正しい「姿勢」は、ご家庭の中から「当たり前」に。
本日の「定期教室」2クラスも、無事に終了いたしました。
年長さんの、鏡を使った学習に、
目を輝かせて取り組んでくれたお子さまの表情が、印象的な授業でした。
お勉強の「お約束」を守りつつ、
これは、大前提ですが、
その中でも、楽しみながら、学習のテーマと向き合うことは、
就学後の学びとしても大切だと考えています。
国立小学校の先生がたは、
それぞれの授業の中で、「興味・関心を持って学ぶ」ための「仕掛け」を、たくさん準備してくださっていることでしょう。
それぞれの学びに、前向きに取り組んでいくためにも、
やはり、基本の「姿勢」は、自然と身につけるようにしていきたいものです。
「本番だけ」の意識だと、やり通せないかもしれないのが「姿勢」です。
テスト本番だけ、
あるいは、お教室でお勉強をするときだけ、
「姿勢」を意識しようとしても、
なかなかうまくいかないことがあります。
なぜならば、
意識ができない時には、ついつい、姿勢が崩れてしまうからです。
技術習得の4ステップ
お勉強をするときに、「姿勢」を整える。
これも、ひとつの「技術」と言えるわけですが、
あらゆる技術を習得していく過程では、
以下の4ステップを踏んでいくことになります。
①無意識的無能(意識もしていなければ、できてもいない状態)
②意識的無能(頭では「分かってはいるのに」できない状態)
③意識的有能(頭で考えて「できる」ようになっている状態)
④無意識的有能(意識をしなくても、当たり前のように「できる」状態)
小学校受験を考えてもいなければ、
もちろん、お教室でお勉強をしているわけでもない。
あるいは、ご家庭での「しつけ」も厳しいわけではなければ、
幼稚園や保育園でも、そういった指導を受けていない。
そのような場合には、「姿勢を整えて座る」ということは、
もはや考えも及ばないことでしょう。
当然、小学生になったからといって、
自然に姿勢が整うわけでもないはずです。
ですから、
幼稚園や保育園での「就学前準備」として、
あるいは、お教室での「受験対策」として、
「姿勢を整えて座る」ということは、繰り返し練習をしていくことになります。
「背筋を伸ばしてくださいね。」
「足を閉じてくださいね。」
こういったアドバイスを受けても、「うまくできない」というお子さまは、ほとんどいないといって良いでしょう。
つまり、「姿勢を整える」という「技術」に関しては、
「②意識的無能」の段階は、ほとんどないとも言えます。
(そのくらい「姿勢を整える」ことは、お子さまの身体の機能的には難しくはない、ということでもあります。)
意識さえすれば、ほとんどのお子さまができるのが「姿勢を整える」ことであるわけです。
ところが、
お教室の中では、
たびたび、姿勢が崩れることで指摘をされることがあります。
なぜかというと、
お教室にいる時間中、
ずっと「姿勢」のことに意識のリソースを割き続けることが、
かなり大変だからです。
「テスト本番だったら、頑張れるか」というと、そういうわけでもありません。
逆に、「姿勢」のことに意識の何割かを割いた状態で、
本番レベルの課題に取り組む、というのは、
ちょっとした「ハンデ戦」をやっているようなものです。
受験の課題を、上手にやり通すことを考えたら、
「姿勢」に関しては、「④無意識的有能」のレベルを目指すことが重要です。
つまり、
「お教室だから」「テストだから」と考えなくても、
自然に、姿勢を整えて座ることができるようにすることを目指します。
例えば、ご自宅でも、
「椅子に座るとき」に関しては、ことごとく姿勢を整えて、座れるようにすることが大切です。
これは、「お勉強に取り組む時」といったオンの時だけではなく、
「食卓を囲む時」といった、いわゆるオフの時も共通するようにします。
なぜなら、その姿勢は、「椅子に座るとき」の「当たり前」だからです。
もちろん、椅子に座らない時、
例えば、お布団やベッドに横になっている時や、
ソファにもたれかかっている時は、
「姿勢」について考える必要はありません。
その代わり、
「椅子に座る時」というのは、
ことごとく、「姿勢」を意識することが大切です。
これは、年長さん、年中さんに限らず、
椅子に座って食事等をするようになる1歳・2歳のお子さまにおいても、共通することです。
(初めから「習慣」にしてしまえば、後になってからが非常に楽になります。)
特に、「姿勢」について気がかりな年長さんの皆様は、
「お教室だけ」ではなく、
「普段の生活の中」でも、意識をするようにしてください。
その際、大切なのは、「お父さま、お母さまをはじめとするご家族の姿勢」でもあります。
「ほら、ちゃんと姿勢を整えて座りなさい!」
そうやって言っているお父さまや、お母さまが、
姿勢のお手本になっていなかったとしたら、
お子さまに対する説得力は、全くなくなってしまうでしょう。
特に、年長さんのご家庭では、
できる限り、一家総出で「姿勢」を意識するようにしてみてください。
最初は、堅苦しくて「しんどいな」と思うことがあるかもしれませんが、
2〜3週間もすれば、慣れてくるはずです。
正しい姿勢で座ると、
脳への血流が20〜30%ほど増える(=それだけ脳への酸素供給量も増える)ことになり、
結果的には、集中力の向上や、心の安定にもつながるそうです。
ぜひ、小学校受験をきっかけに、
ご家庭での「姿勢」にも気をつけてみてください。
お申し込み受付中の講座
国立小受験 対策 夏期オールインワン講座
対象:年長の皆様
日時:8月27日(土)8:30〜10:30
受講料:12,000円(税込)
講師:藤田
会場:四ツ谷教室
お申し込みは、夏期講習のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申込みください。
秋季講習
秋季講習の詳細については、『秋季講習のご案内』のページをご覧ください。
①製作・巧緻性講座:9月19日(月祝) 9:00〜10:30
②秋季・運動講座:9月19日(月祝) 11:00〜12:00
③秋季オールインワン講座:9月23日(金祝) ①8:30〜10:30 ②11:00〜13:00
※①②ともに同じ内容の講座です。
④筑波小対策 図形課題集中特訓:9月24日(土) 9:00〜10:00
お申し込みは、秋季講習のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申し込みください。
年長・絵画制作講習
対象:年長の皆様
日時:9月24日(土) 10:30〜11:50(講評含む)
10月10日(月祝) 11:00〜12:20(講評含む)
定員:6名(最低催行人数2名から)
受講料:9,000円(税込)
講師:清水先生
会場:四ツ谷教室
お申し込みは、秋季講習のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申し込みください。
金生先生の行動観察講座
対象:年長の皆様
日時:9月10日(土) ・10月8日(土) ・11月12日(土) ①8:30〜10:00 ②10:30〜12:00
※①②ともに同じ内容の講座です。
受講料:各回10,000円(税込)
講師:金生先生
会場:四ツ谷教室
お申し込みは、金生先生の行動観察講座のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申込みください。
夏休み「個別指導」型講座
対象:年長・年中の皆様
日時:詳細は「個別指導」のページをご覧ください。
受講料:1時間…7,000円(税込)
2時間…10,000円(税込)
3時間…15,000円(税込)
講師:清水先生:絵画制作 巧緻性
会場:四ツ谷教室
お申し込みは、「個別指導」のお申し込みページより、必要事項をご入力の上、お申し込みください。
秋の個別指導講座
詳細は「個別指導」のページをご覧ください。
対象:年長・年中の皆様
日時:火・水・木10:00〜18:00(1.5時間/2時間/3時間)※平日は1時間の指導は実施せず
日曜13:30〜18:00(1時間/1.5時間/2時間/3時間)
受講料:1時間…9,000円(税込)
1.5時間…13,000円(税込)
2時間…17,000円(税込)
3時間…24,000円(税込)
講師:大場先生:ペーパー補習、巧緻性、お話の聞き取り、口頭試問、暁星小学校対策
清水先生:絵画制作 巧緻性
会場:四ツ谷教室
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