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小学校受験の「数の課題」のお勉強をご家庭で進める時は、「言葉」に着目をしましょう。

「数の構成」のお勉強をする上で意識したいこと

 

数の組み合わせを暗記するだけが「数の構成」ではない。

 

前回のブログでは、

「10までの数の組み合わせを即答できるようにしましょう」ということをお伝えしました。

 

しかしながら、数の構成の学習で必要なのは、「数の組み合わせの暗記」だけではありません。

 

数の構成を学ぶ上で、同様に大切なのは、

小学校で取り組む「たし算」や「ひき算」の学習にもつながる「算数ことば」の意味について理解をすることです。

 

 

小学校受験の「数の課題」では、「たし算」「ひき算」が問われることはない。

 

小学校受験におけるペーパー課題では、

小学校で学習する「たし算」や「ひき算」の計算問題が出題されることはありません

(つまり、「2+3=」とか「7−4=」といった問題が出されるわけではありません。)

 

 

その代わりに、

「たし算」の考え方である「合わせていくつ?(合併)「○こ増えるといくつ?(添加)といった質問や、

「ひき算」の考え方である「○こ減ったらいくつ?(求残)」「どちらがいくつ多い?(求残)」「○個にするにはあといくつ?(求補)などといった質問がなされることになります。

 

これらの「算数ことば」は、小学校1年生の算数の学習を理解していく上で大切な表現でもあります。

 

小学校の算数の学習では、これらの質問を文章で読んで、「たし算」や「ひき算」の立式をしていくことになります。

ですが、小学校受験においては、問題を音声で聞いて、数を○などの形を書くことで答えるという点が特徴です。

 

 

同じ「5の構成」の「5は3と2に分けられる」ということが理解できていても、

 

「5個は3個と何個に分けられますか?」

「5個からいくつ食べたら(減ったら)3個になりますか?」

「3個を5個にするには、あといくつ必要ですか?」

などといった、さまざまな聞かれ方のそれぞれについて、その質問の意味を理解して答えていくことが大切です。

 

 

こうした小学校受験における数の問題は、

小学校で習う計算(たとえば「たし算」と「ひき算」)を先取りしていたとしても、

言葉の理解ができていないと解けない、ということになります。

 

ですから、小学校受験における数の問題に強くなるためには、

実際のペーパーの問題の中で、

数の問題について「どのような聞き方」があるかを把握して、

ペーパー学習に取り組む時だけでなく、日常生活の中でも、そうした数にまつわる表現を意識して使っていく、ということができると良いでしょう。

 

 

時には、具体物を使って、そうした数の問題について考える機会を見つけてみることも大切です。

 

そうすることで、ペーパー課題だけでなく、個別課題型の数の課題についても、スムーズに取り組むための練習にもなります。

 

 

「意識」は「知識」から。

 

こうした「数の課題」の問題は、

日常生活の中にも、たくさん含まれています

 

そうした機会を、意図的に学びのための時間に活用することが効果的なのですが、

意識をしていないと、そうした学びの機会を見逃している、ということも多々あるはずです。

 

 

重要なのは、ご家庭でお子さまと一緒に過ごしているお父さま、お母さまが、

「どういったことが、お子さまの学びにつながるか」について知っているかどうかです。

 

知らないことについては、意識をしようとしてもできませんが、

知っていることについては、意識して生活の中に活用することも可能になります

 

まさに「意識は知識から」なのです。

 

 

お子さまが、そうした数のやり取りについて意識を向ける機会を作ることによって、

数のお勉強の理解は、どんどん深まっていきます。

 

お子さまが、数のやり取りについて意識をするきっかけは、

親子での会話から、作ることも可能でしょう。

 

 

実際の「数の課題」のパターンを、ペーパー問題などをもとに確認したら、

ご自宅の中で、数の学びに取り組むことができる機会を、意図的に作ってみてください

 


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