応用問題も、発展問題も、新傾向問題も、全ては、「基本」の2文字から作られている。
以前、幼稚園で一緒にお勉強していたお子さまと、
今日、路端で、ばったり遭遇しました。
小学生になって、しばらく見ない間に、
すっかりお姉さんの表情になっていました。
こうして、かつて関わらせていただいた方の成長した姿を見ることができるのは、
それだけで、嬉しいことですね。
お子さまたちの成長の一端に関わらせていただけることを、
何よりもありがたく、感じています。
話は変わって今日は、
あらためて、「基本」について書きます。
基本問題を完成させることが鉄則であることは、
何も小学校受験に限らず、その後の学習や受験においても共通して言えることです。
さらに言えば、学習以外のことについても、
「基本の大切さ」は共通していると言えるでしょう。
そうであるにもかかわらず、
どちらかというと、人は基礎や基本をおろそかにしがちなものです。
幼児期のみならず、
小学校以降の学習でも、繰り返すばかりの計算問題や漢字練習を退屈に感じ、
ともすれば、先取りの応用問題に取り組みたくなったりします。
しかし残念ながら、
そのような学習方法では、「それなり」の成果にしかつながらないというのが現実です。
応用問題や発展問題には、
どこかしらの部分に、それまでの基本問題の要素が含まれています。
「難しい応用問題だから、できなくても仕方がない。」
「応用問題に取り組めているだけでも、すごい。」
というのは、半分はその通りなのですが、
実は、それ以前の基本ができていないから、そもそも理解できていない、ということが往々にしてあります。
そのような場合、
いくら、応用レベルの問題を繰り返しても、
本質的な理解は、なかなか得られることはできません。
単調な基本問題を、当たり前のようにやり続けることは、
目立った学力アップにつながっていないように感じるかもしれませんが、
基本問題を積み重ねた先に、一気に、理解のレベルが開ける瞬間があります。
なぜならば、
実は、その基本問題や、一つ前のレベルの問題に、
理解が曖昧な部分が隠れていることが、意外なほどたくさんあるからなのです。
そして、その曖昧な部分を理解することで、
自然と、応用問題も理解して解くことができるだけの土台ができあがるのです。
簡単な問題を、「つまらない」と言ってやりたがらないこともあるでしょう。
もちろん、そんな時は、
無理やり取り組ませようとするのは、得策ではありません。
お勉強そのものを嫌いになってしまう可能性があるからです。
ですが、それと並行して、
この時期から、「簡単のように思えることを、ひとつずつ積み重ねていくことが、もっとも大切なことのひとつでもある」ということも、
少しずつ、伝えていくことができれば、
それは、後々に大きな成果を出すために必要な価値観となっていくことでしょう。
「国立小合格のためには、何か、特別なことをしなければならないのではないか。」
と、感じることも、あるかもしれません。
ですが、その特別なこと、というのは、
誰もがうなるような難題にチャレンジすることではなく、
「誰もが1日ならできるような当たり前のことを、毎日、当たり前のようにやり続ける」
ということを指しています。
たくさんのことをやろうとしないで、
できることを、少しだけ。
積み重ねていった先に、大きな成長を感じることができるはずです。
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