日々の生活の中から受験対策」の機会を「創り出す」。
今日も、暑い1日でした。
屋外はもちろんですが、
室内でも、熱中症の危険性がある時期です。
皆さんも、ぜひ、
こまめに水分補給をするなどして、熱中症対策にも取り組んでください。
平日に、家でのお勉強の時間が取れない。そんな時は、
緊急事態宣言下における休園期間は、
積極的に「ステイホーム」が推進されていたこともあり、
むしろ、自宅で過ごす時間がたっぷりありました。
その時には、
自宅でも、いろいろなお勉強に取り組むことができていたものの、
通常どおりの園生活が再開したり、
お父さま、お母さまのリモートワークが解除されたりした後、
なかなか、思うようにお勉強の時間が確保できていない。
このような状況にあるご家庭も、多いのではないでしょうか。
特に、保育園に通っているお子さまについては、
「夏休み」といった期間が無いことで、
他の「夏休み」を過ごしているお子さまとの時間の使い方の差に、焦りを感じることがあるかもしれません。
でも、ご安心ください。
今の生活スタイルの中から、「最大限に、できること」を考えることで、
有意義な夏を過ごすことができるはずです。
いくつか、気をつけていくことを挙げていきます。
①最重要!「睡眠時間は、削らない。」
ここは、最優先で考えたいところです。
なぜなら、
睡眠時間を削ってまでするお勉強は、
親子ともに、必要以上の疲労を生み、
結果として、勉強そのものも効果的ではないからです。
幼児期に限らず、
人は、眠っている間に、身体を成長・回復させ、
記憶を定着させ脳を活性化させています。
睡眠時間を削るということは、
最大の成長の機会を奪っている、ということでもあります。
睡眠時間を3時間削って、3時間半勉強するよりも、
3時間分は睡眠に充てて、30分だけ勉強するのでは、
後者の方が、学習効果も高ければ、健康にも良く、さらには精神衛生上も良いでしょう。
勉強の効果が、今ひとつだという時、
お勉強に集中できていないと感じる時は、
一も二もなく、「寝ましょう」。これに尽きます。
寝不足の状態で活動するのは、
圧倒的にパフォーマンスを悪化させます。
寝ることは「悪」ではなく、
むしろ、寝ることこそ「お勉強」であり「お仕事」である。
こういう価値観が、一般的になればいいのにな、と、常々、感じています。
毎日、十分に寝ることに優先すべきお勉強は、ない、と思っています。
②テレビを消して、スマホやタブレットを手放してみましょう。
1日の中で、「時間がない」と感じる時に、
テレビ番組やスマホなどのゲームによって「受動的に」過ごしている時間を数えてみると、
思った以上に、たくさんの時間が、そこに取られていることに気づくかもしれません。
藤田にとっての「睡眠」と同じくらいに、
「テレビ」や「ゲーム」の存在がエッセンシャル(欠かせない)というお子さまにとっては、その限りではないですが(ここは、個人の価値観ですので「絶対こうあるべき」はないと思っています。)、
そうでもない限り、1日のうちに、テレビやゲームに時間を割かなかったとしても、別に、どうってことはないはずです。
むしろ、気持ちとしては、今までよりもスッキリするかもしれません。
1日の中で、テレビやゲームに取られていた時間が「浮いて」くると、
それだけで、1日が長くなったように感じ、むしろ充実感を感じるかもしれません。
上記の2つを実践した上で、
では、限られた時間で、どれだけ有意義なお勉強の時間を作るか、が、ここからの内容です。
③短時間で取り組めるお勉強コンテンツを複数準備する。
たとえば、
・ひとつの形を「ちぎる」
・折り紙を1枚「折る」
・ひもを使った「かたむすび」「ちょうむすび」「たまむすび」
・すでにマスターした「基礎問題」のペーパー1枚に取り組む
・言われた言葉を一言一句おなじように言う「短文復唱」
・体操座りで座る→きをつけの姿勢で立つ→座るを、「はい」のお返事の練習とともに
ざっと挙げただけでも、6つの内容がありますが、
これらは、慣れてきたら、それぞれが1分程度でできる内容ばかりです。
これらを、まとめて一気にやるのではなく、
たとえば、
・朝、着替えて朝ごはんを食べてから出かけるまでの1分
や
・帰宅後、夕食を食べる前の1分
・お風呂に入る前の1分
など、
1日の中の特定のタイミングで習慣化させるようにします。
毎日、「この時間には、これをやる」と決めておいた方がスムーズかもしれません。
どんなに時間がタイトであっても、
1日のうちに5〜10分くらいなら、なんとか、時間を確保できるはずです。
最低限の学習を「1日5分(10分)」などと決めておけば、
「今日も、勉強したぞ」と言う感覚で、1日を終えることができやすいはずです。
そして、それが、
習慣化のための、前向きな原動力となるのです。
また、
ひとつひとつのお勉強の時間を短く設定しておけば、
お勉強が、スキマ時間に取り組みやすくなるだけでなく、
1日の学習を、「これだけ取り組んだ」と言う自信にもつながります。
たとえば、
1日で、ペーパー学習のみに20分取り組んだ、と言う場合よりも、
1分の学習を合間合間に10項目取り組んだ、と言う場合の方が、
「勉強した」という感覚が、不思議と強くなります。
そして、「たったの1分」と侮ることはできません。
毎日の1分の積み重ねで、
圧倒的な、力と自信がついていくものです。
④じっくり学習は「休日にまとめて」取り組む
平日のお勉強の時間が、あまりたくさん取れない場合は、
平日は、上記③のような、細かい学習を短時間で取り組むようにします。
そして、
「新しく理解を深めるためのお勉強」などは、
休日(週末)に、まとめて取り組むようにします。
と、いっても、
「お勉強」の時間は、
1日に3時間も取り組めば、もう十分です。
(お教室でお勉強に取り組む時間も、含めてカウントして3時間です。)
残りの時間は、
思いっきり遊んだり、
好きな活動をして、過ごしてください。
⑤「お勉強」の時間以外のタイミングに、たくさんの知育や受験対策の瞬間があることを認識する
最後に、
「1日に、お勉強できている時間が少ない」と感じている時には、
「お勉強」を、狭義のお勉強(つまり、机に座って筆記具を持って取り組む活動)に限定して考えていないか、についても、あらためて、振り返ってみてください。
こと、国立小受験に向けた対策を考えた時には、
・公園で遊んでいる時も
・家族でご飯を食べている時も
・好きな絵本を読んでいる時も
・親子でお風呂に入っている時も
・粘土やパズル、積み木で遊んでいる時も
・電車に乗って、少し遠くに遊びに出かける時も
すべての瞬間が、「受験対策」になりえます。
これらの時間を、
お父さま・お母さまが、「受験の対策に繋がっている」と捉えることで、
今まで気づいていなかった「お勉強」の機会について、認識することができます。
そのような視点で、日常を捉え直すことができたら、
たとえば、園からの帰り道での、何気ない会話をすることからでも、
受験対策につながるような「学び」を生み出すことはできるでしょう。
日常生活の中にあふれている「学びのきっかけ」を見つけていく姿勢は、
小学校受験にとどまらず、
お子さまが小学生に進学した後にも役立ちます。
そんな視点を鍛える、という取り組みを、今できていることが、
ご家庭での、学びに対する「文化」を高めることにもなっていきます。
ぜひ、
日常の、ほんの小さな瞬間からでも、
「お勉強」のカケラを、探し出していって、
有意義な受験期の取り組みを、進めていってください。
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夏の特別講習
第1クール「お盆休み前の集中特訓」編
①「製作講習」:8月8日(土) 10:00〜11:30
会場:高田馬場
受講料:9,000円(税込)
講師:藤田
②「行動観察講座」:8月9日(日) 10:00〜11:30
会場:四谷三栄町
受講料:10,000円(税込)
講師:金生先生
※定員に達したため、キャンセル待ちでの受付となります。
③「ペーパー弱点補強講座」:8月9日(日) 13:30〜15:00
会場:四谷三栄町
受講料:9,000円(税込)
講師:藤田
④「口頭試問講座」:8月10日(月祝) 10:00 〜11:30
会場:高田馬場
受講料:9,000円(税込)
講師:藤田
⑤「運動講座」:8月10日(月祝) 13:30〜15:00
会場:高田馬場
受講料:9,000円(税込)
講師:藤田
お申し込み受付
第1クールのお申し込みは、今すぐです。
こちらのお申し込みページから受付をしております。
第2クール「夏の総仕上げ」編
①「オールインワン講座」
日時:8月29日(土) ①10:00〜12:00 ②13:30〜15:30
(①午前、②午後ともに、同じ内容の講座です。)
会場:高田馬場
受講料:12,000円(税込)
講師:藤田
②「ノンペーパー型講座」
日時:8月30日(日) ①9:00〜11:00 ②13:00〜15:00
(①午前、②午後ともに、同じ内容の講座です。)
会場:四谷三栄町
受講料:12,000円(税込)
講師:藤田
お申し込み受付
7/13(月)10:00より、お申し込みページから受付をスタートいたします。
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年長・年中さん向けの定期教室の詳細はこちらから。
体験レッスン受付中
対象:年長・年中
料金:3,000円
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