているようになっています。

 

 

授業をしっかり聞くようになって、理解力が上がり、

お約束をしっかり聞くことができるようになって、制作や口頭試問、行動観察の精度も上がるようになります。

 

「正しく聞く」ということは、

授業だけでなく、試験本番においても、

指示を聞いて、正しく行動するためにも、必要です。

 

学ぶ力を伸ばすためには、まず「聞く力」を伸ばすことが大切です。

 

さらに、小学校受験における出題や指示は、「1回しかなされない」というのが基本です。

 

学ぶ力を伸ばすためには、まず「聞く力」を伸ばすことが大切です。

なぜなら、小学校受験の本番では、出題や指示は「たった1回」しかなされないからです。


つまり、文字上のテキストとは違い、
「わからなくなったら読み返す」ということができません。
(この点を考えると、小学校受験は、むしろ中学以降の受験よりも難易度が高い、とも言えるかもしれません。)

 

と、いうことは、

小学校受験にチャレンジする場合、
「先生のお話を1回聞くことで内容を理解し、その内容を記憶して行動する」ことが必要なのです。

 

この「口頭での説明や指示を聞く力」は、そもそも「就学前準備」としても必要な力でもあります。

 
この「指示を聞いて記憶する力」は、
なにも「小学校受験をするから」大切なのではなく、
小学校の教室内で集団活動をすることになる、すべての小学生にとって大切なことです。

なぜならば、
小学校での授業など、集団で活動する際も、
説明や指示というのは、多くが文書ではなく口頭でなされるものからです。

 
 
「聞いて、理解する」力が育っていればこそ、
授業を聞いて、その内容を理解していきやすくなります。
 

反対に、
お話を聞く意識がなく、
ぼんやり他のことを考えていたら、
学校での授業から、新しい学びを得ることが難しくなってきます
 

 
「聞く力」というのは、
小学校受験をする、しないにかかわらず、
重要になってくる力なのです。

 

 

 

「聞く力」の以前に必要な「聞く姿勢」づくり

 

小学校受験の設問や指示は全て口頭(音声情報)でなされる、ということは、

つまり、

聞き取れなければ、その時点で正解することができません。

 

実際の現場でも、

「考える力はあるのに、指示を聞き逃して失点する」

というケースは非常に多く見られます。

 

では、どうすれば「聞く力」は伸びるのでしょうか

 

 

「うちの子は話を聞いていない」と感じるとき、

多くの場合は「能力」の問題ではなく、

そもそも「聞く状態に入れていない」ことが原因です。

 

いくら理解力があっても、

意識が向いていなければ、聞くことはできません。

 

だからと言って、

「ちゃんと、先生のお話を聞いてね。」

とアドバイスするのは、もしかしたら、あまり効果を発揮しないかもしれません。

 

 

ご家庭での「聞く姿勢づくり」の習慣が最も効果的

 

小学校受験の試験本番では、
説明の内容をよく聞いて、その内容を記憶にとどめ、言われたとおりに解答をしたり行動をする必要があるのですが、

それは、その日だけ真剣に取り組もう、と考えてもなかなか上手くいくものではありません

 

むしろ、普段の生活のなかで、
「先生のお話をよく聞いて、何をするとよいかを理解して行動する」ことを習慣化させておく必要があります。
 

 
そうした「お話を聞く習慣」を身につけるためにも、
大小さまざまな「お受験教室」があったりするわけですが、

 
「お教室でお勉強する時間」というのは、1週間の中で考えても、けっして多くはありません

 
仮に、週に2回のお教室に通って、90分ずつお勉強をしたとしても、

1週間での総計は180分、つまり3時間です。

 

 
むしろ大切なのは、
日常的に生活をしている、ご家庭での過ごし方です。

 

(もちろん、日常的に過ごす時間は幼稚園や保育園での時間も多いですが、園で生活する時間を除いた場合、ご家庭での生活時間が最も多くなるはずです。)

 

たとえば、

平日は、朝6時に起床して8時に登園し、18時に降園して就寝が20時

週末は、朝7時に起床して20時に就寝、そのうち3時間をお教室などで過ごす

という場合を考えてみましょう。

 

その場合、

平日に親子で過ごす時間は、1日4時間なので5日で20時間

週末に過ごす時間は13時間×2−3時間として23時間

計43時間を、親子で過ごしている、ということになります。

(ご家庭ごとの具体的な時間は、ぜひ、読者の皆様の生活リズムに合わせて計算してみてください。)

もし仮に、際限なくお教室に通って受験対策をしよう、と考えたとしても、

週に何十時間もお教室で過ごす、ということは、滅多にないでしょう。

(また、当ブログは週に何十時間もお教室に通うといったご家庭を想定していません。)

 

だから、「お教室に丸投げ」というスタンスでは、成果が出るまでに月日が流れてしまうため、もったいないのです。

 

この、ご家庭での生活の時間の、「すべて」とまでは言わずとも、

20%でも、10%だけでも意識をしながら生活をすることで、

お子さまの学びや成長を、さらに加速させていくことができるのです。

 

 

では、その43時間のなかで、具体的に何を意識すればよいのでしょうか。

その答えは、耳ではなく『目』にあります

 

 

「聞く」意識は、「見る」習慣から。

 

お教室で、先生やお友達のお話を聞くとき、

意識をお話をしている人の方に向ける必要があります。

 

意識の焦点を合わせるのは、「聞く」ことよりも「見る」ことの方が簡単です。

 

 

人は、多くの情報を視覚に頼っている、といいます。

 

そのような性質をうまく活かして、

お話を聞くときに、「視覚情報」も、意識を向けるべき対象のものに限定することで、

意識が他に移ることを防ぐことができます。

 

 

お話を聞くときに、

「話す人の目を見て聞く」

「話す人の方におへそを向けて聞く」

ことを、普段の生活からでも習慣づけるようにしていきましょう。

 

ペーパー学習の際は、

設問を聞きながら「ペーパーの問題を見る」ことを意識していきましょう。

 

 

まずは、「見る」意識を習慣づけることで、

お話を「聞く」ことがどんどんできるようになっていくはずです。

 

ご家庭で「聞く力」「聞く姿勢」を高めるために取り組めること

 

ご家庭では、次のような形で取り入れると効果的です。

・話しかける前に「目を見て」と声をかける

・一度で聞けなかった場合は、やり直させる

・テレビやおもちゃを視界から外して話す

・食事の時間は、テレビを消す

・「お話の内容理解」を毎晩の習慣に

読み聞かせや、短いお話の設問に毎日取り組むことは、集中して聞くための最高のトレーニングです。寝る前の1話を継続するだけで、音声情報を処理する脳の体力が養われます。

 

重要なのは、

「聞きなさい」と言うことではなく、

聞ける状態を作ることです。




お子さまに話しかけることは、聞く姿勢を作る上でも大切なのですが、
お子さまが「ぼんやり考えごとをしている」ような時や、
「何かに没頭している」時は、
あえて声をかけないことも重要です。

 
 
なぜなら、

「話しかけられているときは、聞く」という習慣を身につけていくことが、
「聞く力」を伸ばす秘訣だからです。
 

 
お子さまが「聞く」状態になっていない中で話しかけていたとしても、
それらの声かけは、お子さまの意識には届かず、BGMのようなものになってしまうかもしれません。

(結果的に、先生の指示についても「無意識に聞き流してしまった」ということも起こりやすくなるかもしれません。)

 

 
ご家庭での「聞く」習慣を作る上で、特に大事にしていただきたいのが、「ご家族での食事の時間」です。

 
食事の時間は、親子での学びのゴールデンタイムです。

親子で、たくさん会話をするようにしてみてください。

 
逆に、食事中にテレビがつきっぱなしになっているようであれば、
できる限り、テレビは消すようにしたいところです。
(聞き流す音声情報が増えるため、会話もテレビも、そもそも食事自体も散漫になってしまいます。)



学びの習慣づくりを考える上でも、
ぜひ、ご自宅だけでも、ご家族での団らんのひとときを、食卓を囲んで過ごしていただきたいな、と感じています。

「お話を聞きなさい」と言う前に大切なこと

お子さまが「話を聞く姿勢」を身につける最大のきっかけは、「親が自分の話をじっくり聞いてくれた」という経験です。

お風呂や行き帰りの時間など、お子さまの話「だけ」を100%受け止めて聞く時間を作ってみてください。

自分の言葉を大切に扱われた経験が、「相手の話も大切に聞くものだ」という意識の土台になります。

 

また、私たち大人も「耳だけで聞いてしまう」癖がないか注意が必要です。

大人の「ながら聞き」をお子さまはよく見ています。

話しかける側も、「相手が聞いていることを確かめてから言葉を届ける」という双方向の意識を持ちましょう。

 

もちろん、四六時中、お話を聞いていられるわけではありません。

 

同時に、「今は話を聞くことができない」とはっきり伝えることも大切です。

 

「いつだって、お話をしていいわけではない。」ということも、学ぶべきことの一つだからです。

時と場合をわきまえることも、集団生活(行動観察など)における重要な「聞く力」の一部なのです。

 

 

まとめ:ご家庭での「目と目をあわせた会話」が重要

 

最後に、最も大切なことをお伝えします。

それは、お父さま・お母さま自身の「姿勢」です。


お教室でのお勉強に加えて、
ご家庭でも、「聞く」習慣を作るための会話を意識してみてください。

そして、何よりも、

お子さまの「聞く状態」を作ろうとする前に、

まず、お父さま・お母さまが、お子さまの話を聞く時に、

「手を止めて」「目を見て」聴けているか

にも意識を向けてみてください。

お子さまの「聞く姿勢」は、お父さまやお母さまの習慣をそのまま表していることもあるからです。

 

 

「聞く力」は才能ではなく、習慣です。

日常の中で「見る」ことを整えるだけで、

集中力と理解力は大きく変わっていきます。

 

まずは、ご家庭で、

目と目を合わせたコミュニケーションを意識していきましょう。

 

 

 

※ペーパー各単元の解き方や、ペーパー対策の全体像を知りたい方は、こちらの【ペーパー対策完全ガイド】もあわせてご覧ください。

【小学校受験】ペーパー対策完全ガイド|全単元の「解き方」と家庭学習のコツを総まとめ

 

お教室でも「聞く力」を高めていく

 

小学校受験では、「聞く力」の差がそのまま結果に直結します。

・指示を聞き逃してしまう

・問題の意図が理解できない

・行動観察で周囲と差がつく

こうした課題の多くは、

トレーニングの積み重ねで改善することが可能です。

 

当教室では、お子さま一人ひとりの状態に合わせて、

「どこで聞けていないのか」「何を改善すべきか」を具体的に把握し、

受験本番での結果にもつながる力を育てていきます。

 

現在、年中クラス・年長クラスともに体験レッスンを受付中です。

 

▼ 定期教室のカリキュラム・詳細はこちら

※定員制のため、定員に達したクラスから順次受付を終了いたします。

関連記事