国立小受験の口頭試問の練習をする際に気をつけるポイント
本日は、建国記念の日でした。
お仕事がお休みだった、という方もいらっしゃることでしょう。
お休みの日だからこそ、お子さまとゆっくり過ごすことができた方も、いらっしゃるかもしれません。
平日は、なかなか、お子さまと一緒の時間を過ごすことが難しくても、
こうした休日や祝日にこそ、お子さまと一緒の時間を過ごせる貴重な時間があるのかもしれませんね。
本日は、「口頭試問」の練習をする際に気をつけるポイントについてご紹介します。
国立小学校の受験は、
基本的に、短時間の中で、一斉に課題に取り組むものがほとんどです。
・ペーパー課題
・制作課題
・行動観察
などについては、15〜30名の教室で、一斉に取り組みます。
試験官の先生が複数名いらしたとしても、
すべてのお子さまの様子を、すべての瞬間、つぶさに見ることは、なかなか現実的ではないように思えます。
それに対して、「口頭試問」というのは、
基本的に試験官となる先生と、お子さまが1対1で関わる数少ない機会です。
(複数のお子さまがいる教室の中で質問がなされる場合や、お子さまが3名横並びになってお話をする場合もありますが、いずれの場合にも、試験官の先生が質問をして、お子さまが答える瞬間には、必ず「1対1」の関係が成立しています。)
ですから、「口頭試問」での立ち居振る舞いは、
国立小受験の考査において、かなり重要なポイントになってくるとも考えられます。
口頭試問の練習で、今、気をつけること。
そんな、重要な口頭試問ですが、
ご家庭で練習をする際に、気をつけたいことがあります。
まず、第一に大切にしたいのは、
口頭試問の練習の時間のゴールを、
お子さまが「お話をすることが楽しいな」と思えることに設定するという意識をすることです。
そのためにもポイントになるのが、
口頭試問での「正解」を意識しすぎない、ということです。
たとえば、お話をする際に、
「です」や「ます」をつけてお話ができることは、素晴らしいことですし、
「お兄さん、お姉さんのお話の仕方」として、「です」「ます」をつけて答えることも、練習をしていきたいところではあります。
ですが、お話をするたびに、
「です」「ます」をつけることを、その都度、指摘していたら、
だんだんと「お話しづらいなあ」と感じるようになってしまうかもしれません。
あるいは、お話の内容に気を配るあまり、
「『好きな食べ物』は『ピザ』じゃなくて『肉じゃが』にしようよ。」
などと、答え方を教え込んでいくのは、いかがでしょうか。
お子さまは、「(目の前の大人にとっての)正解」ばかりを意識するようになり、
その結果として、
「質問に答えられず考え込んでしまう」
「答えに覇気がなくなる」
といった、事態を引き起こしてしまうかもしれません。
それらの状況を防ぐためにも、
大切にしたいのは、
「お子さまのお話の内容は、(それがどのような答えであれ)いったんは、すべて受け止める」ということです。
そして、細かい内容よりも、
「素敵なお声で話せたこと」
「目を見てお話できたこと」
「笑顔が素敵だったこと」
など、態度面、印象面で優れていることや、以前よりもよくなったことがあれば、そういった箇所を認めて、褒めるようにします。
そうした部分に着目をしていくことで、
お子さまは、自分の答えを、堂々と、お話することができるようになるでしょう。
お子さまのお答え、ひとつひとつを、
「それも、いい答えだね」
「なるほど、〇〇が好きなんだね〜」
などと、味わいながら、お話を楽しんでみてください。
細かい言い回しなどを覚えていくのは、「いますぐ」でなくても、構いません。
まずは、「楽しむ」ことに主眼をおいて、お話練習をしてみてください。
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