行動観察課題、リーダーシップの次のステップとは
今週末のお教室も、ご参加ありがとうございます。
6月も下旬に入りました。
今日は、ようやく梅雨の季節らしく、朝から雨が降る中でのお教室でした。
そんな中でも、お休みのお子さまもなく、全員参加で授業をおこなうことができました。
足元の悪い中、お教室までお越しいただき、ありがとうございます。
梅雨入りが遅れたことによる暑さの影響もあるでしょうか、
あるいは、日が長い季節だからこそ、1日の活動時間が長くなっていることがあるかもしれません、
やや、疲れが見えるお子さまの様子も見受けられました。
疲れが見える時には、ゆったり過ごす時間を意図的に作って、リフレッシュも図っていきましょう。
行動観察課題、「リーダーシップ」を取れることが望ましいけど、
本日の定期教室、年長さんの月3クラスでは、
「行動観察」の課題にも取り組みました。
以前から比較をすると、
お友達とコミュニケーションをとって、集団で行動する活動について、
積極的に声を上げることができるお子さまが、明らかに増えてきました。
みんなで、「どうしたらいいのだろう……」と様子をうかがいあうことがあった時期からすると、
まるで別人であるかのような、大きな変化でした。
ただ、「それぞれが口々にやりたいことを主張する」のでは、これまた思い通りに進まない、ということも、
今回の活動から学ぶことができたのではないでしょうか。
その時のメンバーにあわせて、意見の「出し方」を調整していく
行動観察課題というのは、
その日に一緒に課題に取り組むメンバーによって、
同じような課題でも、まったく異なった展開になりえます。
国立小受験の本番でも、特に行動観察課題においては、その日のグループ・チームによって課題の進行に大きな影響を受ける、ということがあるでしょう。
これこそが、受験が「ご縁」だと言われる所以です。
スムーズに課題に取り組める経験だけでなく、
思い通りにいかなくてもどかしい思いをすることも、
本番より「前」に経験しておくことに、大きな価値があります。
それらは、当日に、より落ち着いて課題に取り組むことができるようになるための経験だからです。
基本的なスタンスは、自分から考えを伝えていったり、困っているお友達に教えてあげたりすることです。
同じグループの他のお友達が、積極的に課題に取り組めないでいたとしても、
自分が、みんなが参加するきっかけを作れるように働きかけていくようにします。
そして、もし、他にも意見を主張するお友達がいる時などは、
その主張を受けて他のお友達に声をかけたり、そこからアイデアを広げていけるようにできることも大切です。
周りのお友達の様子を把握してから、「どのように自分が働きかけることで課題がスムーズに進むか」を考えるのです。
これは、年長さんのお子さまにとって、大変ハードルが高いことなのは間違いありません。
(ともすれば、小学生以降の学習活動においても、「活動をスムーズに進めるためのスタンス」についてトレーニングを受ける機会は、そこまで多くないかもしれません。)
だからこそ、行動観察課題の学習を通して、そのような視点を学ぶことができれば、
小学生になった後の共同学習やチームプレーにおいても、その活動がより良くなるように働きかけることができるはずです。
お子さまが、自分から主体的に働きかけることができるようになってきたことは、成長の大きな一歩です。
さらに、どのようにすればお友達とのお勉強がうまくいくかも、ご家庭で振り返りをしてみてください。
6月のお教室は、1週間ずつ後ろ倒しになっていますので、来週が、6月の「第4週」あつかいです。
来週は、
土曜日の「金生先生の行動観察講座」
そして日曜日は、「定期教室 年中クラス」と「筑波小対策講座」を開講します。
来週も、皆様とお教室でご一緒できるのを、楽しみにしております。
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