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小学校受験のお勉強を加速させる、「聞く力」を磨きましょう。

ゴールデンウィークも終わり、日差しも強くなってきました。

 
新年度の感覚も、すっかり馴染んできて、
いよいよ、幼稚園や保育園での活動も本格化してくる頃かもしれません。
 

毎日の生活のリズムをつかめてきたら、
どんどん、日々の学びを加速させていきましょう。

 

 

今回のブログでは、小学校受験を進める上で重要な「聞く力」について、書いていきます。

 

「小学校受験」には、
「中学受験」「高校受験」「大学受験」などの、その後の「受験」とは大きく異なる点があります。
 

 
それは、
「ひとつひとつの課題や問題が、文章ではなく、口頭や録音など、すべて音声による指示によってなされる」
という点です。

 

 
小学校受験に文字や数字の読み書きが求められないのは、
「ひらがな・カタカナや数字は、小学生になってから学ぶとされているから」
というのも、大きな理由であると考えられます。
(つまり、「小学校受験をする上で、小学校で習う内容の先取りは必要ありません」ということでもあります。)

 


さらに、小学校受験における出題や指示は、「1回しかなされない」というのが基本です。

 

つまり、文字上のテキストとは違い、
「わからなくなったら読み返す」ということができません。
(この点を考えると、小学校受験は、むしろ中学以降の受験よりも難易度が高い、とも言えるかもしれません。)

 

と、いうことは、

小学校受験にチャレンジする場合、
「先生のお話を1回聞くことで内容を理解し、その内容を記憶して行動する」ことが必要なのです。

 

 

この「口頭での説明や指示を聞く力」は、そもそも「就学前準備」としても必要な力でもあります。

 
この「指示を聞いて記憶する力」は、
なにも「小学校受験をするから」大切なのではなく、
小学校の教室内で集団活動をすることになる、すべての小学生にとって大切なことです。

なぜならば、
小学校での授業など、集団で活動する際も、
説明や指示というのは、多くが文書ではなく口頭でなされるものからです。

 
 
「聞いて、理解する」力が育っていればこそ、
授業を聞いて、その内容を理解していきやすくなります。
 

反対に、
お話を聞く意識がなく、
ぼんやり他のことを考えていたら、
学校での授業から、新しい学びを得ることが難しくなってきます
 

 
「聞く力」というのは、
小学校受験をする、しないにかかわらず、
重要になってくる力なのです。

 

 

小学校受験にむけた「聞く力」の身につけ方

 

以上のことを踏まえて、小学校受験にむけた「聞く力」の身につけ方について考えていきます。

 
小学校受験の試験本番では、
説明の内容をよく聞いて、その内容を記憶にとどめ、言われたとおりに解答をしたり行動をする必要があるのですが、

それは、その日だけ真剣に取り組もう、と考えてもなかなか上手くいくものではありません

 

むしろ、普段の生活のなかで、
「先生のお話をよく聞いて、何をするとよいかを理解して行動する」ことを習慣化させておく必要があります。
 

 
そうした「お話を聞く習慣」を身につけるためにも、
大小さまざまな「お受験教室」があったりするわけですが、

 
「お教室でお勉強する時間」というのは、1週間の中で考えても、けっして多くはありません

 
仮に、週に2回のお教室に通って、90分ずつお勉強をしたとしても、

1週間での総計は180分、つまり3時間です。

 

 
むしろ大切なのは、
日常的に生活をしている、ご家庭での過ごし方です。

 

(もちろん、日常的に過ごす時間は幼稚園や保育園での時間も多いですが、園で生活する時間を除いた場合、ご家庭での生活時間が最も多くなるはずです。)

 

たとえば、

平日は、朝6時に起床して8時に登園し、18時に降園して就寝が20時

週末は、朝7時に起床して20時に就寝、そのうち3時間をお教室などで過ごす

という場合を考えてみましょう。

 

その場合、

平日に親子で過ごす時間は、1日4時間なので5日で20時間

週末に過ごす時間は13時間×2−3時間として23時間

計43時間を、親子で過ごしている、ということになります。

(ご家庭ごとの具体的な時間は、ぜひ、読者の皆様の生活リズムに合わせて計算してみてください。)

 
もし仮に、際限なくお教室に通って受験対策をしよう、と考えたとしても、

週に何十時間もお教室で過ごす、ということは、滅多にないでしょう。

(また、当ブログは週に何十時間もお教室に通うといったご家庭を想定していません。)

 

この、ご家庭での生活の時間の、「すべて」とまでは言わずとも、

20%でも、10%だけでも意識をしながら生活をすることで、

お子さまの学びや成長を、さらに加速させていくことができるのです。

 

 

「聞く力」をさらに高めるために意識できる、「ご家庭での過ごし方」。

 
ご家庭の中で、お子さまの「聞く力」を高めるためにできることを、ひとつ挙げるとすれば、
ご家庭の中での「会話」を増やすようにすることが挙げられます。

 

 
具体的には、お子さまに対して「話しかける」機会を増やすことが大切です。

 
「聞く」の入り口は「見る」からなので、
親子で会話をするときは、「目を見て会話をする」ことを意識してみると良いでしょう。


話しかけることは大切なのですが、
お子さまが「ぼんやり考えごとをしている」ような時や、
「何かに没頭している」時は、
あえて声をかけないことも重要です。

 
 
なぜなら、

「話しかけられているときは、聞く」という習慣を身につけていくことが、
「聞く力」を伸ばす秘訣だからです。
 

 
お子さまが「聞く」状態になっていない中で話しかけていたとしても、
それらの声かけは、お子さまの意識には届かず、BGMのようなものになってしまうかもしれません。

(結果的に、先生の指示についても「無意識に聞き流してしまった」ということも起こりやすくなるかもしれません。)

 

 
ご家庭での「聞く」習慣を作る上で、特に大事にしていただきたいのが、「ご家族での食事の時間」です。

 
食事の時間は、親子での学びのゴールデンタイムです。

親子で、たくさん会話をするようにしてみてください。

 
逆に、食事中にテレビがつきっぱなしになっているようであれば、
できる限り、テレビは消すようにしたいところです。
(聞き流す音声情報が増えるため、会話もテレビも、そもそも食事自体も散漫になってしまいます。)


今、ご自宅以外の食事の時間は「黙食」が推奨されていますが、
学びの習慣づくりを考える上でも、
ぜひ、ご自宅だけでも、ご家族での団らんのひとときを、食卓を囲んで過ごしていただきたいな、と感じています。



今回のブログでは、
小学校受験においてはもちろん、小学生になる準備としても大切な「聞く」習慣づくりについてご紹介しました。

お教室でのお勉強に加えて、
ご家庭でも、「聞く」習慣を作るための会話を意識してみてください。

 

 


お申し込み受付中の講座

 

金生先生の行動観察講座

対象:年長の皆様

日時:5月14日(土) ・6月11日(土) ・7月9日(土) ・8月11日(木祝) ・9月10日(土) ・10月8日(土) ・11月12日(土) 各回9:00〜10:30

受講料:各回10,000円(税込)

講師:金生先生

会場:四ツ谷教室

お申し込みは

金生先生の行動観察講座のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申込みください。

 

製作基礎講座

対象:年長の皆様

日時:6月11日(土)・7月9日(土) 各回11:00〜12:00

受講料:各回7,000円(税込)

講師:藤田

会場:四ツ谷教室

お申し込みは

製作基礎講座のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申込みください。

 

 

国立小受験 対策 夏期講習

詳細は「夏期講習のページ」をご覧ください。

 

対象:年長の皆様

①筑波小対策 図形課題集中特訓:①7月18日(月祝)9:00〜10:00 ②9月24日(土)9:00〜10:00 ※2日間の講座です

②ペーパー弱点補強講座:7月30日(土)9:00〜10:30

③口頭試問講座:7月30日(土)11:00〜12:30

④金生先生の行動観察講座:8月11日(木祝)9:00〜10:30

⑤製作講座:8月11日(木祝)11:00〜12:30

⑥運動講座:8月11日(木祝)13:30〜15:00

⑦オールインワン講座:8月27日(土)8:30〜10:30

受講料:①20,000円、②③⑤⑥各回9,000円④10,000円⑦12,000円(いずれも税込)

講師:①②③⑤⑥⑦藤田、④金生先生

会場:いずれも四ツ谷教室

 

お申し込みは、夏期講習のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申込みください。

 


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