受験、直前期に必要な「ピーキング」の心得
明日から、筑波大学附属小学校の第2次選考が行われます。
この検査を、小学校受験の最後のヤマ場とされている方も、いらっしゃることかと思います。
直前期、「少しでも!」と、対策を積み重ねている皆様が、
実力を最大限に発揮できるための「ピーキング」について、ご紹介いたします。
「ピーキング」とは
そもそも、「ピーキング」とは何かというと、
本番に、コンディションをピーク(peak)つまり頂上に持っていくことを言います。
スポーツの世界でよく使われたりしますが、試験など、勝負事の際は、ピーキングのテクニックを活用することができます。
今回は、小学校受験のためのピーキングについてまとめて見ていきましょう。
実力を最大限に発揮するためのピーキング・テクニック
ピーキング・テクニック①〜質の高い睡眠をとる〜
これは、小学校受験に限らず、すべての勝負事について言えることです。
ともすれば、日常的に意識したい項目だとも言えるかもしれません。
睡眠の質が、仕事や勉強の質を左右します。
以下、睡眠についての注意ポイントを挙げます。
・夜更かしをしない。
直前期、1問でも多くの演習をしたくなる気持ちも分かります。
ですが、夜更かしや徹夜をしていいのは、翌朝までに成果物を納品する必要に迫られている時くらいです。
寝ることによって、記憶の整理整頓が行われます。
小学校受験をする受験生の皆様なら、9時間以上は寝るようにしてください。
(諸説ありますが、大人でも7時間くらいは睡眠をとりたいところです。)
もちろん「睡眠時間については個人差がある」、というご意見もあるでしょうから、補足をしておくと、
朝、自分で目が覚めていない場合は、寝不足の可能性があります。
もし、毎朝お子さまをたたき起こす必要性に迫られているとしたら、就寝時間を早めるのが賢明です。
・寝室の環境を整える
睡眠の「量」だけでなく「質」も大切です。
「たくさん寝ればそれだけでいい」というのであれば、1日を寝て過ごせばいいのかということになりますが、そうではありません。
質の良い睡眠をとるためには、寝室の環境を整えます。
具体的には、
・寝室内にスマホなど電子機器を持ち込まない(アラームで起きているなら、ある意味睡眠時間が不足しています)
・布団や寝具はこまめに洗濯して干す(ダニ・ホコリなどのハウスダストが睡眠の質を悪くします)
・寝室の照明は落とす(完全消灯すると怖がるので、うっすら暖色系の光をつけるようにします)
・寝室内に、なるべく物を置かない(寝室が散らかっていると、落ち着いて休むことができなくなります)
といった項目に注意をします。
本日、都内の天気は晴れの予報です。
ぜひ、お布団を干して、ほかほか気分で寝られるようにしてみては、いかがでしょうか。
ピーキング・テクニック②〜バランスのとれた食事をとる〜
“You are what you eat.(あなたは、あなたが食べたものでできている。)”という格言があります。
食べ物は、栄養素でできていますが、食べたものによって、身体が作られ、身体を動かすことができます。
集中してお話を聞くことができるのも、素早く問題が解けるのも、正しく工程を覚えて身体を動かす制作も、運動も、
全て、脳の力が影響しています。
そして、脳を作るのも、食べた物だということです。
脳に、酸素が運ばれることでうまく働きますが、
脳に酸素を運んでいるのが血液であり、その通り道が血管です。
毎日の食生活で、身体が作られます。
過去の食事の蓄積が、今の自分の身体、ということになります。
日常的な食生活習慣についての話は、またの機会に譲るとして、
直前期の食事は、どうしたらいいのか、ということについて書きます。
・好きな食べ物(飲み物)は何ですか?
お子さまは、この質問について、即座に答えられますでしょうか。
その答えが、一問一答形式で、記憶するだけになってはいないでしょうか。
「好きな食べ物は何ですか?」ーー(例えば)「カレーライスです。」
これだけのやり取りの中に、たくさんの情報が含まれます。
「相手の目を見て話しなさい」
「大きな声で答えなさい」
「姿勢を正して答えなさい」
・・・
形を指導することは、ある程度まではできます。しかし、そこに伴う感情まで指導することは、なかなか難しいです。
それに、感情までを指導することは、本質的ではないと思います。なぜなら、そうやって出す感情はリアルではないからです。
だとしたら、同じ「カレーライスです。」だとしても、
鮮明な記憶として、それを思い浮かべながら話した方が、表情豊かに伝わる可能性が高まります。
せっかくですから、お子さまの好きな食べ物や飲み物を、食卓に並べてみるのは、いかがでしょうか。
ピーキング・テクニック③〜食べものは、身体の栄養。〇〇は、心の栄養。〜
「好きな食べ物」のところで合わせようかとも思いましたが、あえて別項目にまとめてみました。
一時期まで、「食事は、身体の栄養素を摂っているのだ。」と考えている時がありました。
ですが、現在は、食事の目的は「それだけではない」という考えでいます。
食べ物を「おいしい」と感じるかどうかは、
その食事を食べる食卓の環境とも、大いに関係してきます。