(2025年度入学)東京学芸大学附属大泉小学校の第1次抽選と、抽選通過後(直前期)の対策について

本日、東京学芸大学附属大泉小学校の第一次選考(抽選)が実施されました
9月13日(金)〜10月4日(金)の間で、出願を受け付けていた、東京学芸大学附属大泉小学校の2025年度の新1年生募集について、
第一次選考(抽選)が、本日10月11日(金)に実施されました。
抽選が行われたのは、
男子が、午後4時〜
女子が、午後5時〜
抽選の模様は、出願者のみが視聴可能なライブ配信でも公開されました。
10月11日(金)19時以降からは、
ミライコンパスの合否照会サイト上からも、抽選の結果をご確認いただけます。
今年度の抽選通過率は、男子・女子ともに7割でした。
2025年度新1年生募集の出願者は、
男子870名
女子919名
で、
いずれも昨年度の男子660名・女子681名から大きく出願者数が増えました。
今回の出願者の増加は、
今年9月に、大泉小が新しい通学区域について発表したことにより、お住まいの地域が通学区域に含まれるようになった方の出願が増えたことが最大の要因だと考えられます。
出願者数としては、2012年度入試(2011年実施)以降では、男女とも最大となりました。
2019年度、2020年度入学者向け(2018年、2019年実施)の総合調査では、男女ともに第一次選考(抽選)が実施されず、出願した全員が第二次選考に進めた時期もありましたが、
その後の傾向としては出願者数が増加傾向にあり、今回の通学区域の拡大によって、大幅に出願者数が増えたという流れになっています。
結果として、今年度の第一次選考(抽選)の抽選通過率は、
男女ともに7割ずつとなりました。
抽選通過後からの倍率は、
男子:13.5倍
女子:14.3倍
です。
(例年、抽選通過者のうち50〜100名程度の方が、さまざまな事情から「第2次出願をしない」という選択をされています。そのため、実質の倍率は、もう1〜2倍くらいは低くなる見込みです。)
抽選を終えても、まだまだ、「狭き門」であることには変わりありません。
試験前の抽選がある都内の国立小(筑波・お茶の水・竹早・大泉)の中では、
依然として最も「通過しやすい」抽選ではあるのでしょうが、
今年は、昨年と比較すると4倍の方が、第2次選考(総合調査)を受けることが叶わない、ということとなりました。(今年度の抽選不通過者数は、男女あわせて536名で、昨年度の134名から4倍に増えています。)
残念ながら、第一次選考でご縁をいただけなかった方は、
受験の可能性が残されている、残りの小学校とのご縁を追求すべく、
着々と、準備を進めていきましょう。
すでに出願期間が終わって、試験前の抽選が実施されない
の受験が決まっている方は、
11月27日・28日の焦点を絞って、準備を進めましょう。
これから、受験の可否が決まってくる、
東京学芸大学附属竹早小学校の抽選結果の発表は、
来週10月19日(土)に、
筑波大学附属小学校の出願期間は、
来週の10月15日(火)〜18日(金)、
お茶の水女子大学附属小学校の出願期間は
10月18日(金)〜28日(月)です。
大泉小、抽選を通過した後の準備は?
抽選を通過した後は、本番まで47日の期間があります。
基本を押さえつつ、本番に向けて万全の準備を整えるには、まだまだ、充分な期間があります。
以下に、大泉小の抽選通過後に心がけたい準備についてをまとめました。
ペーパーは「基礎をしっかり」
ペーパー課題については、「難問」「奇問」に対する対策というよりも、
基本レベルの問題を、確実に得点できるようにすることが大切です。
年中さんの頃からお勉強を進めているお子さまについては、
あらためて、年中さんの頃に取り組んだような単元についても、スムーズに正解ができるか確認をしてみましょう。
制限時間は、そこまでタイトではないという話もありますが、
それでも、スピーディーに正解を選べるように練習しておくに越したことはありません。
ただし、焦って(深く考えずに)解答をする、というよりは、
注意深く設問を聞いて、落ち着いて解答することの方が必要なようです。
集中力が切れてくると、基本的な問題の「設問の聞き漏らし」が増えてきます。
ペーパーの課題についても、1日の分量は、お子さまが集中して取り組める8〜10問程度に絞って取り組むのが良いでしょう。
なお、例年ペーパー課題は、鉛筆のみを使った解答となっており、
間違えた時の訂正は「=(横二重線)」を書いての訂正となっております。
ご家庭でお勉強をする際のルールとして、こちらも意識しながら進めてみてください。
重要な2日目の「口頭試問」「個別課題」対策。お子さまの「自由な発言」の機会を増やす。
大泉小の総合調査は、2日にわたる調査です。
2日目は、口頭試問に加えて、お子さまの考える力、言葉にする力を確かめる「個別課題」形式の出題もなされているようです。
自分の考えを、うまく言葉にできるように、
お勉強の時に限らず、普段からお子さまが考えを言葉にして伝える機会を作ると良いでしょう。
お子さまが、自分の考えを言葉にできるためには、
お父さまやお母さまが、普段からお子さまの話を「聞く」というスタンスができていることが重要です。
お子さまが、何かを主張しようとした時に、
「そういうのはいいから、早く〜〜しなさい。」
などと、お子さまを急き立てるのが基本となっていたり、
お子さまが、お母さまやお父さまの顔色をうかがって、思うことを言葉にできなくなっているようであれば、
普段の生活から、お子さまが自分の考えを言葉にできるように心がけることが、
個別課題に向けた準備としても効果的かもしれません。
(つまり、お子さまが何かを伝えようとした時には、その言葉を「聴く」ようにすること。また、その内容について、まずは一旦「受け止める」ということが大切です。)
そんなことを言われても、「普段、お子さまの声に耳を傾ける余裕がない」という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな場合は、あえて「毎日の活動の密度を落とす」ことを、考えても良いかもしれません。
「急がば回れ」です。
普段から、お子さまの言葉に耳を傾けているが、
今ひとつ、お子さまの言葉の力が高まっていかない、という場合は、
お子さまが発する言葉を汲み取った上で、
(理想的な)お兄さん、お姉さんの言葉(表現)で、「言い換え」をしながら確認をするようにしましょう。
そうすることで、お子さまが、「より適切な表現とはどのようにすればよいか」ということについて体験的に理解していくことができます。
何よりも「健康第一」
たとえ、早い時期から着実に準備を積み重ねてきたとしても、
当日や直前に体調を崩してしまっては、
自分の実力を発揮できなくなってしまいます。
普段の生活リズムを崩してまで、お勉強を詰め込むのではなく、
「腹八分目」を意識しつつ、無理なく毎日の生活を送ることが、
直前期の「最優先事項」です。
適切な食事、充分な睡眠に加えて、
ご家族、特にお母さまとお父さまが、できるだけ心おだやかに、
ゆとりを持って毎日を過ごしていくことが、
最大の「受験対策」となるでしょう。
お子さまの心身のコンディションを万全にするために、
ご家族の皆様のコンディションにも注意を払いつつ、
直前期を過ごしてまいりましょう。
お教室の「直前講習」
大泉小の対策講座としては、
今後、全3講座を開講予定です。
○東京学芸大学附属大泉小学校 対策講座【I】
日程:11月4日(月祝)11:00〜12:30
○東京学芸大学附属大泉小学校 対策講座【Ⅱ】
日程:11月16日(土)①(男子)8:30〜10:00/②(女子)10:30〜12:00
○東京学芸大学附属大泉小学校 直前講座
日程:①(男子)11月23日(土)8:30〜9:30・24日(日)8:30〜9:30
②(女子)11月23日(土)11:30〜12:30・24日(日)11:30〜12:30
直前講習の詳細は、「直前講習のページ」にてご確認ください。
本番に向けて、着実に準備を積み重ねるために、
無事、抽選を通過できた皆様のご参加を、お待ちしております。
お申し込み受付中の講座
2024 直前講習
2024 専科クラス
個別指導講座
願書・作文添削
