小学校受験期から、お子さまが「決める」ことも経験していきましょう。
週末、いかがお過ごしでしょうか。
今週末の日曜日は、定期教室はお休みですので、
ゆったりとした、土曜日を過ごしています。
小学校受験において、「自由度のある課題」は出題されるか。
小学校受験の課題は、
基本的に「指示行動」であるといえます。
ペーパー課題の問題にはじまり、
制作の工程についてや、運動のやり方などについても、
それぞれの「取り組み方」が、口頭で指示されます。
その指示を、注意深く聞いて、
指示通りに行動をすることが求められます。
ですが、
国立小受験の課題においては、
「やることの全てが決められている」わけではありません。
たとえば、
・いくつかの遊びを選んで取り組む「自由遊び」
・模倣運動の際の「好きなポーズをとってください」
・制作の際の「自由絵画」
・個別課題において、「触ったり、動かしたりしてもいいですよ」
など自由度の高い課題は、特にノンペーパーのお茶の水小、竹早小などで出されることがあります。
あるいは、
・「好きな食べ物は何ですか?」という質問をはじめとする口頭試問の課題も、
考えようによっては、回答に自由度がある問題ではあります。
こうした課題に対して、
「正解を教えてもらえないと、どうしていいか分からない」ようだと、
課題に対して、困惑、沈黙してしまうこともありうるでしょう。
「言われた通りに、行動できる」お子さまであっても、
「好きなようにやってみてください」と言われたら、手が止まってしまうということもあります。
このような課題が出た際に、
「自分で、何をするか決めることができる」ことが、必要になってきます。
お子さまに「決める」機会を設けさせているか。
「決める」ということは、
経験がないと、なかなか急にはできないものです。
特に、小学校受験に向けた学習は、
その多くが、「指示を聞いていないと解けない」「指示通りにやれば正解」という課題に対する取り組みのため、
お勉強の中で、「自由に発想する」「自由にやってみる」という機会は、そこまで多くありません。
それに加えて、
もし、日常生活の中でも、
あれも、これも全てを「言われたとおり」にやるような状況にあるとしたら、
急に出された「自由に」という課題に、困惑してしまうことになります。
ですから、
時には、お子さまが自由に発想したり、
お子さまが「何かを決める」という機会を、意図的に作っていくことも、必要です。
お子さまが「決める」機会は、日常生活の中でも、作り出すことができます。
たとえば、
「お休みの日に、どの服を着るか」
「レストランに行って、何を食べるか」
「読み聞かせの時に、どの本を読んでもらうか」
「今日は、ぬり絵で遊ぶか、パズルで遊ぶか」
というような、些細なことについても、
「選ぶ」という経験を積み重ねていくと良いでしょう。
日常のあらゆることを、お父さまやお母さま、周りの大人の指示や承認がないとできない、という状態にするのではなく、
ひとつひとつ、決められた範囲の中から「選ぶ」ということを経験していくことで、
小学校受験の枠を超えた「自立」のためのステップも、踏んでいくことができます。
ぜひ、お子さまが「決める」という機会も、意図的に設けていってみてください。
年中さん・年少さん向けの定期教室の詳細はこちらから。
体験レッスン受付中
対象:年中・年少 料金:3,000円 特典:図形センスを磨く「紙パズル」をプレゼントします! |