年末年始の帰省中、移動の車内でもできる「知的ゲーム」6選
年の瀬も差し迫ってくる時期となりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
都内から、地方への帰省ラッシュがピークとなっているそうです。
冬休みの帰省やご旅行で、長距離移動をされる方、
特に、ドライバーの皆様は、気力を使い大変なところかと思いますが、
今年のラストひと頑張り、安全運転で気をつけてご移動ください。
長距離移動の時間は、
身体が拘束されているので、できることも限られてしまいます。
ですが、こういう時間も、
ゲーム感覚で、知育の時間を取り入れていけると、
知らず知らずのうちに、学ぶ力も高まります。
今日は、ご旅行の際の車内でもできる、知育ゲームをいくつかご紹介します。
車内でもできる知育ゲーム
1音1文字・「同頭音」「同尾音」系
①「○つの音でできているもの」ゲーム
たとえば、「3つの音でできているもの」を、できるだけ沢山言います。
・カラス
・いるか
・ゴリラ
・ごぼう
・サクラ
・……
制限時間(60秒など)を決めて、いくつ言えるかを勝負します。
「○つの音」を理解することが、ゆくゆくの「○文字」につながります。
②「○」から始まるもの(「○」で終わるもの)ゲーム
たとえば、「か」から始まるものであれば、
・かめ
・貝
・かまきり
・かさ
・かぼちゃ
・……
と言った風に、
「か」で終わる言葉なら、
・しか
・イカ
・スイカ
・めだか
・サザンカ
・……
と言った風に、
こちらも、時間を決めて、いくつ言えるかを勝負します。
お題を決めるのも、お子さまとお父さま・お母さまが交互に出してあげてください。
あと、お父さま・お母さまが答える場合は、
どんどん、答えていくのも良いですし、
あえて、言いよどんだり考え込んでみたりすることで、そのお題をお子さまが考えたり、「ぼく、分かったよ!」と思いついたり得意になるようにするのも、良いと思います。
記録がいくつでも、「たくさん答えられたね。」とほめてあげるのがポイントです。
そうすることで、楽しく続けることができます。
③しりとり
この手のゲームとして、もはや王道ともいえる「しりとり」。
しりとりは、「始まりの音」「終わりの音」が分かっていることでできるゲームです。
同じ言葉を言うことを「良し」とするか「いけない」かで、難易度を調整することができます。
また、「1音1文字」の要素も加えて、
「○文字しりとり」とするのも良いでしょう。
スムーズにできるのは、2文字か3文字くらいです。
たとえば、
お子さまは3文字、お父さまやお母さまは、5文字、6文字とかにすると、良いハンデの付け方になるでしょう。
文字数を調整して、ちょうど良いゲームバランスを探ってみてください。
分類課題系
④「○○の仲間」クイズ
これも、制限時間内に、できるだけたくさん答えるものです。
お題の例としては、
「動物の仲間」「お花の仲間」「野菜の仲間」「虫の仲間」「魚の仲間」「果物の仲間」と言った、理科的常識につながる分類の他にも、
「赤いもの」といった色系、
「夏のもの」といった季節の仲間、
なども、良いでしょう。
運転中でない保護者の方がいらしたら、
知らなかったものの名前を、検索して画像を見てみるのも良いかもしれません。
⑤クイズ「私は誰でしょう?」
あるものについて、その特徴を言いながら、いくつのヒントで当てることができるか、を競います。
例)「クイズ、私は誰でしょう?」
「私は、生き物です。」
「私には、羽がありません。」
「私は、赤ちゃんで生まれます。」
「私は、長い首があります。」
「私の好きな食べ物は、木の葉っぱです。」
「私の体の色は、黄色と茶色です。」
………
答えは「キリン」です。
最初は、いくつでも答えて良いことにしておいても良いでしょうが、
当てずっぽうで、どんどん答えてくるようなお子さまの場合は、
ひとつのヒントを言う際に、1回しか答えを言えない、といったルールを追加しておくと良いかもしれません。
あとは、もし、前に出ていた「私」の特徴に反する答えが出てきたら、
「でも、さっき○○って言ったよ。」と確認することも大切です。
複数の条件を、記憶に留めながら考える癖がつきます。
⑥「私は誰でしょう?」クイズ Part2
同じく、「私は誰でしょう?」ですが、
先ほどのものと違うのは、「答える方が質問をして考える」ということです。
少し難しくすると、
「はい」か「いいえ」でしか答えられない。
というルールをつけると良いでしょう。
例)「私は誰でしょう?質問をしてください。」
「動物ですか?」→「いいえ」
「食べることはできますか?」→「いいえ」
「家の中にありますか?」→「はい」
「何かの道具ですか?」→「はい」
「料理を作るときにつかいますか?」→「はい」
「木でできていますか?」→「いいえ」
「プラスチックの仲間ですか?」→「いいえ」
「鉄の仲間ですか?」→「はい」
「切ることはできますか?」→「はい」
「まな板と一緒に使いますか?」→「はい」
………
答えは「ほうちょう」です。
こうした質問をするのは、少し難しいかもしれませんが、
挑戦できそうであれば、ぜひ、チャレンジしてみてください。
あるいは、お子さまが問題を出す側になってもらって、
お父さま、お母さまが質問をする側で、取り組んでみることができても、良いでしょう。
答えは、「動物」「植物」「食べ物」「道具」など以外にも、
「キャラクター」「物語の人物(たとえば、桃太郎)」などでも、面白いです。
大切なのは、「クイズに正解すること」というよりも、
むしろ「楽しみながら考える」ことですので、
正解した時も、不正解だった時も、
お父さま、お母さまが楽しみながら、一緒に取り組む、ということが大切です。
もちろん、車内でもできる知育系ゲームは、他にもいくつでもあるでしょう。
「こんなゲーム、面白いんじゃないかな」と、
楽しめる遊びをどんどん開拓していってください。
また、お子さまに、ゲームを考えてもらうことも大切です。
お子さまが作ったゲームのルールが、少々、無茶があったとしても、
一度は、そのルールで、どんなゲームになるか、と一緒に遊んでみてください。
お父さまやお母さま、先生に与えられたルールを守る、ということだけではなく、
ときには、「ルールを作る側」にも立って、遊べる、という経験をしていくことも、良い学習となるでしょう。
子どもたちというのは、遊びづくりの天才です。
私自身も、幼少期には、
年齢が違う子どもたちで、ちょうど良いゲームバランスを考えながら、
独自の遊びを作って、楽しく遊んだものです。
ぜひ、ご旅行の際などには、
暇つぶしに、これらのような知育系ゲームで、楽しく遊んでみてください。
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