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「小学校受験」の準備に限らず強くオススメする「幼少期からの習慣」。

冬至も過ぎ、もっとも夜が長い時期ですね。

 

夕方も暗くなるのが早いぶん、

夜は早く自宅に帰って、暖かい室内でゆっくり過ごしたくなる時期です。

 

少し、ゆったりお風呂に入って

身体の芯から温まって、しっかり睡眠をとりたいなあ、と感じています。

 

 

早めに、「おやすみなさい」の時間に入るときでも、

毎日の習慣として位置付けていきたいことがあります。

 

それが、「夜の読み聞かせ」の習慣です。

 

 

ペーパー課題がある場合に、必ず出題される「お話の内容理解」

 

都内の国立小6校の中で、

例年、ペーパー課題が課されている、いわゆる「ペーパー校」は、

・筑波大学附属小学校

・東京学芸大学附属小金井小学校

・東京学芸大学附属世田谷小学校

・東京学芸大学附属大泉小学校

の4校です。

 

 

この4校のペーパー課題の中で、

共通している点が、

 

「最初の問題として、お話の内容理解が出題される」

という点です。

 

 

小学校受験の課題を通して、

「口頭での指示をよく聞いて取り組む」

という特徴がありますが、

 

ペーパー課題の中でも、

この「聞く」という力を確かめるための出題がなされています。

(さらに、お話の中で、数の問題常識問題についての理解も問われたりします。)

 

 

ペーパー課題として、「お話の内容理解」の問題は、

「頻出」を上回る「必出」の課題だからこそ、

そのための準備は、欠かさずおこなっていきたいものです。

 

 

だからと言って、

「お話の内容理解」の教材に、ガンガン取り組むのは、

時期尚早、かもしれません。

 

まずは、

お話を聞くということに興味を持って

 

楽しみながら、「聞く」習慣を継続していくこと」の方が先です。

(「正解」「不正解」がある問題に取り組むのは、後からでも大丈夫です。)

 

 

読み聞かせのタイプは、大きく分けて2つあります。

 

「読み聞かせ」を考えたときに、

大きく分けると2つのスタイルがあります。

 

ひとつは、

①絵本などを、親子で見ながら、読んで聞かせるスタイル

 

もう一つは、 

②お父さま、お母さまが読むお話を、お子さまはイメージしながら聞くスタイル

 

この2つです。

 

 

導入としては、

どちらかというと、

①の絵本を使った読み聞かせスタイルの方が、適しているでしょう。

(これは、ともすれば乳児期から、継続してきている、というご家庭もあるかことでしょう。)

 

そして、

②の、お話を聞いて場面や情景をイメージする方が、

実際の受験で課される「お話の内容理解」により近いスタイルとなります。

 

 

①のスタイルだけ、②のスタイルだけ、と決めなくても、

両方のスタイルを併用しながら(日によってスタイルを選んで)、読み聞かせを行うのでも良いでしょう。

 

 

読み聞かせに使用する絵本やお話は、

お子さまが興味を示すものであれば、どのようなものでも構いませんが、

 

その中で、オススメがあるとすれば、

 

「昔話」「童話」について、

 

触れていく機会を増やしていけると良いでしょう。

 

 

それらのお話が、

「常識課題」として出題される可能性もあるからです。

(昔話に関する出題は、ペーパー課題としてではなく、口頭試問や個別課題の際にも関係あります。ですから、ペーパー課題が出題されないお茶の水女子大学附属小学校などを志望する場合でも、取り組んでおいた方が良いでしょう。)

 

 

また、

時には、

絵本や、本の文章にとらわれず、

 

自由に、お話を作って聞かせる日も、あると良いでしょう。

 

お父さまやお母さまが、

楽しみながら、自由にお話を作って話すのを聞くことで、

お茶の水小の個別課題での「お話づくり」についての「引き出し」が増えていきます。

 

 

「お話づくり」については、機会をあらためてまたまとめますが、

いきなり「お話を作ってください」と言われても、

大人でも、戸惑ってしまうことも、あるかもしれません。

 

ですから、お父さまやお母さまが、

即席で楽しいお話を作ることができるようになっていると、

ご自宅での「お話づくり」の時間も、親子での楽しい時間になっていきます。

 

やはり「継続は力なり」です。

 

 

読み聞かせは「集中して聞くこと」が最優先ではない。

 

夜の読み聞かせは、

「寝かしつけ」も兼ねていますから、

 

「全部を、しっかり集中して聴こう」としなくても構いません。

 

お子さまが、「うとうと」して、

そして、「すやすや」眠ってしまったら、

 

お話は途中でも、「今日は、ここまで」としてしまって良いでしょう。

 

 

お子さまにとって、

読み聞かせの時間が楽しみで、

 

「はやく、ベッド(布団)に行こうよ。」

 

などと言うようになったら、「しめたもの」です。

 

スムーズに、良質な睡眠へと向かうことができる、日々の「ルーティン」が作られるからです。

 

 

ブログ読者の皆様からしたら、しつこいように思われるかもしれませんが、

藤田は、根っからの「睡眠至上主義者」です。

 

夜20時以降は、

1時間のお勉強をするよりも、

その1時間をまるまる睡眠に充てた方が、

お子さまの成長に資する、と信じて疑っていません。

 

どんな勉強法よりも、充分な睡眠をとることの方が優れている、というのが信条なので、

 

「大事なこと」ですから、繰り返し、お伝えしていきたいと思っています。

 

しつこいようで恐縮ですが、

どうか、あきれることなく、お付き合いくださると嬉しいです。

 

 

 

お話の「読み聞かせ」の効果は、小学校受験にとどまりません。

 

「お話の内容理解」に向けた準備として、

「読み聞かせ」の価値をお伝えしましたが、

 

この「読み聞かせ」の効果は、

小学校受験の対策だけにとどまりません。

 

絵本を読んで、

あるいは、お話を聞いて、

 

「物語」の世界に慣れ親しむことは、

 

その後の「読書の習慣」にもつながります。

 

そして、それは、

そのまま「文章を読む力」、つまり「読解力」の向上にもつながっていくのです。

 

 

「お話を読むのが苦手(興味を持てない)」

ということなどが原因で、

小学生以降の「国語」の学習に取り組みたがらなくなると、

やはり、それだけ国語の学習が積み上がりづらくなってしまいます。

 

もちろん、そのような状態から、

国語力を段階的にあげていくことも可能ではありますが、

 

どうせなら、

幼少期から、スムーズに読書につながる習慣を作っておくに、越したことはありません。

 

 

ですから、

「小学校に上がる前からやっておいた方がいいことはなんですか?」と聞かれた時に、

もし、それが、小学校受験を「一切考えていません」というご家庭からのご質問であったとしても、

 

私は迷わず、

夜の「読み聞かせ」を、強く、オススメします。

 

 

そのくらい、幼少期からの「読み聞かせ」には、価値があると考えています。

 

 

すでに、毎晩の読み聞かせに取り組んでいます、というご家庭は、どうかそのまま、

 

特に、読み聞かせの習慣がなかったな、というご家庭は、ぜひ明日から(今日から)でも、

 

楽しい、夜の「読み聞かせ」の時間を、続けてみてください。

 

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